▲車は購入後も販売店とのお付き合いが続く。「中古車選びはお店選び」といわれるゆえんだ ▲車は購入後も販売店とのお付き合いが続く。「中古車選びはお店選び」といわれるゆえんだ

販売店とのコミュニケーションは車選びにおいては重要

中古車に限らず、車は購入後にも販売店との関係が続く。例えば何か不具合があった場合、あるいは購入後にエアロパーツを付けたいとか、タイヤを交換したいとか……。

そんなときに、果たして販売店があなたの力になってくれるのか? それは商談までくる段階でお互いの信頼関係がどこまで築かれているかによる。そのためにも、販売店とは正しいコミュニケーションを取っておこう。

購入後にトラブルになりがちなのが「言った言わない」という事例。「納車までにはここを直しておきます」と言われたのに直っていなかった、というような例が多い。それを防ぐには、とにかく約束事はすべて契約書に書いてもらうなど書面に落とすこと。

販売店としても数多くのお客と話をするわけだから、口約束は忘れてしまうことだってある。だから書面に「記録」してもらうといい。

そして、ハンコを押す前にもうひとつ確認しておきたいこと。それは今後この販売店とつき合っていきたいかどうかだ。車は所詮機械だから故障もするだろうし、消耗品はいつか交換しなければならない。保証が付いているなら、保証で直すケースも出てくるだろう。買っておしまいではないのだ。

こういった、購入後も販売店とのお付き合いが続くという点も、電化製品とは違うところ。逆にうまくつき合えれば、車のことは詳しいのだから、これほど心強い味方はいない。「中古車選びはお店選び」といわれるゆえんだ。

その意味でも、見積書や保証書の内容を確認する際には、できるだけ販売店の人にあれこれ聞いてみること。聞いたり話をしてみないと、相手がどんな人なのかわからないからだ。できれば商談時だけではなく、訪問時などからとにかくコミュニケーションを取ること。

よくいるのが、販売店で車を眺めているときに話しかけられて、黙っていたり、帰ろうとしたりする人。また逆に「この車はねぇ……」などと自分の知識をひけらかしたりする人。これではお互いコミュニケーションが取れない。

さらに「これ事故車でしょ?」などと、販売店側からすれば「商品にケチをつけられる」ような発言も、当然良いコミュニケーション作りを阻害する。こういったことに注意して、購入後の楽しいカーライフを迎えられるようにしたい。
 

text/カーセンサー編集部