アストンマーティンの起源は1910年代にまで遡る。1913(T2)年に開催されたアストン・クリントンのヒルクライムレースでライオネル・マーチン大尉が優勝。これを記念して、マーチンとリチャード・バムフォード(英国シンガー社のロンドン代理人)が創設した自動車会社をアストンマーティンと名づけた。その後のアストンマーティンは次々と経営者が変わるが、47(S22)年にはデイビッド・ブラウン卿が経営権を掌握。自らの名を冠したDBシリーズをリリースする。90(H2)年にはフォードの傘下に収まった。
007がこよなく愛したDBシリーズ
アストンマーチンは映画007のボンドカーとして有名だが、そのボンドカーとして使われたDB7に代わって2004(H16)年から販売されるようになったのがDB9。流麗かつ迫力ある外観スタイルをもつ上級の2ドアクーペだ。搭載される5.9LのV12DOHCエンジンは、335kW/570N・mの動力性能を発生する。タッチトロニックと呼ぶパドルシフト付きの6速ATと6速MTが設定される。トランスミッションがリアに搭載されカーボンファイバーのドライブシャフトでエンジンと結合される、これによって前後50:50の理想的な重量配分を実現している。(2003.10)
アストンマーティン DB9のフルモデルチェンジ一覧
新時代の潮流を作ったシンボリックなモデル
フラッグシップモデルとして君臨するのがV12ヴァンキッシュ。2001(H13)年に始まったアストンマーチンの新しい流れを作った最初のモデルとも言える。メインのDBシリーズに対してさらに高性能を求めて開発力のすべてを注ぎ込んだともいわれる2ドアクーペで、フェラーリ550マラネロに対抗するモデルともなった。搭載される5.9LのV12エンジンは450ps/56.6kg-mを発生。ステアリングの裏側に設けられたパドルで操作するクラッチレスの6速ギアボックスによって最高速は330km/hを超えるという。ボディはアルミでフロアトンネルはカーボンファイバー製となる。(2001.10)
アストンマーティン V12ヴァンキッシュのフルモデルチェンジ一覧
コンパクトなアストン
アストンマーチンV8ヴァンテージは、ラインナップの中ではコンパクトなクーペボディをもつ。コンパクトと言っても全長は4.4m弱で全幅は1900mmに近い。エンジンは283kW/410N・mのパワー&トルクを発生する4.3LのV8DOHC。FR車ながら、6速MTのギアボックスはリアのミッドシップに搭載され、アルミ製のトルクチューブに入ったカーボンファイバー製のドライブシャフトによってエンジンと結合されている。アルミパネルなどを使ったインテリアは新鮮でスポーティな印象を与えている。(2005.6)
アストンマーティン V8のフルモデルチェンジ一覧