良かった点

volvo唯一の2ドアプレミアムクーペ（厳密には、ハッチバック）。何といっても、見た目が格好良いと思う。足回りが紺メタ、ボディはグレーメタ、というツートンもしゃれている。内装も、さすが、スカンジナビア・デザイン。グリーンのようでもありブルーのようでもある、シックで気品あるファブリックシート。本革シート車は何台も乗ってきたが、このファブリックのほうが絶対上品。ステアリングはしっとりした本革。斬新なセンターコンソール等、褒め出すときりがない。2008年型だから現行車種のようなIntelliSafeこそないものの、車体全体が頑丈で剛性が高いのは、乗っていてもわかる。やっぱりvolvoだなあ、と。最近50000kmを超えたけど、エンジン・ミッション・足回り・電気系統等、不具合なし。

気になった点

「ダウンサイジング」前の「5気筒2400ｃｃ」。燃費が良くないのは仕方がない。でも、静かによく回る。めったにやらないが、高速道路でアクセル踏み込み続けると、まあ、ぐいぐい延びる。デザイン優先でグローブボックスが狭かったり、日本車によくある、ちまちました「小物入れ」（便利だけど、ダサくないですか？）のたぐいがない（私はその手の日本的「心配り」は要りません）。

総評

クルマにカネ注ぎ込むつもりはないけれど、おしゃれで気品のあるクルマが欲しい、バッハなんか聞きながら悠然と街中を走りたい、てな方には最高の一台。程度のいい中古車が、びっくりするような価格で手に入ります。新車の軽よりはるかに安い。街でめったに見かけないのも良い。動いてる時も留めてある時も、ほんと、絵になるクルマです。

特徴

• スポーツ
• ラグジュアリー
• 押し出し
• ハンドリング
• 加速
• 乗心地