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成熟したセダンの優雅さと
走行性、安全性を兼ね備えたインテリジェントスポーツ

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主な改良・変更・追加

2005年 9月/デビュー 「流鏑馬(やぶさめ)」の武士と馬の関係を目指して開発
ドライバーの意思を的確に理解し、期待以上の走りをもたらす「インテリジェントスポーツセダン」として登場。パワーユニットはV6エンジン+6ATで、排気量は2.5Lと3.5Lが用意された。グレードは2.5LのIS250、3.5LのIS350という2系統。さらにそれぞれ、本木目パネルなど上質装備が奢られたバージョンLと、専用サスなどを装備したスポーティなバージョンSが設定されていた。駆動方式はFRが中心で、IS250の標準車とバージョンLに4WDモデルも用意。
レクサス IS ツインチャンバーエアバッグ|人気中古車完全カタログ レクサス IS マークレビンソンのオーディオシステム|人気中古車完全カタログ

左/助手席には2つの袋状に展開し、衝撃を分散するツインチャンバーエアバッグを全車に採用 右/リアルな音場を形成するマークレビンソンのオーディオシステムは全車オプション

2006年 7月/一部改良 使い勝手の向上と、上質内装をもつ新グレードの追加
全車のトランクオープナーを照明付きとするなどの変更を実施。同年11月には、専用シートや電動チルト&テレスコピックステアリングなどを装備したバージョンIが追加設定された。
2007年 12月/モデル追加 圧倒的な動力性能を与えられたプレミアムスポーツ
ISをベースに、エンジンやトランスミッションを専用で開発したIS Fが登場。エンジンは5LのV8で、マニュアルモード付きの8ATが搭載されていた。駆動方式はFRのみの設定だ。
レクサス IS 外観|人気中古車完全カタログ レクサス IS 内装|人気中古車完全カタログ

左/バンパーの大型エアインテークが押し出しの強いマスクを形成 右/内装色はホワイト&ブラック(写真)とブラックを用意。クロームメッキやアルミ材を随所に使用する

2008年 9月/マイナーチェンジ 質感と走行性能を向上させて、より魅力的な一台に
外観デザインを一新。内装はセンタークラスターのデザイン変更や、標準車へのヌバック調ファブリックシート採用などが行われ、より質感が向上している。このほか、サスペンションのチューニング変更など、走行面でも改良が施された。
レクサス IS 外観|人気中古車完全カタログ レクサス IS インパネ|人気中古車完全カタログ

左/アルミホイールのデザイン変更や、LEDのサイドターンランプ付きドアミラーの採用も実施 右/IS Fにも、センタークラスターのデザイン変更といった一部改良が行われた

2009年 5月/モデル追加 オープンエア走行を手軽に楽しめるコンバーチブル
IS250CはIS250をベースに開発されたモデル。スムーズに開閉する電動開閉式メタルトップや5色の内装色、頭部・胸部に対応した新開発のサイドエアバッグなどを装備する。
レクサス IS 電動メタルトップ|人気中古車完全カタログ

電動メタルトップはスイッチ一つで開閉可能。動作時間はいずれも約20秒だ。コンパクトに折りたためるので、オープン時でもラゲージに9インチのゴルフバッグが収納できる

2009年 8月/一部改良&グレード追加 専用エアロパーツをまとった新グレードが登場
全車標準のHDDナビに地デジチューナーを搭載。ISには250の4WDモデルを除く全車に、専用メッシュグリルやリアスポイラーなどをもつバージョンFが追加となった。IS Fは、左右輪に最適な駆動力を配分するトルセンLSDを標準装備。

