▲ハンディ洗濯機「コトン」。価格は1万800円(税込)。サイズは高さ176mm×幅46mm×奥行46mm。キャップと電池を除いた重さは約200g。カラーはスカーレットオレンジ、チタンゴールド、コーラルピンクの3色。充電式だが単4形アルカリ乾電池でも動くので外出先でも安心 ▲ハンディ洗濯機「コトン」。価格は1万800円(税込)。サイズは高さ176mm×幅46mm×奥行46mm。キャップと電池を除いた重さは約200g。カラーはスカーレットオレンジ、チタンゴールド、コーラルピンクの3色。充電式だが単4形アルカリ乾電池でも動くので外出先でも安心

車内での食べこぼし。服についたシミを撃退する便利グッズ

道の駅やパーキングエリアでご当地グルメを買い込んで、ドライブ中に舌鼓。至福の瞬間だが、お気に入りの洋服にソースや飲み物をこぼしてしまったら、楽しい気分も台無しだ。「あなたの運転が荒いから」なんてことを言われて、ケンカのきっかけになってしまうことも。

シミ取りの基本は、とにかく素早い処置。汚れは時間が経てばたつほど、繊維の奥に染み込み、定着し、落ちにくくなる。もしもシミがついたら、乾いた布やティッシュで汚れを吸い取り、水を含ませた布やティッシュでシミを軽く濡らす。その後、シミの裏側に布をあてて、表側から乾いたティッシュ布で挟むようにしてシミを写し取る。しかし、正直なかなか取れないんだよな~。

そこで、車の中に常備しておいて欲しいのが洗濯機。といっても、もちろん家にあるような洗濯槽があるタイプではない。なんと重量約200g。ヘアスプレー程度の大きさの洗濯機があるのだ。

スプーン1杯の水で洗える世界初のハンディ洗濯機

それが、世界初のハンディ洗濯機であるハイアールの「コトン」。本体内部のボトルに約5cc(スプーン1杯相当)の水を入れてスイッチを入れれば、先端から水を噴射しながら先端部が1分間で約700回振動。衣類をたたきながら「押し出し洗い」で汚れを落としてくれる。

使い方は簡単。付属のマットに折りたたんだキッチンペーパーを置いて、その上に汚れた部分に液体洗剤を少量塗布した汚れ物を置く。あとは、汚れた部分にコトンを当てて洗うと、洗剤成分と一緒に汚れが繊維から押し出され、下に敷いたキッチンペーパーに転移するといった仕組みだ。

▲「押し出し洗い」はブラシなどによる「擦り洗い」と比べて、生地の傷みを抑えた洗濯が可能。また、洋服の一部だけを濡らして洗えるので、外出先でついたシミのも対処しやすい。汚れが付いた直後に洗う場合は、最短約30秒で洗濯することもできる手軽さもポイント ▲「押し出し洗い」はブラシなどによる「擦り洗い」と比べて、生地の傷みを抑えた洗濯が可能。また、洋服の一部だけを濡らして洗えるので、外出先でついたシミのも対処しやすい。汚れが付いた直後に洗う場合は、最短約30秒で洗濯することもできる手軽さもポイント

洗剤と聞くと面倒だが、携帯できるサイズのしみ抜き商品ならかさばらずに車に置いておける。また、キッチンペーパーの代わりに、車に常備しているティッシュなどでも代替できるかもしれない。

ハイアールによると「シミを防ぐ一番よい方法は、汚れが付いてからすぐに洗濯することであるにも関わらず、すぐに洗わない方が約77.4%にも上っている」とのこと。

車内では振動などで飲み物をこぼすこともある。「コトンで予洗いしてから家庭用洗濯機で洗うことで、より高い洗浄効果を発揮する」そうなので、ドライブのときにさりげなく準備しておけば、万が一のときに株が上がるかもしれないぞ。

text/コージー林田