世界屈指のスポーツカーメーカーとして君臨するフェラーリは、1947(S22)年にレーシングチーム運営のための会社としてスタートする。当初はレース参戦の資金を捻出するためにレーシングカーをロードカーに仕立てて販売していたが、その人気は非常に高く、やがて量産GTの開発を本格的に手がけるようになった。しかし、60年代に入ると経営状態は悪化。69(S44)年にはフィアットの傘下に入り、経営の建て直しを図った。現在でも身売りの噂は絶えないが、ニューモデルは積極的にリリースされ、F1の活動も鋭意続けている。
ボディデザインはF1の技術を駆使
8気筒フェラーリのF430のオープンモデルとなるスパイダーは2005(H17)年5月に価格が発表されて販売が開始された。F430のルーフを電動開閉式にしたもので、スペースをとらないコンパクトな構造が特徴。ピニンファリーナのデザインによるしなやかなボディラインは、F1チーム用のエアロダイナミクス・シミュレーションを駆使することによって実現されたもの。360kWのパワーと465N・mのトルクを発生する軽量コンパクトな4.3LのV8エンジンを搭載。エレクトロニック・ディファレンシャルの採用などはクーペのF430と同様だ。(2005.5)
フェラーリ F430スパイダーのフルモデルチェンジ一覧
F1の技術てんこ盛りの8気筒フェラーリ
フェラーリの8気筒モデルで大ヒットした、360モデナの後継車として登場したのがF430。日本へは2005年1月から導入された。エンジンは軽量コンパクトな4.3LのV8で、馬力に換算するとリッター当たり114馬力にも達する360kWのパワーと465N・mのトルクを発生する。360モデナ以降採用されたアルミテクノロジーはF430で大きく進化し、またF1培った最新技術の数々も惜しみなく盛り込まれて、さらにダイナミックな走りを楽しめる。エレクトロニック・ディファレンシャルやステアリングに取り付けられたコミュータースイッチなどは、市販車では初採用となる。(2005.1)
フェラーリ F430のフルモデルチェンジ一覧
F1技術で進化した“サーキット仕様車”
2007年のフランクフルトショーで登場した、F430をF1技術によって進化させ、サーキット走行を考慮したモデル。開発には元F1チャンピオンのミハエル・シューマッハも携わっているという。約100kg軽量化されたボディに、510psを発生するV8エンジンを搭載。パワーウェイトレシオは2.45kg/ps、0-100km/hは3.6秒を誇る。ミッションはシフトチェンジ時間をさらに短縮したF1スーパーファースト2ギアボックスを採用。トラクションを統合的に制御するF1-TRACとE-DIFF機構、走行状況に応じモードを選択できるレーシングマネッティーノなども装備する。日本仕様はレーシングストライプ、タイヤプレッシャーモニタリングシステムなどが標準となる。(2008.5)
フェラーリ 430スクーデリアのフルモデルチェンジ一覧