▲ディーゼルエンジンの魅力を再発見(昔のディーゼルを知らない世代には新発見)させた2.2Lクリーンディーゼルを用意したことでも、発表時に注目されました ▲ディーゼルエンジンの魅力を再発見(昔のディーゼルを知らない世代には新発見)させた2.2Lクリーンディーゼルを用意したことでも、発表時に注目されました

オールスターゲームで贈られていた「Be a driver.賞」

むかーしむかし、私が小学校6年生だったころ、少年野球大会の朝のことです。プレッシャーに弱い私は、激しい腹痛に見舞われ、ずっとベンチ。記念にと代打で出してもらった8回、見事な三球三振。夏が終わりました。

この年は、ホームラン世界記録の756本を打った王貞治が800本に記録を伸ばした年でした。そして私の大好きなオールスターゲームでは第1戦で広島のギャレットがMVP、第2戦は阪急の蓑田……って、知らないですよね? ギャレットや蓑田。

オールスターゲームといえば、2008年から2016年まで、マツダがスポンサーを務めていて、大活躍した選手に特別賞としてマツダ車がプレゼントされました。去年は横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智が特別賞「Be a driver.賞」を獲得しました。しかも去年は6車種から好きな1台を選べるという特別な内容でした。

筒香選手がどの車を選んだのかわかりませんが、もし代わりに、私がBe a driver.賞をもらったら(ありえないですけど妄想くらいは許してください)間違いなくCX-5を選びます。

ちなみに今年からはマイナビがスポンサーです。パリーグが連勝し、ソフトバンクのデスパイネ選手がMVPでしたね。車のプレゼントはもうないんだろうなと思ったら「日産ノートe-POWER賞」というのがありまして、3打席連続安打を記録した北海道日本ハムファイターズの西川選手が獲得しました。おめでとうございます!
 

▲マツダ車で初めて衝突被害軽減ブレーキ(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)を採用。2013年10月の一部改良で全車標準装備となりました ▲マツダ車で初めて衝突被害軽減ブレーキ(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)を採用。2013年10月の一部改良で全車標準装備となりました

新生マツダの第1号車となった初代CX-5

今では同社の代名詞と言っても過言ではないスカイアクティブ技術を初めてフル採用したのがこのCX-5です。そして「魂動」デザインが量産車に採用されたのもこの車が始まりです。つまり、エンジンやトランスミッション、ボディ、シャシー、そしてデザインの隅々から、当時の意気込みが感じられるエポックメイキングな1台なのです。

今ではディーゼルエンジンが当たり前にラインナップされますが、当時はかなり思い切った挑戦だったと記憶しています。ふたを開けてみれば注文の8割がディーゼル車だったり、SUV国内販売台数で1位になったり、カーオブザイヤーを獲得したりと日本の車文化に大きい影響を与えたモデルでもあります。

▲初代CX-5の中古車平均価格が198.4万円まで下がってきました ▲初代CX-5の中古車平均価格が198.4万円まで下がってきました

調べてみると、中古車の平均価格がいよいよ200万円(車両本体価格です)を切ってきました。220~230万円あたりで横這いだった相場が、一気に30万円以上も急落してるんです。

新型への買い替えがひと通り進み、在庫が揃ってきたのでしょう。ディーゼルモデルの「XD」とか、300万円オーバー(新車で)だった「XD Lパッケージ」の価格が下がってきたのです。もともとエントリーグレードは新車で買っても200万円ちょっとでしたから、これだけ大幅に中古車相場が下がるということは、上位グレードの値下がりを期待していいと思います。

▲2014年11月に発表されたマイナーチェンジで、写真のアダプティブ・LED・ヘッドライト(常時ハイビームだが対向車や先行車を感知するとその部分だけロービームになる)を採用 ▲2014年11月に発表されたマイナーチェンジで、写真のアダプティブ・LED・ヘッドライト(常時ハイビームだが対向車や先行車を感知するとその部分だけロービームになる)を採用
▲スマートフォンと車載ディスプレイが連動してインターネットラジオやナビゲーションのサービスなどが受けられるマツダコネクトが全車に標準装備されています。ソフトウエアのアップデートが簡単です。これも2014年11月に発表されたマイナーチェンジで追加されました ▲スマートフォンと車載ディスプレイが連動してインターネットラジオやナビゲーションのサービスなどが受けられるマツダコネクトが全車に標準装備されています。ソフトウエアのアップデートが簡単です。これも2014年11月に発表されたマイナーチェンジで追加されました
 

ディーゼルエンジン&本革シートの「XD Lパッケージ」なら初期でも衝突被害軽減ブレーキを標準装備。2014年11月発表のマイナーチェンジではさらに全車速追従機能付クルーズコントロール、ヘッドライトのハイ/ロー自動制御機能など、最新の安全装備が追加されました。

走行距離が数十kmとか数百kmのほとんど使用していないものは除いて考えていますが、この最終モデルの「XD Lパッケージ」が本体価格230万円くらいから選べるようになっています。私が狙うとしたら走行距離1万km~3万km以内くらいで本体価格240万円てところでしょうか。

町の少年野球で三球三振な私ですから、賞を狙うなんて夢のまた夢ですが、CX-5の中古車なら狙えますよ。みなさんもぜひ!
 

▼検索条件

マツダ CX-5 × 最終モデル × XD Lパッケージ × 修復歴ナシ × 総額表示あり
text/ぴえいる
photo/マツダ、篠原晃一