ライバル中古車徹底研究

ISのライバル3モデルをピックアップ
各メーカーの人気プレミアムスポーツが揃い踏みだ

1.日産 スカイライン(現行型)
2.トヨタ クラウン(現行型)
3.ホンダ アコード(現行型)
日産 スカイライン 外観|人気中古車完全カタログ トヨタ クラウン 外観|人気中古車完全カタログ ホンダ アコード 外観|人気中古車完全カタログ
日産 スカイライン インパネ|人気中古車完全カタログ トヨタ クラウン インパネ|人気中古車完全カタログ ホンダ アコード インパネ|人気中古車完全カタログ
インフィニティGの名で販売される海外ではまさにガチのライバル
1957年に誕生したスカイラインも、現行のV36型で12世代目。旧型からはグローバルモデルとなり、海外では日産のプレミアムブランド、インフィニティGとして高い評価を受けている。パワーユニットは、2.5Lと3.5LのV6エンジンにマニュアルモード付き5ATでデビュー。後に3.7Lエンジンに5ATと6MTを用意したクーペが追加されたほか、2008年12月の一部改良で、3.5L車は3.7Lエンジン+マニュアルモード付き7ATに換装されるなどの変更を重ねている。
13代目でハイブリッドモデルも投入!日本の高級車をリードし続ける一台
トヨタブランドのフラッグシップモデル。乗り心地の良さを追求したロイヤルと走行性能を高めたアスリートに加え、環境性能に優れたハイブリッドの3系統が設定されている。エンジンは2.5L、3L、3.5LのV6。ハイブリッドには3.5Lと高出力モーターを組み合わせ、4.5Lクラスの動力性能と2Lクラスの低燃費を両立したシステムが搭載されている。トランスミッションはハイブリッドがCVTで、他車はすべて6AT。駆動方式はFRが中心で、一部に4WDも用意する。
駆動方式の異なるFFスポーツセダンだがシャープな走りは海外でも高評価
ワイド感を強調するマスクとシャープなスタイルが特徴的な8代目アコード。革の風合いを求めてインパネに高密度なシボ模様を施すなど、素材感を重視した内装を採用する。車両の挙動を安定させるVSAと協調し、操舵力アシストを行うモーションアダプティブEPSや、サイド&カーテンエアバッグなどは全車標準の装備だ。エンジンは2.4L直4DOHC、トランスミッションは5AT+パドルシフトで、全車FFのみの設定。ワゴンモデルのツアラーも用意される。
狙い目グレード
250GT
2.5Lでも動力性能に申し分なく、スポーティな走りが楽しめる!

2008年12月の一部改良で装備が充実したが、流通量は少なめ。探しやすさを考慮するなら、流通量が最も豊富な2007年式がおすすめだ。なかでも物件数が多いのが250GT。相場は2007年式なら、140万円程度から流通している。
狙い目グレード
3.0ロイヤル
デビュー時のモデルなら新車時の半額に近い値段で見つかることも

2009年式以降はあまり流通していないため、2008年式で探すのが現実的。なかでも比較的豊富な3.0ロイヤルは260万円から流通しているモデルだ。走りを求めるなら最も多い3.5アスリートもおすすめだ。こちらの相場は310万円から。
狙い目グレード
セダン24TL
オプションをどれだけ装備しているかが物件選びのポイント

流通量が全体的に少なめなので、全体の6割以上を占めるセダン24TL以外を探すのは困難。中堅グレードではあるが、オプションのHDDナビやリアカメラ、キーフリーシステムなどを装着した物件も意外と多いので注目してみよう。

文:安藤 眞、ユニットクワトロ



強力な欧州のライバル車に真っ向勝負を挑む
走りを追求したプレミアムスポーツセダン

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モデル概要

トヨタ自動車が展開するプレミアムカーブランド、レクサス。このFR系モデルの中で、最もコンパクトかつスポーティな位置づけなのがISだ。

欧州車ならメルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズが同じクラスに属すライバルだが、ことに操縦安定性についてはBMWが明確なターゲットになっていた。

グレードはエンジン排気量別にIS250とIS350があり、それぞれ標準車、上級仕様のバージョンL、スポーツ仕様のバージョンSというバリエーションでデビュー。後に標準車の装備を充実させたバージョンIのほか、ハイパフォーマンスなIS F、コンバーチブルのIS250Cといった派生モデルも加わっている。

メカニズム

3種類のV型エンジンをラインナップ

プラットフォームは、よりプレミアムなモデルであるレクサスGSやトヨタクラウンと共用。ISのボディサイズに合わせ、ホイールベースが短縮されている。サスペンションは前ダブルウィッシュボーン/後マルチリンク方式を採用。

エンジンはIS FがV8、それ以外の全グレードはV6を搭載する。V8は5L、V6は2.5Lと3.5Lと2種類の排気量が用意されており、いずれもガソリン直噴方式。5Lと3.5Lエンジンはポート噴射も併用するツインインジェクター方式を採用しており、燃焼の安定化を図ることで高出力と低燃費の両立を果たしている。

