ティフブルーさん(神奈川県)
投稿日: 2015年11月8日
4点
W212 E350ブルーテックステーションワゴンからの乗換えです。同じディーゼル車ですが、エンジンがダウンサイジングされた分振動が少なく、室内にいる限り騒音はガソリン車と変わりありません。E350の場合、時速60kmを越えた辺りからディーゼル特有のエンジン音や振動がぐっと小さくなりますが、CLS220は、時速40km辺りから静かになります。燃費も5割程良くなっています。時速100kmからの加速やエンジン音のゆとりは流石に異次元のトルクを有するV6の350には引けはとりますが、地元の逗子、鎌倉、葉山界隈を走るには実用的で素晴らしいエンジンです。
インテリジェントLEDライトは、起動時に光の模様を描き出します。これは乗車している人にしかわかりません。そして、走り出すとまるで知能を持ったロボットの目のように周囲を照らし出します。自動パーキングアシストは、制約があるものの我が家の車庫では、完全に自動運転で駐車してくれます。先日バイクが無理矢理左側から追越しをかけてきましたが、私が気づく前にアラームと共にハンドルが右に切れました。凄いセンサー技術だと思いました。またエアサスにより乗り心地はすこぶる良好。車高を上下できるので、悪路走行や前向き駐車の車止め対策にも効果を発揮します。
Eクラスに比べ車長、車幅とも大きいですが、室内空間が狭い分囲まれ感があり運転に一体感を感じます。横浜元町の立体駐車場にもギリギリ入ります。6つのカメラとセンサーが充実していますので、視界の悪さを感じた事はありません。内装では、ブラックアッシュウッドの模様が派手になって気に入っています。シートは硬め。全席ヒーター付きの本革シートなのも寒い季節には有難いです。
言うまでもなくスタイルは素晴らしい。ただ、フロント周りのデザインは、モデル間のデザインを統一して行く一連の戦略の中で、マイナーチェンジ前より没個性になった感があります。CLAの存在も没個性化に拍車をかけているように思います。とは言うもののシューティングブレイクの斬新且つクラシカルなインダストリアルデザインと繊細な輝きを放つダイヤモンドホワイトが気に入っています。
追記:先月(2016年6月)ドイツ出張で、一足早くW213を見ましたが、やはり新型Eクラスを待たずCLSシューティングブレイクにして良かったと思いました。新しいEクラスの太り気味のデザインと安っぽい液晶メーターが好きにはなれません。
納車前にヤナセの最上級親水性ガラスコーティングをしましたが、水玉が残り完全にべっとりと流れるわけではありません。ハンドルの軸辺りで路面の振動を拾う事が一度ありましたが、その後は有りません。サイドミラーの取付位置と形状のせいで、見える必要の無いカバーの内側が視界に入り慣れるまで気になります。
あくまでもEクラスとの比較ですが、シートは飛行機のビジネスクラスからエコノミープラスに変更された感じ。後部座席の出入りに慣れるまで1〜2回頭を打つ事。前席の収納スペースが多少小さい事。表示文字が読みにくい事。フロントガラスの傾斜が急で夏は、直射日光が照りつけ、暑く感じる事くらいでしょうか。
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