独自のスタイリングとメカニズムで個性を主張するシトロエン。創業は1919(T8)年で、企業家のアンドレ・シトロエンがタイプAを量産したことに端を発する。第2次世界大戦後は大衆車の2CV、ハイドロニューマチックサスペンション付きのDSなどヒット作を連発したが、石油危機を発端に74(S49)年に経営破綻してしまう。この状況に対してフランス政府は救済に乗り出し、10億フランをプジョーに融資してシトロエンの子会社化を手助けした。現在ではPSAグループのなかで独自のクルマ作りを実践する。
油圧サスで独特の乗り味をもつアッパーミドルサルーン
シトロエンの上級セダン。外観はシトロエンの新しい方向性を示すデザインで、異形のクリアヘッドライトとダブルシェブロンを強調したフロントマスクが特徴。セダンスタイルながらリアはハッチバックドアを採用し、独特の使い勝手を実現する。FFの駆動方式を生かした室内空間はアッパーミドルサルーンとしても広々としたものだ。シトロエン独自の電子制御油圧式サスペンションであるハイドラクティブIIIを採用し、新しい次元の快適な乗り心地を実現した。エンジンは2Lの直4と3LのV6の2機種で、ともにシーケンシャルモード付き4速ATが組み合わされる。(2001.7)
シトロエン C5のフルモデルチェンジ一覧
ほかにはない個性派モデル
際立って個性的なスタイリングを採用したミドルサイズのクーペ。C4にはサルーン(ハッチバック)の設定もあるが、一段と際立ったデザインを採用するのがクーペであり、サルーンとは異なるシャープなラインを取り入れたデザインが特徴だ。インテリアも透過式デジタルディスプレイやステアリング中央部分が回転しないセンターフィックスステアリングを採用するなど、ほかのクルマにはない個性的な装備が光る。エンジンは1.6Lと2Lの直4DOHCで、それぞれ80kWと130kWのパワーを発生する。HDDナビを標準装備するなど、快適装備は充実し、2L車にはASRやESPなどの安全装備が標準となる。(2005.5)
シトロエン C4クーペのフルモデルチェンジ一覧
可愛らしい外観は女性がターゲット
どこから見ても丸さが強調されたC3の外観デザインは、いかにも女性ユーザーを意識した印象。全長は3850mmと短いものの、全高や全幅はこのサイズとしてはゆったりした広い室内空間を確保。インテリアも随所に丸をモチーフにしたデザインが採用され、広さだけでなく心地よさも演出されている。エンジンは1.4Lと1.6Lの2機種で、1.4Lにはシーケンシャルモード付きの電子制御4速ATが1.6Lにはセンソドライブと呼ぶ2ペダルでステアリングにもシフトスイッチの付いた5速セミATが組み合わされる。デュアルモードSRSエアバッグなど6エアバッグが装着される。(2002.9)
シトロエン C3のフルモデルチェンジ一覧