今週のイチオシ

世界のメーカーが驚いた圧倒的な品質と性能


今や日本は世界でもトップと言える自動車大国です。ですが、国やメーカー単位ではなく、ただ一つの“車種”として世界の自動車メーカーを震撼させた車が一台。その車とは、日本の高い技術力と高級感を見せつけたトヨタ セルシオです。

世界のフラッグシップメーカーであるM・ベンツやBMWなどを相手にしても、決して劣ることのない類まれな性能と機能。それらの車と肩を並べても遜色ない気品と存在感。まさに世界を代表するプレミアムサルーンと呼べるでしょう。

レクサスLSに道を譲る形でモデルとしての歴史に幕を下ろしましたが、中古車市場ではいまだに高い人気を誇っています。今回は、最終型も購入可能な250万円以下のセルシオをイチオシしています。世界に影響を与えた初代から、最終進化を遂げた3代目まで3世代を振り返りましょう。


トヨタ セルシオ(初代) 世界の高級車に影響を与えたフラッグシップセダン
空力性能を徹底的に追求したダイナミックでエレガントなボディにトヨタ最高峰の4LのV8エンジンを搭載。静粛性と耐震性はこれまでの高級車とは一線を画すほどの高レベルだった。本革やウッドをふんだんに使った内装のクオリティはまさにベスト・オブ・トヨタと呼ぶにふさわしい高級感を醸し出している


トヨタ セルシオ(2代目) 初代を踏襲しつつさらなる進化を遂げた
トヨタ最高級セダンの2代目モデルは、見た目こそ初代とほとんど違いがわからないが、ボディ構造やメカニズム、居住性に至るまでの“中身”をすべて一新。ホイールベースの拡大により広くなったキャビンは、後部席を中心に居住性をアップし、シートもクッションに至るまで徹底的に見直されている

トヨタ セルシオ3代目)
世界基準となったトヨタのフラッグシップセダン
最終型となったこのモデルは、排気量を従来の4Lから4.3Lにアップ。新型V8エンジンを中心に、シャーシやサスなどすべてが世界のトップレベルを目指して見直された。デザインも大幅に変更し、ソリッドで現代的なスタイルに生まれ変わった。エクステリアの変更に合わせて居住スペースも拡大されている


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