▲写真は筆者が利用していた駐車場。機械式で横幅は1750mmまでと小ぶりで、車探しの際にもその幅が条件の一つとなっていました ▲写真は筆者が利用していた駐車場。機械式で横幅は1750mmまでと小ぶりで、車探しの際にもその幅が条件のひとつとなっていました

車幅は気になるけれど、探すのは意外に面倒

みなさん、車選びの際にどうしてもクリアしなくてはいけない条件はありますか?「予算はどうしても○○万円以下」「AT限定免許の人も運転することがあるから絶対AT」……など、人それぞれ様々な条件があると思います。

そんな中のひとつに、「駐車場のサイズ」があります。私事で恐縮ですが、筆者の場合借りている駐車場のサイズが小さく、全長は4700mm、全幅は1750mm、全高は1550mm以下の車しか入りません。

このうち車探しの際、特に問題となるのが横幅。1750mmという横幅がどれだけ小さいかというと、ズバリ「プリウスが入らない」。新車で一番売れている(2016年上半期、日本自動車販売協会連合会調べ)、つまり「ザ・大衆車」と言ってよいトヨタ プリウス(現行型)の全幅は1760mm。私の場合アウトです。

筆者の場合と同様、横幅1750mmまでしか入らない駐車場の場合、最も確実な方法は5ナンバーサイズの車を探すこと。5ナンバーサイズというのは全長4700mm、全幅1700mm、全高2000mm以下の車のことです。SUVやミニバンは車高が高いため注意が必要ですが、その他は狭い駐車場であっても問題ないことが多いでしょう。少々おおざっぱに言えば、軽専用でもない限り、5ナンバーのハッチバック、セダン、ステーションワゴンから選べばOKです。

はい、駐車場が狭ければ、基本的に5ナンバーの車から選べばOKなんです(もちろん筆者の場合も)。問題となるのは、あなたが5ナンバーにピンと来る車がなく、駐車場には5ナンバーより少しだけ大きい車が入れられる場合。5ナンバーよりちょっとだけ大きい車って意外に探しにくいんですよね。「トヨタ アクアより大きいけれど、プリウスよりは小さい車」ってすぐにはなかなか思いつきません。 今回探すのはそんなサイズの車になります。

ということでリサーチしていきたいのですが、駐車場が狭い場合、単純な車のサイズだけではなく、小回りや視界の良さにも気を付けていきたいところです。ということで、横幅1701mm以上、1750mm以下で編集部オススメのモデルをご紹介していきたいと思います。
 

運転しやすいスタンダードなセダン:スバル インプレッサG4(現行型)

▲2011年登場のスバル インプレッサG4。同車のハッチバック、インプレッサスポーツのセダン版です。セダンは5ナンバーサイズ(横幅1700mm以下)と1800mm以上に分かれてしまい、中間のサイズがなかなか見つかりませんが、この車であれば大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズが手に入ります ▲2011年登場のスバル インプレッサG4。同車のハッチバック、インプレッサスポーツのセダン版です。セダンは5ナンバーサイズ(横幅1700mm以下)と1800mm以上に分かれてしまい、中間のサイズがなかなか見つかりませんが、この車であれば大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズが手に入ります

まずはインプレッサG4。大きさは全長4415×全幅1740×全高1465mmと、横幅のみならず全長や全高もほとんどの機械式駐車場に対応する大きさです。直線基調のデザインで車両感覚もつかみやすく、小さ目の駐車場にもぴったりです。まだまだ新しいモデルですが、総額100万円台前半で手に入れることができます。
 

小回りの利くプレミアムコンパクト:アウディ A1(現行型)

▲ボディはコンパクトで内外装の質感は高い「プレミアムコンパクト」の代表格、アウディ A1 ▲ボディはコンパクトで内外装の質感は高い「プレミアムコンパクト」の代表格、アウディ A1

続いてはアウディ A1。サイズは全長3985mm×全幅1740mm×全高1425mm。この車のポイントは最小回転半径。1台1台のスペース小さ目の駐車場の場合、そもそも駐車場全体の小ぶりで切り返しのスペースも小さい場合があります。その場合、なるべく小さいスペースで方向転換が可能な車が便利です。要は最小回転半径が小さい方が良い、ということになります。

A1の最小回転半径は5mちょうど。ボディサイズが近いBMW 1シリーズ(同5.1m)、アルファロメオ ミト(5.4m)よりも小さく、小さなスペースでも比較的楽に駐車が可能です。国産コンパクトとは一線を画す質感がウリのA1ですが、デビュー初期のモデルであれば総額100万円台前半から狙えます。
 

SUVが欲しいけれど車高が……な方もあきらめる必要なし:プジョー 2008(現行型)

▲ハッチバックのプジョー 208をベースに最低地上高を上げた2008。SUVのスタイルがお好きで立体駐車場に入るサイズの車を検討しているなら必見です ▲ハッチバックのプジョー 208をベースに最低地上高を上げた2008。SUVのスタイルがお好きで立体駐車場に入るサイズの車を検討しているなら必見です

そしてクロスオーバーSUV。車高が高く、視線が高めになるこのジャンルは小さ目の駐車場でも取り回しが楽なのですが、気を付けたいのはメリットでもある車高。一般に1550mmを超えると機械式の駐車場には入らないことが多いのですが、ほとんどのSUVはこの高さを上回ってしまいます。

そんな中で注目したいのがこちら、プジョー 2008。全長4160mm×全幅1740mm、そして全高はぴったり1550mm。1点気を付けておきたいのが、今年3月以降のモデルは全高が1570mmとなってしまいます。機械式駐車場など高さに制限のある駐車場を利用している場合、それ以前のモデルを狙うようにしましょう。
 

SUVでもスッキリ目のデザインがお好みならこちらへ:フォルクスワーゲン クロスポロ(現行型)

▲ベストセラーのフォルクスワーゲン ポロの最低地上高を高めたクロスポロ。どちらかといえば曲線基調の2008とは対極のデザインです ▲ベストセラーのフォルクスワーゲン ポロの最低地上高を高めたクロスポロ。どちらかといえば曲線基調の2008とは対極のデザインです

フォルクスワーゲンのクロスポロにも注目です。サイズは全長4000mm×全幅1710mm×全高1490mm。視点の高さに加え、やはり直線基調のデザインで運転席から車両の四隅が把握しやすいのがありがたいところです。

ちなみに価格はというと、2008は総額約190万円、クロスポロは総額約130万円から購入することができます。どちらも流通台数は2ケタですが、修復歴なし、走行距離も少な目の物件がほとんどを占めていますので、見かけの台数以上に探しやすいのではないでしょうか。

1700mm以下の車にピンと来る車種がない方でも、これまでに挙げた車種であればきっと魅力を感じる車種が見つかるはず。どれもコンパクトなサイズながら、+αの余裕があるモデルばかりです。ぜひこの機会にチェックしみてください。
 

text/編集部
photo/編集部、富士重工業、アウディジャパン、プジョー・シトロエン・ジャポン、フォルクスワーゲン グループ ジャパン