12カ月点検は、車検(24カ月点検)から12カ月後に行う整備・点検であり、安全確保、公害防止の観点から実施される道路運送法で定められている整備である。
しかしながら12カ月点検は法で定められているとはいえ、厳密に整備を受けその証明を求められるものではない。車検とは異なり、12カ月点検を行わなくても罰則はないのだが、やはり道路を安全に走行する上では必要不可欠な整備・点検なのである。このようなことから、あくまでもユーザーの責任において整備を行うようにと定められているということも言える。
12カ月点検で行われる整備箇所は、かじ取り装置、制動装置、走行装置、動力伝達装置、点火装置、原動機、排ガス&マフラーとなる。それぞれ細かく点検ポイントがあるが、もちろんそのほかにもオイルやブレーキパッドなどの消耗品の交換や愛車に必要と思われる整備を追加していくことも必要だ。
点検はディーラー、自動車販売店、整備工場などに任せるのが確実といえる。点検費用は、消耗品などパーツ代金の実費を除いて、クルマの大きさ(排気量)により異なるが8000円から2万円弱というのが相場となっており、決して高いものではない。
かつては同内容の整備を6カ月ごとに行う、6カ月点検というものが定められていたが、法律の改正により現在は1年ごとの12カ月点検のみとなった。これは整備をしなくても良いからというものものではない。それだけクルマの保守管理に関してユーザーの自己責任が大きくなったということである。
クルマはとても便利で楽しい乗り物であるが、一瞬にして非常に危険な乗り物にも変わる。そのあたりをよく考え、クルマを常に安全に走行できる状態に保つようしっかり整備をしておきたい。 |