燃費と引き換えに失ったものが大きい

総合評価

4点

デザイン：: 3
走行性：: 2
居住性：: 2
積載性：: 4
運転しやすさ：: 3
維持費：: 5

良かった点

燃費が良い。主要部位の耐久性は良い。
よく売れた車であるため、互換部品が安い。

気になった点

燃費のために自動車としての走行性能的な部分はかなり切り捨てられた印象です。
発売当時はホンダのインサイトが200万円を切るハイブリッドカーを出すということで、それに対抗するためか30系になって一気に安物になったという感じです。
ノーマルグレードよりもツーリングセレクションの方が足回り、ステアリング系が上級タイプになるということで17インチのGツーリングセレクションを選びましたがオモチャようなステアリングフィール、耳障りでしかない走行音、左右に揺すられる不快感。
大きいホイールが悪さをするのかと、15インチに落としたりしたものの根本的にチャチい感は改善にならず、最後までシャシー系に疑問を持つ車でした。
ツーリング系はハンドルの切れ角も小さい為、Uターンなどは苦手でした。

前モデルのNHW20型の後期Gツーリング（16インチモデル）の方がずっとボディのダンピング、乗り心地などの走行フィーリングは良いです。ハンドルの切れ角も良く切れて運転しやすかったです。

プリウスも30系になって普通の車（＝大衆車）になったという事でしょうか。

総評

20プリウスのGツーリングセレクション（後期型）の乗り味が気に入ってましたので30系もGツーリングを選びましたが、
ここまで乗り心地に疑問を持つ車は初めてでした。
燃費が良くて、後部座席も広くて、荷室もそこそこ。
手が掛からない大衆車としてみれば及第点なのかもしれませんが、ドライブが好きな人、運転が好きな人には全くお勧めできません。