自動車の歴史をひもとくとき、その端緒となる自動車メーカーがダイムラー・ベンツ社である。ゴットリープ・ダイムラーが率いる研究室とカール・ベンツの会社は互いに自動車の開発に凌ぎを削っていたが、1926(T15)年に2社が合併し、ダイムラー・ベンツ社を設立した。同社はエンジンの開発だけではなく、安全性の面でも時代をリードしてきたメーカーである。ステリアングの衝撃パッドをいち早く導入したり、率先してエアバッグやABSを組み込んだりしている。現在でも、その姿勢に揺るぎはない。
新たなプレミアムセダンの指標
メルセデス・ベンツの主力モデルであり、セダンのグローバルスタンダードでもあるEクラス。新型は内外装に伝統と革新を融合させた新デザインが採用され、エレガントさとダイナミックさの両立が目指されている。特にボディは全長+20mm、全幅+35mm、ホイールベース+20mmと拡充され、ゆとりある居住空間が確保された。また、ダイレクトコントロール・サスペンションやダイレクトステアリングなどが装着され、優れた走行性能を実現。加えてネックプロアクティブヘッドレストやアクティブボンネットなどの採用により、安全性の向上も図られている。エンジンはいずれもDOHCで、3Lと3.5LのV6、5.5L V8の3種類。全車に7速ATが組み合わされる。(2009.5)
メルセデス・ベンツ Eクラスのフルモデルチェンジ一覧
スポーティとエレガントの2つの顔をもったベストセラーセダン
190から数えて4代目となるM・ベンツのコンパクトセダン。外観は旧型と比べシャープでスポーティなデザインとなった。ボディ幅を1.8mに抑えつつも広い室内には、長距離移動を考慮したシートを装着。様々な操作をダイヤル式コントローラーに集約した、COMANDシステムも採用される。スポーティな仕様のアバンギャルドは、スポーティモデルの象徴であるスリーポインテッドスターをグリル中央に配置したデザインに。高級感ある仕様のエレガンスは、セダン伝統のグリルやクロームトリムなどを採用する。可変ダンパー(セレクティブダンピングシステム)や車速感応式ステアリングなどによって、乗り心地と俊敏さを両立させた。(2007.6)
メルセデス・ベンツ Cクラスのフルモデルチェンジ一覧
電動開閉式のルーフをもつ2シーターオープン
バリオルーフと呼ばれる電動開閉式のメタルトップを採用した2シーターオープンスポーツ。2代目はボディサイズをひと回り大きくすると同時に、エンジンやシャーシなどの基本性能を大幅に向上させた。M・ベンツSLRマクラーレンをイメージさせるようなダイナミックな外観デザインが採用され、内装は本革巻きステアリングやDVDナビなどがスポーティかつ上質な雰囲気を演出している。エンジンは200kW/350N・mのパワー&トルクを発生する新開発の3.5LのV6DOHCで、電子制御7速ATの7Gトロニックとの組み合わせだ。3リンク/マルチリンクの足回りを採用する。(2004.9)
メルセデス・ベンツ SLKクラスのフルモデルチェンジ一覧