本命ではないボディカラーの個体だったために、正直冷やかし半分…という気持ちで見に行きました。珍しいクルマたちがすし詰め状態で目移りしてしまい、面白いお話を伺いながら楽しい時間を過ごさせていただきました。 日が暮れてきてそろそろ帰ろうかというときに「今からの時間、夕陽に照らされると一番きれいなんです」と、当初の目的であったGTVをもう一度見たところ、言葉通りハートをぐっとつかまれて忘れられなくなってしまいました。イタリア車は初めてなこともあってその場では決めきれず、1週間後に購入の意思を伝えました。 その個体に惚れ込んでというのはもちろんですが、お店の方が「一番きれいな時に見てもらえてよかった」と何度も車に話しかけてらしたのを思い出して、このお店に面倒を見てもらいたいと感じたのが一番の決め手でした。 納車までの間に何度もお店に伺って、色々と相談にも乗っていただきました。めったに見かけないGTVが入れ替わりで常時5台ほどいるような状態ですから、蓄積された知識や経験はかなりのものだと思います。車を売るだけでなく、オーナーが車とうまく付き合っていけるようにサポートしてくれる雰囲気があって、この先長くお付き合いしたいと感じるショップです。 イタリア車らしく手を入れる箇所が多いので、一般的な基準に照らし合わせると、整備が早いということはないです。これはある程度しょうがないことだと思います。メインで使うクルマではなく、趣味としてなら全く気になりません。 それに、様子を見に行くたびにお宝級のクルマを見ることができるのでとにかく飽きないです。