良かった点

【エクステリア】
ボディサイズはランドローバーグループの中ではやや小さめといえるが、それでも全幅は1910mmもあって十分に大きい。北海道での試乗だったので、この全幅が問題になるシーンはなかったが、都内で乗ったらまた違った印象になると思う。

【インテリア】
外観デザインはランドローバーの一員であることが明確なものとされ、インテリアの回りの雰囲気もシンプルかつ機能的であることを基本に、それなりのラグジュアリーさを備えている。

【エンジン性能】
搭載エンジンは直列6気筒の3.2Lエンジンで、これにアイシン製の電子制御6速ATを組み合わせて横置きに搭載する。広めの全幅を確保しなければならなくなるのも当然といった感じのレイアウトだ。

【走行性能】
動力性能は171kW/317N・mで、基本が乗用車用のエンジンなので吹き上がりの良さなどは上々のレベル。低速域でのトルク感にも不満はない。フリーランダー2は車両重量が比較的軽い(といっても1900kgもある)ので、走りには軽快感がある。ほかのモデルに比べて短めのホイールベースも軽快さにつながっている。

気になった点

特になし

総評

今回の試乗はオンロードに限られたが、レンジローバーの4WDシステムであるテレインレスポンスを標準装備するほか、HDCを始めとする悪路走破性を高める電子制御技術もふんだんに盛り込まれている。本気で悪路を走りたいユーザーにニーズにも対応できるモデルである。
フリーランダー2の3.2 i6には、400万円をわずかに切る399万円の価格が設定されている。ランドローバーの入門モデルとして、そこそこ納得できる価格設定である。

特徴

• ラグジュアリー
• ハンドリング