AMGはメルセデス・ベンツ車をベースにしたチューニングカーを製造する大手自動車チューナーだ。創業は1967(S42)年。社名のAMGは創業者のハンス・ベルナー・アウフレヒトとエバハルト・メルヒャー、そしてアウフレヒトの生地であるグローザスバッハの頭文字からとっている。当初は独立したチューナーで、メルセデスから認可を受けてクルマを開発していたが、90年代後半からはメルセデスの傘下に入って活動。新車の開発当初からエンジニアが参加する体制を築いている。
ハイパワーラグジュアリィオープン
SLクラスは2001(H13)年10月に発売されたが、SLベースのAMGモデルは2002(H14)年7月に登場した。エンジンは368kW/700N・mの圧倒的なパワー&トルクを発生する、5.5LのV8SOHC+インタークーラー付きスーパーチャージャー。電子制御5速ATはティップシフトに加えてステアリングコラムの左右に配置されたセレクタースイッチによる操作が可能なAMGステアリングシフトを採用し、スポーティさを高めた。電子制御ブレーキシステムのセンソトロニックブレーキコントロールやESPなど、安全装備も充実している。(2002.7)
AMG SLクラスのフルモデルチェンジ一覧
AMG初の7Gトロニック採用モデル
電動開閉式のルーフをもつスポーツカーであるSLKクラスは2004(H16)年9月に2代目モデルに進化したが、このとき標準モデルと同時にSLK55 AMGもデビュー。SLRマクラーレンをほうふつとさせるボディは電動開閉式のバリオルーフによって爽快なオープンドライブも可能。エンジンはAMGによってチューンされた5.5LのV8で、265kW/510N・mのパワー&トルクを発生する。これに組み合わされるのは電子制御7速ATの7GトロニックでAMGモデルとしては初の採用となった。強化ブレーキシステムやスポーツサスペンションなどはほかのAMGモデルと共通だ。(2004.9)
AMG SLKクラスのフルモデルチェンジ一覧
2tを超えるボディでも圧倒的な走りを実現
メルセデス・ベンツの本格的なクロスカントリー4WDであるGクラス(ゲレンデバーゲン)にも1995(H7)年からAMGモデルが設定されている。この時点で設定されたのはG36とG36ロングの2グレードで、当時のCクラスのAMGモデルであるC36に搭載されていたのと同じ3.6Lの直6DOHCエンジンを搭載した。動力性能は258ps/36.2kg-mで、標準モデル、ロングボディとも2tを超える車両重量に対応できる性能を備えていた。サスペンションは前後ともラバーコーン式で、形式は標準モデルと変わらないが、AMGの手によるチューニングが行われている。(1995.10)
AMG Gクラスのフルモデルチェンジ一覧