任意保険には6つの担保種目(保険金を支払ってくれる事故の種類)がある。大抵のユーザーがこれら6つの担保をセットにしたものを契約していることになるのだが、その内容についてはあまり理解していないのではないか。ここではそのそれぞれについて解説をしていくことにしよう。
まずは対人賠償。これは他人を死傷させた場合に法律上の賠償責任を負った場合に補償してくれるというもの。自賠責では3000万円が限度になっているが任意保険の場合は無制限という契約ができるのが大きな違いである。
次に対物補償。これは物に対しての補償。ガードレールや電柱、民家の壁など自分の所有物ではないものを損傷した場合に賠償責任を負った場合、保険が補償してくれるというもの。こちらは任意保険ならではの補償で、対人賠償と同様に無制限で補償してもらう契約ができる。
3つ目は搭乗者傷害だ。これは保険契約者が運転する車に同乗している人間が死傷した場合に保険が補償してくれるというもの。
そして4つ目は自損事故。誤操作などにより自分自身が死傷した場合に支払われる保険となる。こちらは他の担保を契約した場合には自動的に付帯される。
5つ目には無保険車傷害がある。保険に未加入で、賠償能力がない相手によってこちら側が死亡したり高度障害を負った場合に適用される保険である。こちらも自損事故と同様に他の担保を契約した場合には自動的についてくる。
最後に車両保険。自分の車が事故などで壊れた場合にその修理費を補償してくれというものだ。
任意保険にはこれら6つの基本担保種目が用意されているのだ。大抵はセットになっていて、そのすべてを契約するSAP、車両保険を除いたPAPなどが有名である。またこれら6つの中から個別に選択できるBAPというセットもある。これはすべてが自動車保険においては非常に重要な役割を果たすものになる。あらたに保険を契約する際や、保険の内容を見直す際は保険料や割引・特約ばかりに気をとられず、基本要素をしっかり確認しておくことが大切だ。 |