良かった点

とても美しいデザイン。他の高級車にも気後れせず一流ホテルの駐車場にも堂々入っていける。室内の雰囲気はスポーティーで独特。147や155などと比べて包まれ感のある運転席は、やる気にさせてくれる。ツインスパークに比べて低速トルクがあり、市街地でも走りやすい。そして意外に低燃費。ハンドリングも初期型セダンほどでないがクイックで良好でした。
フロントヘビーなＶ６のハンドリングが嫌いな人には良い選択肢。

気になった点

ミラーが小さく周囲の見切りが悪い。最少回転半径も大きいため取り回しに馴れを要し、車庫入れなどでステアリングを何度か切り返す必要があることも。ＪＴＳエンジンは低回転であまり良い音がしない。また、低回転を多用して走っていると、エンジンの吸気ポート付近に煤がたまって調子が悪くなり、エンジンチェックランプが点灯することも。ドアノブのスプリングが壊れたり、サイドミラーのパネが外れてブラブラになったりと細かい所が結構壊れる。天井後方の雨漏りにも悩まされた。セレスピードは信頼性に難あり。過去６年で４回（うち２回はレッカー対応）もどのギアにも入らないトラブルが発生した。

総評

ワゴン荷室はデザイン優先で狭い（容量360リットル）と酷評されたが、実際の使い勝手は悪くない。家族４人が座ったままで、マクラーレンのベビーカー２台を横向きに積むことが出来た。また後席にＩＳＯ-ＦＩＸアンカーを装備しているので最新の安全規制にも対応。小さい子どもを抱えるパパには良いかも。

特徴

• カジュアル
• ハンドリング
• 装備充実