ほしかった車がいい店で買えてよかったです（ｍｏｔｏｒｕｎｉｎさんのクチコミ投稿）

ある朝、ネットを開くと半年以上探し続けていた中古車が見つかる。完全に諦めかけていたところだった。早速、お店に電話する。非常に感じのいい対応。受付の人だろうかと思っていたら、ナント社長さん。そして、車も写真で見る限りすごくきれいな状態。早速見に行きたい。しかし、折しも今日は子供の夏休み最後の休日。以前から家内と娘に行楽の約束をさせられていた。「酒々井にアウトレットできたから行ってみるか！」と持ちかける。いい反応。早速出発。その後まもなく、「ついでに近くの中古車屋にも寄ってみようかなー」と調子に乗って口を滑らせたのが運のつき、、、“行楽”の真の目的が早くもばれる。「えー、軽の中古車見に行くのに高速代かけて行くの～？」と、一転、気まずい雰囲気。そんな空気をかき消すかのようにただひた走る。1時間ちょっとで店に到着。出迎えてくれたのは、つなぎを着たちょっと強面系の整備士さん？いや、その明るく丁寧な口調を聞き、すぐに電話の社長さんとわかる。アトレーを一番前に用意しておいてくれた。ネットの写真以上にきれいだ。『仕入れには徹底的にこだわっている』にウソはない。今思うとこの時点ですでに購入の意思をほぼ決めていたように思う。しかし、唯一の不安は修復歴。聞いてみると、実際の修復箇所から修復有りとされたいきさつまで、社長自ら一つ一つ丁寧に説明してくれた。本来ならばあまり話したくはないであろう細部まで、こと細かくきちんと教えてくれた。『じっくりとお客様が納得のいくまで丁寧にご説明致します』に納得。こんな中古車屋本当にあったのかと思ってしまう。おそらくはそのこだわりのあまり、成立しなかった商談も少なくないのでは、とむしろ同情してしまう。「本当に長く付き合える信頼できる」店、いや人物と出会ったような気がする。心は決まったが、最難関の家内の説得が待っている、、、と思ったら、あっさりOKの一発回答。それどこか、一緒に展示されていたアトレーの倍もするT車も欲しいと言い出す始末。。。出発したころとは全くの別人。家内も気持ちのいい買い物ができた喜びに浸っているようだ。それなりの額の買い物をしてこんな思いになることはそうそうない。大げさかもしれないが、まさに車とともに、社長の仕事に対する実直な思いを買った、まさにそんな気がする。一応（？）本来の目的だったアウトレットにも寄り自宅へと帰る高速道。ぐずついていた天気もいつの間にか晴れ渡り、車内にはまぶしい夕陽が射していた。「今日は夏休みの最後だったけどいい買い物ができてよかったよな」と後席の家内と娘に話しかける。しかし反応がない。やっぱり、、、と不安になりバックミラーを覗き込む。すると、そこには幸せそうに眠る二人の寝顔があった。