自動車に使われるオイルの中でも最も重要な働きがあるエンジンオイルの効果、役割についてさらに詳しく説明しよう。
まずエンジンオイルの第一の働きとして潤滑効果がある。オイルが注入されるのは、歯車やクランクなど金属と金属がこすれる、もしくは噛み合う場所が多い。このような場所にオイルを入れることで摩擦抵抗を減らす効果がある。またオイルには主成分であるベースオイルのほかに約20%の割合で添加剤が加えられており、その成分の一つとして摩擦調整剤というものが配合されている。この効果もあってエンジン内の負担を和らげ、同時に燃費向上にも役立っているのだ。
次に挙げられる働きが洗浄効果である。エンジン内は燃料が高温で燃焼するため、ススなどが発生しやすい。これらがエンジン内に付着していくと、各部の動きが悪くなり燃焼効率が低下する。これを防ぐ目的でエンジンオイルには「洗浄分散効果」をもつ添加剤が配合され、クリーニングも行っているのである。特にディーゼルエンジンは、その特性として排出ガスに硫黄分を多く含むため、ディーゼルエンジン用オイルはそれを中和するアルカリ性添加剤なども配合されている。
このようにオイルはエンジン内で2つの大きな働き、「潤滑」と「洗浄」を行っている。オイルが減ったり、汚れたりするとこの効果が薄れ、車の性能が発揮できなくなったり、故障を引き起こす原因にもなるのだ。オイルは重要な役割を担ってるということを常に頭に入れておきたい。 |