音には高い音から低い音まで、それぞれ異なった周波数があり、一般的に低い音は下から、高い音は上から鳴らすのが良く聞こえるとされている。車の場合、スピーカーはドアの下のほうに装着されているケースが大半で、これでは聞き手にすべての音域を満喫させることはなかなか難しい。そこで、サブウーファーとツイーターという二つのスピーカーが大いに役立つ。
サブウーファーは、一般的なスピーカーシステムで不足しがちな重低音を補う役目を果たすもの。出力用アンプを介し、増幅した低音のみを鳴らすものである。最近ではアンプを内蔵したタイプもあり、スピーカーの配線に接続するだけで重低音を楽しめるものも販売されている。また、その構造上、共振のための空間を必要とするため本体は大きくなりがちだが、シート下に装着できるコンパクトなものも販売されており、価格的にも2万円台から購入が可能になっている。
対してツイーターであるが、こちらはウーファーとは全く違う音域、高い音を鳴らすものである。周波数で言えば、3khz〜20khzあたりの音域をカバーするもので、シンバル、トライアングル、ベル、スネアドラム&シンセサイザーの高音など、通常のスピーカーでは鳴らしきれない高音を発生させる。最近の高級車では標準装備されているものも多く、フロントガラスを支えるピラーやインパネ上部などに装着されているケースが多い。車内でも高めの位置に取りつけるのが大きな効果を得る秘訣だ。
純正位置のスピーカーをメインとし、その上下の音域をサブウーファーとツイーターによってカバーすることで、音域はさらに広がりをもち、車内とは思えないほどの高音質を簡単に楽しむことができるのだ。 |