※この記事はカーセンサー関東版11号2000年3月23日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
(Tester/河口 まなぶ Photo/桜井 健雄)

パワフルなエンジン特性はヤンチャ。硬めの足回りで踏ん張りも十分

サーブ9-3 エアロ2.0TS 走り|ニューモデル試乗 サーブ9-3 エアロ2.0TS リアスタイル|ニューモデル試乗
↑エアロ2.0TSは、まさに「スタイリッシュ・スポーティ」と呼ぶにふさわしいモデル(左)リアはブリッジタイプのスポイラーとバンパー下のエクステンションが専用品(右)
サーブの主力モデルである9-3に1999年10月に設定されたエアロ2.0TSというモデルは、まさに「スタイリッシュ・スポーティ」と呼ぶにふさわしいモデルといえる。

5ドアハッチバックという独特の形状をもつ9-3をベースに、ボディ同色のフルエアロパーツを与え、さらに16インチのアルミホイールを装着するなど、まずはその見た目において、ノーマルモデルとはひと味違った、落ち着きはあるけどホットな印象を与えている。

また、室内はこのモデル専用のレザーシートやスポーツステアリング、レザーシフトノブも装備するなど、内外装ともにスポーツモデルらしい雰囲気を作り上げた。が、やはりこの車のハイライトは、そのメカニズムであろう。

ターボは高圧でスポーツモデルらしいパワフルな特性

サーブ9-3 エアロ2.0TS 運転席|ニューモデル試乗サーブ9-3 エアロ2.0TS エンジン|ニューモデル試乗
↑専用のレザーシートが与えられる。トリムとの素材のコーディネイトもバッチリ(左)2L直4ターボは高圧タイプゆえ非常に強烈。時にFFのクセを強調する場面も(右)
搭載エンジンは、205ps/25.5kg-mを発生する、2Lの直列4気筒ターボ。このターボはハイプレッシャーターボと呼ばれる高圧ターボで、スポーツモデルらしいパワフルな特性が与えられる。その力強さは、コーナーでアクセルを開けるとノーズを外側に押し出すほどで、結構ヤンチャな一面も持ち合わせているのだ。

また、足回りもそのスポーティでヤンチャな性格に合わせて、ダンパーとスプリングがチューンされたものを採用。ノーマルモデルよりも少し硬めで踏ん張りの利くコーナリングを味わわせる。

とはいえ、サーブならではのしっとりとした印象をすべて失ったワケではないから、上質感を伴いながらスポーティな雰囲気の走りを味わえる。ゆえにその見た目とも合わせて、非常に知的なスポーティを感じさせるモデルといえる。
主要諸元のグレード エアロ2.0TS
駆動方式 FF
トランスミッション 4AT/5MT
全長×全幅×全高(mm) 4650×1710×1435
ホイールベース(mm) 2605
車両重量(kg) 1440
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC インタークーラー付きターボ
総排気量(cc) 1984
最高出力[ps/rpm] 205ps/5750rpm
最大トルク[kg-m/rpm] 25.5kg-m/1900rpm
10・15モード燃費(km/L) 9.2
ガソリン種類/容量(L) 無鉛プレミアム/68
車両本体価格 420.0万円

コンセプト 4点
フィニッシュ 3点
前席居住性 4点
後席居住性 3点
内装の質感 3点
取り回し 3点
操作系の使い勝手 3点
ラゲージルーム 4点
パワー感 4点
トルク感 4点
加速性能 4点
乗り心地 3点
操縦安定性 3点
高速安定性 4点
しっかり感 3点
ブレーキ性能 3点
環境対策 3点
燃費 3点
ステータス 4点
コストパフォーマンス 3点
得点合計 68/100