農道のポルシェ

総合評価

4点

デザイン：: 3
走行性：: 3
居住性：: 3
積載性：: 5
運転しやすさ：: 4
維持費：: 5

良かった点

OEMではないスバル製の最後の軽自動車ということで購入しました。4ナンバーなので税金も安く、RR＆4WDという変わった仕様もマニア心をくすぐります。エンジンが後部バンパー部にあるので運転時の騒音も比較的少なめです。このRRレイアウトと畑用の使い勝手と悪路走破製から農道のポルシェと巷で呼ばれることも…。荷物の搭載量はかなり多く、ついつい色々載せっぱなしにしてしまいます。後部座席を前に倒すと荷物を載せるスペースがフルフラットで得られます。前輪タイヤがフロントシート下なので、オーバーハングが長く、回転半径が小さめで取り回しは良いです。先日5年半で7万kmを超えましたが、大きなトラブルもありませんでした。良い意味で枯れた車なので、中古で下取りに出しても必ず値段が付くようです。各種パーツの入手性も良い方かと思われます。メンテナンス本も出ており自分で、エンジンプラグや、エアフィルターなどの交換は比較的容易でした。

気になった点

シートのクッション製が余り良くないので、長距離運転は結構疲れます。燃費も最近の軽自動車に比べるとイマイチです。4ナンバーなので新車の際3年車検ではなく2年でした。車体色が標準のアジュールブルー・パールなのですが、購入当初は補修用のカラーペンの色がカー用品店店頭にはなかったのが困りました(数年後には当該色のペンが販売されるようになりましたが)。エンジン停止後しばらくは冷却ファンが自動で回るので夜間はちょっとうるさいです。後部シートの窓はパワーウインドウで無く手動です。エアコンフィルターは非標準、リアシートのリクライニングが立てるか完全に前に倒すか、後ろに完全に倒すかの３段階しかないのは少し居住性的に良くないです。設計が古いので安全性能的にはちょっと不安があります。重心が高めの軽ワゴンの宿命ですが、高速走行時に強風が吹くと結構ハンドルを取られやすいです。