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投稿日:2022年4月12日
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デザイン:5
走行性:4
居住性:5
積載性:5
運転しやすさ:5
維持費:3
モデル | 2018/9~2022/10 | グレード | シャイン |
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所有者 | 自分のクルマ | 所有期間 | 2019/5~ |
燃費 | 12km/L |
何といってもタイトルの「開放感」は圧倒的です。フロントウィンドウはほぼ運転席の頭上まで回り込んでおり、そのあとにガラスルーフが続いています。さらにサイドウィンドウも一定の高さを確保しているので、どの席に座っていても、視界いっぱいにその日その日の空模様をとらえることができます。 エクステリアは水平基調の薄いフロントグリル・立体感ある発光のブレーキランプ・Aピラーから後端までのシルバーパーツなど、遊び・落着き・ほどほどの高級感を兼ね備え、他のミニバンに無い奇跡のバランスです。 インテリアはボビンメーターを模したスピード表示とコラムシフトに名車のオマージュを取り入れつつ、運転席・助手席・3席独立の2列目シートの座り心地が良く現代的な居住性も及第点です。 静音性にはさほど力を入れているように感じませんが、当方はガソリン車のためか、不満に思うことはありません。車内の会話に支障はなく、音楽も快適に聞くことができます。 走りは、乗り物酔いがちの家族に前後左右のGをかけたくない当方には非常に適したバランスです。ゆっくり止まる、緩やかなラインをたどるコントロールが容易で、必要に応じた加速にも不満はありません。 視界の良さは死角の少なさでもあり、「見たいところを見られる」安心感は他に代えがたいものがあります。
各操作を前席タッチパネルに集約しすぎてワンタッチの簡便性に欠けること、クルーズコントロール機能が競合車比で劣ること、3列目シートは作りが「大人の乗客を乗せるには申し訳ない」水準であることには諦めが必要です。また、意外と全高が低い(国産ミニバンより200mmほど低い)ので、極端にたくさんの荷物を積めるわけではありません。それぞれ、重視しない人は気にならないと思います。
ドライバーを含めた5人家族が楽しく開放的に移動できる、まさに「唯一無二」のミニバンです。明るく居住性が高いインテリア、穏やかながら個性あふれるエクステリア、必要十分の走行性能と優れたコントロール性を兼ね備えていて、現時点では買い替えの候補が見当たりません。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。