VICS(道路交通情報通信システム)とは、さまざまな交通情報を集約し、道路上に設置されたビーコンやFM多重放送によって最新の道路情報をユーザーに伝達するシステムのこと。各都道府県の警察が収集した一般路の情報と、道路公団が収集した高速道路の情報がVICSセンターに集約され、発信されている。
この情報を利用する場合、まずはカーナビに表示させるために受信機を取り付けなければならない。VICSでは、一般道の光ビーコンと高速道路の電波ビーコン、さらにFM多重電波という3方式で情報が伝達されている。ユーザーはこれに対応した各種レシーバーを装着することで、最新の情報を受け取り、カーナビ画面に表示することができるのだ。しかしFM多重チューナーについては標準装備のモデルも多いが、これだけでは渋滞回避ルート探索など本当に役立つ機能は使えない。VICSを活用したいのであれば、すべての方式に対応する受信機を、数万円出して揃える必要がある。
ただし、受信機を装着してしまえば、他にお金はかからない。加入費用も受信装置の価格に含まれているため、一切必要無い。受け取れる情報はレベル1から3まであり、レベル1が文字情報、レベル2が図形情報、そしてレベル3では地図画面上に渋滞路を赤く塗るなどの分かりやすい表示となっている。
VICS情報を利用すれば、地図表示と道路案内がリアルタイムなものになり、よりスムーズな道を選び誘導してくれる。特に昼間の街中を走ることが多いユーザーや、日曜日に行楽地にいくことが多いユーザーなど、渋滞に懲り懲りしている人にとっては非常に役立つシステムと言えるはずだ。 |