おとなしそうで実は高回転型エンジン&マニュアルで走りが楽しめるセダン/ワゴンのプリメーラ!
2018/04/18
ありそうでない、ミドルクラスのマニュアル車
運転を楽しむためにマニュアル車に乗りたい! と考える人は少なくないハズ。もはや変速スピードやサーキットのラップタイムでは2ペダル車の方が速い、なんて意見もありますが、速さを求めているわけではなく、自らクラッチペダルを踏んで変速したいだけなのです。
しかし、そこで問題になるのが車種の少なさ。スポーツカーやコンパクトカーなどにはある程度マニュアルの設定もありますが、人も荷物も載せられるミドルクラスのセダンやワゴンにはほとんどマニュアルの設定がないのです。
これではなかなか車種選びで個性を打ち出すことが難しい……と思っていたら、ありましたよ、ちょうどいい車種が!
日産 プリメーラ/プリメーラワゴン(3代目)
それがこのプリメーラです! 初代からヨーロッパで特に人気が高かったプリメーラは日本国内でも欧州車的な味付けでコアなファンを獲得していました。
2001年1月に登場した3代目は、イギリス・ロンドンにある日産デザインヨーロッパでデザインされた個性的なエクステリアを持っており、現在でも古さを感じさせません。
デビュー当初はATとCVTのみのラインナップでしたが、2001年8月に可変バルブリフト&タイミング機構である「NEO VVL」を備えたSR20VE型エンジンに6速マニュアルを組み合わせたグレード(20VおよびW20V)を追加設定。
先代のプリメーラなどにも搭載されていたSR20VE型エンジンですが、マニュアルとの組み合わせは3代目プリメーラが初で、そのマニュアルも新開発されたものだったのです。
エンジンスペックも旧型よりも引き上げられており、最大出力が150kW(204ps)/7200rpm、最大トルクが206N・m(21.0kg-m)/5200rpmと高回転型。クロスレシオの6速マニュアルを駆使して操るには十分刺激的なスペックとなっていました。
もちろん専用サスペンションの採用やフロントブレーキおよびマスターシリンダーのサイズアップなどにより、制動力を向上させるとともに、しっかりとしたブレーキフィーリングを実現。スポーツグレードとして抑えるべきポイントはキッチリ手が入っているのも好印象ですね。
ボディはプリメーラ初の3ナンバーサイズとなり、ホイールベースも先代よりも80mm延長されているため、ミドルクラスの車種としては常識的な室内空間スペースを備えています。
ワゴンはリアゲートの傾斜が強めのデザインとなっており、ややスペース的には不利ですが、それでも440Lのラゲージ容量を確保しています。
このように今見るとかなり魅力的なパッケージの3代目プリメーラですが、残念ながら初代や2代目ほどのセールスを記録することができず、20VとW20Vは登場から2年もたたない2003年7月に販売が終了。
プリメーラ自体も2005年いっぱいで姿を消してしまいました。そのため、市場ではかなりレアモデルとなっているため、良い個体が見つかったら迷わず購入するのが吉と言えそうです。
【関連リンク】
この記事で紹介している物件
あわせて読みたい
- 100万円で狙える国産スポーツカーオススメ5選|マニュアル車も選べる! 中古車価格や流通量を紹介
- スバル BRZの中古車価格が1年で約40万円ダウン! 国産人気スポーツカー、今オススメの選び方・買い方は?
- マツダ ロードスターRFの中古車価格が1年で約30万円も安くなった! 人気国産スポーツカー、今オススメの買い方・選び方は?
- シビックRSが発表されたけど、タイプR最新型の状況と受注再開はいつ? ホンダへの問い合わせ結果と中古車価格をお届け!
- ホンダ シビックRSの登場まで待てない! だったら最新型&旧型のMTモデルもチェックしてみて
- ホンダのスポーツカー一覧23選+α| 歴代車種から最新型まで解説!人気中古車ランキングも
- 軽自動車スポーツカーオススメ17選|新車で買えるモデルや安い中古車を一覧紹介【2023年】
- 日産 ノートオーラの中古車価格が1年で50万円安くなった! 人気コンパクトカー、今オススメの選び方は?
- 「マツダ RX-8はやめとけ・後悔する」は本当か? スポーツカーオーナーの専門家がお答えします!
- スバル レヴォーグの旧型中古車価格が半年ほどで約25万円ダウン! 人気ステーションワゴン、今オススメの選び方は?