アメリカの繁栄の象徴ともいえるプレミアムブランドのキャデラック。しかし、もともとは独立した自動車メーカーだった。材木商で富を成していたウィリアム・H・マーフィは、1902(M35)年にデトロイトでキャデラック自動車会社を設立する。キャデラックの名は、デトロイトの町の基礎を築いた人物の名に由来していた。先進性を誇ったキャデラック車だったが、経営状態はいま一つで、1909(M42)年にはGMの傘下に収まることになる。ただしそれ以後も、GMの中の高級ブランドとして確固たる地位を築いていった。
高級セダンとSUVのクロスオーバー
CTSで開発されたシグマアーキテクチャーと呼ぶFRプラットフォームをベースに、AWD機構をプラスしたSUV。シャープな面で構成されるデザインはアート&サイエンスの流れの中にあるもので、大幅な改良を受けた新世代のノーススターエンジンである4.6LのV8エンジンはパワー&トルクは238kW/420N・mと余裕十分で、5速ATが組み合わされる。横滑り防止のスタビリトラック、マグネティック・ライド・コントロール、トラクションコントロール付きABSなど安全装備を装着。2列または3列シートの7人乗りの室内はフルフラット化が可能なほか、3列目の電動格納も可能だ。(2004.1)
キャデラック SRXのフルモデルチェンジ一覧
スポーティな走りのミディアムプレミアムサルーン
GMのプレミアムブランド、キャデラックのミドルクラスサルーン。大型デュアルフロントグリルと縦型ヘッドライトの最新デザインアイコンをもつ外観は、スポーティさを強調。クーペ風の流れるようなラインに大きく張り出したフェンダー、サイドエアベントも採用された。走りにかかわる足回りや車速感応式ステアリングなどは、過酷といわれるドイツニュルブルクリンクサーキットで開発が行われた。ハンドクラフトを効果的に取り入れた高級なインテリアの室内は、メタル調パーツでスポーティさも表現。インパネを前方に配置、ゆったりした空間となっている。3.6LのV6の直噴エンジンも採用。(2007.10)
キャデラック CTSのフルモデルチェンジ一覧
駆動方式が変わりキャラ一変
セビルの後継モデルとなるラグジュアリィなパフォーマンスセダン。基本プラットフォームはシグマアーキテクチャーと呼ぶFR車用のもので、外観デザインもシャープな面で構成されるアート&サイエンスのコンセプトに基づくものとなった。エンジンは3.6LのV6と4.6LのV8の2機種で、ともに可変バルブタイミング機構を採用するなど、最新の技術が盛り込まれパワフルに仕上がっている。マニュアル操作が可能な電子制御5速ATと組み合わされ、4.6L車にはFRのほかにAWD車の設定もある。キャデラックビジョンやボーズサウンドシステムなどの快適装備が全車に標準で装着される。(2004.11)
キャデラック STSのフルモデルチェンジ一覧