【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、新たな中古車検索軸を提案する
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/07/12
http://www.sgt-date.com
少数派を自認するあなたにオススメの検索方法
コンビニの飲料コーナーで新製品を見つけて買ってみる。で、「おっ、コレ美味いじゃん! 絶対ヒットするでしょ!」と筆者が思った製品はほぼすべて、あっという間にコンビニの棚から姿を消してしまう。「絶対ヒットするでしょ!」と思ったのはどうやら筆者を含む少数の者だけで、大多数の者らにはまったく売れなかったようなのだ。誠に遺憾であり、大変残念である。
これと似たような思いをしている人も多いはずだ。いや「多い」ということはないのだろうが、一定数はいるはずである。決してへそ曲がりではないし、あえてマイナー志向を気取っているわけでも全然ないのに、結果としてなぜか常にマイナー派に属してしまう人種。
そういった人種は得てして車においても、大多数の者が好む車種の「良さ」がいまひとつピンとこず、マイナーな(でも本人からすればごく普通な)車を常に探し、乗り継いでいるものだ。
そんなご同輩にちょっと提案したい中古車検索方法のひとつが、「その他」の有効活用である。
「その他」というボタンの先にある宝の山を登れ!
輸入車派の人がカーセンサーエッジnetで中古車を検索する場合、一般的には「車種名」を軸にする場合が多いだろう。検索パネルからメーカー名と車種名にチェック印を入れ、おおまかな価格帯を指定し、ポチッと検索する。
しかし、筆者がここで(あくまでマイナー派の人に)提案したいのは、「あえて車種名を指定しない」というやり方だ。例えばメルセデス・ベンツであればAクラスからウニモグまで様々並ぶ車種名にはあえてチェックを入れず、「サ行」のところにある「その他」にだけチェックを入れる。並行して、他の気になるブランドの「その他」にチェックを入れてみてもいい。そして、一括して「検索する」をクリックするのだ。
……するともう、何だかよくわからない車が出てくるわ出てくるわで大変な騒ぎである。販売店側の登録方法の関係でごくフツーのモデルが「その他」に紛れ込んでいたりもするが、基本的には「あーっ、そういえばこんな車あったね!」とか「こんなモデルがあったのか!」という意外な発見のオンパレードとなるはずだ。例えば本稿執筆時点の7月2日、メルセデス・ベンツの「その他」を検索してみると「メルセデス・ベンツ イズデラインペレーター108i ガルウイング」なる車が出てくる。いちおう筆者は輸入車の専門家ではあるのだが、この車は正直全然知りませんでした! 新車時価格は1億2000万円だったそうです!
イズデラインペレーターはさておき、「その他」の先にあるものは、コンビニで売れ筋ドリンクを疑いもなく買っている人にとっては無価値かもしれない。しかし、我々のような「気に入ったものはなぜかすぐ廃番になってしまう」タイプの人間にとっては、ある種の宝の山になり得るのだ。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
検索の「その他」を使って意外なお宝、発見してみませんか?
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