良かった点

10年間乗りました。１３万Kmを超えました。
・エンジンの調子は購入した当時のままです。異音も無く、加速、航続性ともに問題が無い。
・カッコ良い、見晴らしが良い（ジープとしての見晴らし）、塗装がいまだにピカピカ、
　運転席の椅子がヘタって来ない（これは凄い事）、壊れない、悪路・雪道走破性は極めて
　安定・・・自動車としてあるべき基本的課題には、この自動車にすべて回答があります。

気になった点

・故障しない、と記載しましたが１３万ｋｍで、はじめてこわれました。ラジエタホースの
　付け根、　固定側がＦＲＰのような材質で、おそらく疲労破壊でしょう。走行中警告灯が
　点灯し、エアコンが冷えなくなり焦りましたが、ＧＳに徐行で駆け込み、トレーラーに乗せて
　自宅まで運搬。　ディーラーが至急対応、代車はジープレネゲード（良い車だ・・）、
　修理に１週間、ﾗｼﾞｴﾀ全更新。約１０万￥也。　今は何もなかったように走行。
　３０万ｋｍ走行をめざして愛用中。
・最近雨漏りがしなくなった（ゴムパッキンが密着したかな？フルオープンにできないかも）
・前ドアの屋根に樋があるが、先端の形状が良くないため、降雨時にドアをあけると、水の
　筋（水道蛇口から出るような水の筋）が滴ります。現行のタイプは微妙なストッパーが
　ついているため、改善されていると思われます（ちょっとした工夫なのですが）。
・Ｊｅｅｐに黒色樹脂バンパーはやめて欲しい。機能的には最善かも知れないが、褪色する
　と自動車が安っぽく見えます。
・フロントに銀色のＪＥＥＰの銘板があるが、いかがなものか。この自動車は全世界の人が
　その名前を知っている車です。フロントフェイス自体がＪＥＥＰなのに、そこにさらに名札を
　付ける必要は無いと思います。
・タイヤは５万ｋｍ程度で交換（街乗り主）。純正はブリジストンだけど、５本で１２万￥
　ぐらいでした。ホワイトレターが欲しくて、ＢＦグッドリッチやミッキートンプソンを検討
　しましたが、高額過ぎて断念。ノーマルタイヤです。

総評

・３．１１震災の時、とても役に立ってくれました。液状化で池になった道路で他の自動車が
　浮く中、水深５０ｃｍを超える道を浮きもせずに走行（渡海でした）。単なるオフロード
　自動車では無く、この程度の水深では浮かないように設計されているようです。
　ジープの凄さは、使ってみればみるほどうまくできていると実感できるところにあります。
・国産の４×４を３種類、いずれも１０万ｋｍはるかに超える距離を乗って来ましたが、
　いずれの自動車も、砂地ではすぐにスタック、雪道はハント゛ルがあやふや、エンジン音が
　段々と大きくなってくる・・など、あれ？と思うことが多々ありました。しかしラングラーは長く
　乗ってもそれが無い。長い歴史に泥を塗らぬような、設計者・製作者の意気込みを
　感じます。
・乗り心地、快適さ、エコノミーなどを昨今の乗用車と比べると、遜色するのは理解できます
　が、別の見方として、長持ちして機能が維持されている車が最も快適でエコノミーとも
　評価できるはず。そもそも舗装道路で無いと性能が出ない自動車って、考えてみますと
　走行するのに莫大な投資を要する車で、それが燃費が良くてもね～・・いかがなもの
　でしょう？
・ＪＥＥＰを保有して自由に乗れる時代と国に生まれたことをとても嬉しく感じます。

特徴

• ハンドリング
• 加速
• 走破性
• 室内広
• 積載が楽
• 信頼性