▲今年のCOTYにノミネートされたBMW i3は、アクセルの開度だけで自然な加減速ができる。ひとつのペダルだけで減速を含めて、速度を自在に操れるのだ。EVならではの走りは、これからの自動車の未来を予見させる ▲今年のCOTYにノミネートされたBMW i3は、アクセルの開度だけで自然な加減速ができる。ひとつのペダルだけで減速を含めて、速度を自在に操れるのだ。EVならではの走りは、これからの自動車の未来を予見させる

「今年1番の車」候補、38モデルが選出! 果たして受賞するのは!?

2014年10月1日(水)、日本カー・オブ・ザ・イヤー2014-15(COTY)のノミネートカー38モデルが発表された。

カー・オブ・ザ・イヤーは、毎年、日本国内で発表される乗用車の中から、最も優秀な車を自動車評論家など60名の選考委員が選考するもの。

要するに車のMVPを決めましょうというもので、今年も2013年11月1日から2014年9月30日までに発表または発売され、年間の販売台数が500台以上見込まれている乗用車が対象だ。

果たして、どの車が選ばれるのか……? 編集部きっての予想屋(??)の僕が今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを勝手に予想してみた。まずは、ノミネートされた38台を見てみよう。

日本カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015 ノミネート車38モデル

トヨタ ハリアー
トヨタ ヴォクシー/ノア
レクサス NX
日産 スカイライン
日産 エクストレイル
日産 ティアナ
日産 デイズ ルークス/三菱 eKスペース
ホンダ オデッセイ
ホンダ N-WGN/N-WGN カスタム
ホンダ ヴェゼル
マツダ アクセラ
マツダ デミオ
スバル レヴォーグ
スバル WRX S4/WRX STI
スズキ ハスラー
ダイハツ タント
ダイハツ コペン
フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント
フォルクスワーゲン ポロ
M・ベンツ GLAクラス
M・ベンツ Cクラス セダン
BMW X5
BMW i3
BMW 2シリーズ クーペ
BMW 4シリーズ グランクーペ
BMW X4
ミニ MINI
アウディ A3/S3 セダン
ジャガー Fタイプ クーペ
ランドローバー レンジローバー スポーツ
ジープ チェロキー
フォード フィエスタ
フォード エコスポーツ
プジョー 2008
プジョー 208
プジョー 308
シトロエン C3
マセラティ ギブリ


ちなみに前年の2013年は、輸入車として初めてVW ゴルフが選ばれた。その前の2012年はマツダ CX-5だ。ゴルフの場合はオールマイティさや完成度の高さが高評価につながっていたが、CX-5はクリーンディーゼルエンジンも決め手のひとつだろう。そして、その前の2011年はEV普及の足掛かりとして日産 リーフが受賞。その前の2010年はハイブリッド×走りの楽しさという点でホンダ CR-Z。その前の2009年はトヨタ プリウス……。当然といえば当然かもしれないが、やはり自動車の未来を感じさせる新しい何かを持ったモデルが選ばれているようだ。

というわけで、今年も革新的な何かを持った、車界のイノベーターが選ばれると予想。僕が注目したのは冒頭に紹介した「BMW i3」が大本命。さらにこの車たちも有力候補だ!

▲対抗にはマツダ デミオ。1.5Lのディーゼルターボエンジン車(10月発売)が新しいコンパクトカーの価値を切り開く!? ▲対抗にはマツダ デミオ。1.5Lのディーゼルターボエンジン車(10月発売)が新しいコンパクトカーの価値を切り開く!?
▲単穴はダイハツ コペン。購入後に外板を「お着替え」できる「DRESS-FORMATION」という独創性の高いコンセプトがどう評価されるか? 過去のCOTYで軽自動車が受賞したことがないというジンクスを打ち破れるかも要注目! ▲単穴はダイハツ コペン。購入後に外板を「お着替え」できる「DRESS-FORMATION」という独創性の高いコンセプトがどう評価されるか? 過去のCOTYで軽自動車が受賞したことがないというジンクスを打ち破れるかも要注目!
▲大穴に推したいのはスズキ ハスラー。遊ぶことに特化した軽自動車。車で遊ぶ、外で遊ぶ…とにかく「遊ぶ」ための装備やアクセサリーが充実。ボディカラーは11色用意されデザイン面の評価も高い。こちらも軽自動車での初受賞がかかっている ▲大穴に推したいのはスズキ ハスラー。遊ぶことに特化した軽自動車。車で遊ぶ、外で遊ぶ…とにかく「遊ぶ」ための装備やアクセサリーが充実。ボディカラーは11色用意されデザイン面の評価も高い。こちらも軽自動車での初受賞がかかっている

今後、10月8日(水)に10ベストカーとして10台の車が選出され、さらに自動車評論家など60名の選考委員による選考会を経て、10月13日(月・祝)に東京モーターフェス2014の会場で今年のカー・オブ・ザ・イヤーが発表される。

text/福嶌弘(編集部)