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M・ベンツが初めて作った横置きエンジンのFF車だけに、パワープラントはまったくの新作。直列4気筒SOHCエンジンを前方に59度傾け、前席の足元に半分もぐりこませるように搭載している。これは衝突安全性を高めるための配慮。前面衝突時には、エンジンがドライバー足元の床下へ潜り込むように落下することで、居住スペースへ侵入しないようになっている。
トランスミッションは5速ATで、メルセデス流ジグザグのシフトゲートを採用。Dレンジからシフトレバーを左右に倒すとシフトアップ&ダウンが可能なティップシフト機構を装備する。
また、安定性を高めるため、全車にESPを装備している。ESPとはエレクトロニック・スタビリティ・プログラムの略。クルマが不安定な挙動を見せると自動的にエンジン出力を絞り、必要な車輪にブレーキをかけて、スピンやコースアウト、横転などを抑えてくれるシステムだ。
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←床下は二重になったサンドイッチ構造を採用した。衝突時でもエンジンは居住空間へ侵入しにくい |
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スリーポインテッドスターが輝く、押し出しの強いラジエターグリルを採用するフロントマスクは、まごうかたなくベンツ顔。
ボンネットからフロントガラスに延びるラインは連続した曲面で、全体にかたまり感のあるシェイプだ。しかも四隅に追いやられたタイヤが、踏ん張り感を強調している。サイドウインドウの構成も個性的で、イメージスケッチをそのまま市販車にしたような印象だ。
インパネは楕円を多用したデザインで、色使いは明るめの上品なもの。フロントガラスがはるか前にあるため、ダッシュボードの上が広々と空いている。
リアシートには110mmのスライド機構を採用するほか、1対2の分割で折り畳みが可能。さらに取り外しもできるため、乗員や荷物の量に合わせてフレキシブルに対応できる。ロングホイールベースのA160Lは後席ドアが長くなっており、乗降性も一枚上手だ。
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←インテリアは楕円や曲線を巧みに使うことで、柔らかいイメージのインパネに仕立てられている
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