6～7人で乗れるおもしろコンパクトカーが40万円以下
カテゴリー: 特選車
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2014/09/26
ボディサイズは小さくても大勢乗れる楽しさ
キューブキュービック。リアドアはベースのキューブよりも長くなっています。また、リアウィンドウは左右非対称の珍しいデザインです
2列目シートも3列目シートも畳むことが可能。全長以外はキューブと同じ寸法ですから、本当にコンパクトです
エディックスの全幅は1795mmと、同時期のトヨタクラウンマジェスタと同じ。結果、エンジンは1.7Lと2Lですが3ナンバーサイズです
シートの中央部分が前後にスライドする「V字シートレイアウト」が採用され、6人乗りながら荷室も十分な容量が確保されています
絶版になってしまったユニークな選択
少し乱暴な言い方ですがコンパクトカーは2～3人乗車が“基本”でいざとなれば大人5人が乗れるというコンセプトが多いと思います。そんな既成概念を打ち砕くコンパクトカーがあるのをご存じですか？ 日産 キューブキュービックとホンダ エディックスは、ある意味、“コンパクトカーの革命児”でした。
いずれも絶版となってしまったことを鑑みると、当時は受け入れられなかったのでしょう。しかし、小さいことが良しとされるダウンサイジングブームの昨今、「コンパクトカーなのに大勢乗れる」というのほ非常におもしろいと思います。
しかも、使い勝手は決して悪くありません。それでいてカーセンサーアフター保証対象車が総額40万円以下というお手頃価格です。足になる車を探している方、そもそもコンパクトカーを探している方、必見です！
「コンパクトなのに他人数乗車」だからおもしろい
キューブキュービックは3列のベンチシートでフロント2人、2列目3人、3列目2人の7人定員（！）。全長は3900mmですからベースのキューブよりも170mm長くなっています。しかし、2列目シートは大差ありませんから、そっくりそのまま3列目シートのために延長部分が使われているんです。
それでいてキューブと全幅、全高は変わりません。3列目シートを折りたためばフラットな荷室になりますし、「快適」とまでは言えませんが街中のちょっとした移動なら大人でも座れます。多少窮屈でも小さな車に大勢乗るとワクワクするものです。
エディックスはフロントシートに3人、リアシートに3人乗車できます。ベンチシート中央部分が前後にスライドするV字シートレイアウトが採用されており、独立したシートが6席用意されているような雰囲気です。
全長は4285mmと短いんですが、2列目シートは折りたためるので、マウンテンバイクの前輪を外せば3台積み込むことができます。全幅はトヨタ クラウンマジェスタと同じ1795mmですから、室内は広々。それなのに最小回転半径4.9mという取り回しやすさは大きな魅力です。3ナンバーサイズなので維持費が若干高いですが、購入費用は格安ですので、トータルでみればオトクでしょう。
中古車相場は、ほぼ底値！
さて両車の中古車相場ですが、直近3ヵ月でキューブキュービックは約32万円のまま横ばい。エディックスは約55万円から約51万円へと4万円ほど下落しています。どちらもこれ以上、大きく値下がりしないという意味では「底値安定」と言えると思います。
気になるのは平均走行距離でしょう。どちらも7万km台で不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。そこで物件選びのアドバイスをひとつ。実車を見に行く際は普段手が触れる部分の経年劣化に注目してみてください。一般論ですがインテリアが奇麗な車は前オーナーがメンテナンスにも気遣っていた傾向にあります。整備記録簿が残っているなら、どれだけメンテナンスが定期的に施されてきたかを確認しましょう。
キューブキュービックもエディックスも、小さいボディながらスペース効率が追求されています。2人で使うならリアシートを荷室として活用すればそれはそれで便利ですし、大勢で出かける楽しさはどんな素晴らしい機能にも勝ると思う次第です。
※プランでCSA保証を付けた場合、総額40万円を超える場合があります