欧州で都市部の交通環境の悪化が叫ばれるようになった90年代、ダイムラー社は新しいプロジェクトを立ち上げる。「パーク&ライド」に対応した小型車の開発だ。94(H6)年にはスウォッチを製作するスイスのSMH社と合弁でMCC(マイクロ・コンパクト・カー)社を設立。車名はスウォッチのS、メルセデスのMに芸術の"ART"を加えたSMARTに決定する。その後SMH社は事業から退いたが、ダイムラーは独自でSMARTの開発を敢行した。2002(H14)年には新たにスマート社を立ち上げ、車種ラインナップの拡大を実施している。
三菱と共同開発したコンパクトカー
ダイムラー・クライスラーが三菱との提携で開発したスマートブランドの新しいコンパクトカーがフォーフォー。スマートならではの個性的でカジュアルな外観デザインと、メルセデス・ベンツのもつ高い安全性能を兼ね備えたモデル。生産は三菱がオランダ政府などと設立したネッドカーで行われた。トリディオンセーフティセルの骨格部分とボディパネルとをツートーンにまとめたデザインは、ひと目でスマートとわかるもので、3種類のルーフが設定されるのも特徴だ。エンジンは1.3Lと1.5Lの直4で、これも三菱との共同開発によるもの。残念ながら販売不振のため2006年には生産中止が決まった。(2004.9)
スマート フォーフォーのフルモデルチェンジ一覧
1Lエンジンを搭載したシティコミューター
全長3mに満たないサイズのモノフォルムパッケージをもつ2人乗りシティコミューター。骨格である鋼鉄製トリディオンセーフティセルとポリカーボネイト製ボディパネルが採用されるボディは、スマートらしいデザインを踏襲。一回り大きくなって安全性も向上した。直線的デザインのインテリアをもつ、広くなった室内にはサポート性が高くなったシートも採用。助手席を運転席より後ろに下げるなどにより、快適性が大幅に増している。ラゲージも70L拡大し220Lとなった。リアアクスル前に横置きされたコンパクトな1Lエンジンに、MTモード付き5ATが組み合わされる。ESPも標準装備。(2007.10)
スマート フォーツークーペのフルモデルチェンジ一覧
オープンボディのコンパクトシティコミューター
全長3mに満たないサイズのモノフォルムパッケージをもつ2人乗りオープンシティコミューター。骨格である鋼鉄製トリディオンセーフティセルとポリカーボネイト製ボディパネルが採用されるボディは、スマートらしいデザインを踏襲。一回り大きくなって安全性も向上した。また70%のパネルはクーペと共有される。電動ソフトトップはフルオートとなり、Bピラー間にはロールオーバーバーを装備する。直線的デザインの広くなった室内は助手席を運転席より後ろに下げるなどにより、快適性が大幅に増した。リアアクスル前に横置きされたコンパクトな1Lエンジンには、MTモード付き5ATが組み合わされる。ESPも標準装備。(2007.10)
スマート フォーツーカブリオのフルモデルチェンジ一覧