トランスミッションはIS Fが8速になる以外、全グレード6速AT。ステアリングから手を放さずに変速できるパドルシフトを、全車に標準装備する。
レクサス IS 3.5Lエンジン|人気中古車完全カタログ3.5Lエンジンは、トヨタ&レクサスの高級車に広く搭載されているのも特徴。吸排気連続可変バルブタイミング機構も採用されており、全域で伸びのある加速を実現する
レクサス IS 8速スポーツダイレクトシフト|人気中古車完全カタログIS F専用に開発された8速スポーツダイレクトシフト。サーキットでのスポーツ走行まで想定し、クイックな変速レスポンスを実現したマニュアルモードもセレクトできる

ドライブフィール

車との一体感が味わえるモデル

インテリジェントスポーツの名に違わぬ硬派なドライブフィールで始まったISシリーズも、年次改良を経てテイストを修正。初期型が“スポーツ”にウェイトを置いていたのに対し、次第に軸足が“インテリジェント”に移ってきている。

特に顕著な改良が加えられたのが、2008年9月以降のモデル。応答性や乗り心地をマイルドにしながらも、車との対話感が増した懐の深い乗り味となっている。この改良では、静粛性や走行安定性が一層向上している点にも注目したい。

動力性能は2.5Lでも十分満足できるレベル。3.5Lは、公道ではその能力を存分に発揮できる機会はないほどパワフルだが、低回転を常用できるため静かで燃費も良い。「上質感のために3.5Lを選ぶ」という選択も十分にありだ。
レクサス IS 2.5L車イメージ|人気中古車完全カタログ意のままのアクセルワークを追求したとい う2.5L車は、街中から高速走行時まで軽快。サスペンションは適度にしなやかかつスポーティで、ノーマル仕様でも十分楽しめる
レクサス IS VDIMによる制御イメージ|人気中古車完全カタログ横滑りを感知・制御するVSCやタイヤの空転を抑えるTRCなどを統合制御するVDIMにより、走行時の安心感も高い。2008年9月以降のモデルなら全車標準となる装備だ

内外装

随所に盛り込まれた日本の美意識

デザインテーマの根底にあるのは、レクサス車共通となる「L-Finesse(エル・フィネス)」。「先鋭」を意味するリーディング・エッジと、フィネス=精妙という異なる2要素の両立を狙いとする。象徴となるのが「アローヘッドデザイン」。コーナー部分の先端を鋭角にしながら内側を曲線とするこの手法は、フロントグリルの左右端や、側面から見た際のCピラー面に使われている。

それ以外にも、華道で意図的にバランスを崩す“外し”や、日本刀の太刀筋をイメージした“切り返し”など、内外装には和の美意識に基づいたさまざまな手法が用いられている。 居住性や使い勝手に関しては、サイズ相応のオーソドックスなもの。肌触りの良い本革シートは、バージョンLとIS Fに標準装備となる。
レクサス IS 外観|人気中古車完全カタログくっきりと入ったショルダーラインや張り出したホイールアーチが、彫刻的なフォルムを創出。シャープな形状のミラーやアウトドアハンドルにより、躍動感も演出されている
レクサス IS インテリア|人気中古車完全カタログプレミアムカーらしい上質な内装。センターコンソールのパネルは自然な木目の美しさを出すため、1枚の板から切り出されている。本革巻きステアリングはもちろん標準装備

購入アドバイス

狙い目グレード
特にこだわりがないなら2007年式以前から
全体的に流通量が少ないため、探しやすさ第一で考えるならIS250がおすすめだ。なかでも流通量が多いのは標準車とバージョンL。両者の違いは本革シートやメモリー機能付きドアミラーといった装備の有無だが、これらにこだわらないなら標準車でも十分にレクサスのプレミアム感を味わえる。走行性能を求めるなら2008年9月以降のモデルだが、どのグレードも2007年式を境に流通量が減少し、相場は大幅にアップするので、それ以前のほうが探しやすい。
購入時チェックポイント
動かせる個所はすべて動作チェックを
いかにプレミアムカーでも、丁寧に使われていたとは限らない。前オーナーの使い方で変わるものなので、内外装ともヘタリ具合をしっかりチェックしよう。シェードやチルトステアリングなどが電動の場合は、動作チェックも忘れずに。リコール情報はいくつかあるが、特に対象台数が多いのは前席シートベルトの不具合。これは2005年9~12月に生産された車両の一部に見られるものなので、該当する場合は対策品と交換されているかを整備手帳で確認しよう。

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