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まささん(神奈川県)
投稿日: 2013年3月16日
4点
【エクステリア】
トヨタブランドで販売されるSAIがHSの姉妹車に相当するが、単純なエンブレムの違いだけでなく、内外装の仕様は大きく異なっている。仕様の違いとブランド代を含めると、価格差も大きい。
セダンボディの外観デザインはオーソドックスなもの。内装はレクサスブランドらしい質感が表現されているが、外観は大きく差別化されているわけではない。
【インテリア】
インテリアではカーナビの画面が視線移動の少ない高めの位置に配置されている。カーナビなどはリモートタッチと呼ぶコントローラーによって操作する仕組みなので、画面が遠くても操作てきるのだ。
後席の居住空間はけっこう広い。実は後席のシート裏にニッケル水素電池を搭載するため、居住空間もその影響を受けているのだが、それを感じさせないくらいの広さがある。影響が出ているのはトランク容量で、電池の搭載によって明らかに容量が小さくなっている。といってもHSのトランクをいっぱいにして走るような機会は少ないだろう。
【エンジン性能】
2.4Lエンジンのハイブリッドシステムを搭載するのに、車名がHS250というのはちょっと控えめだ。3.5LエンジンのハイブリッドがGS450だったりするからだ。これはHSがスポーティな走りよりも燃費を志向したクルマであることによくものだろう。
【走行性能】
発進時には電気モーターだけで静かで滑らかに走り出し、必要に応じて2.4Lエンジンが回ってハイブリッドの走りを実現するのはプリウスなどと変わらない。エンジンの排気量が大きい分だけ走りには余裕があり、システムとして出力できる動力性能は140kW(190ps)もあるので、アクセルを踏み込めば力強い走りが得られる。
ただ、そんなスポーティな走りを楽しみたいならHSてはなくほかのクルマがいろいろある。HSはハーモニアス・セダンの略であり、地球環境と調和したハーモニアス・ドライビングを楽しみたい人向けのクルマと考えたい。
【乗り心地】
試乗車は快適装備を充実させたバージョンLで乗り心地も快適そのもの。バージョンSには18インチが装着されていて、このタイヤはバージョンLでオプション装着することが可能だが、乗り心地と操縦安定性のバランスを考えると標準設定の17インチタイヤのほうがお勧めできる。空気圧も2.3気圧と適度な高さである。
今では、さらに優れたカムリ用のハイブリッドシステムを経験しているので、HS250の走りを高評価することはできないが、かといってHSの走りに不満があるわけではない。
HS250バージョンLは最上級グレードなので本革シートなどのラグジュアリーな雰囲気にあふれた装備や仕様に加え、前後方向のプリクラッシュセーフティシステムなどの安全装備が標準で用意されているため、価格は537万円とかなり高めの設定。SAIに比べるとブランド代としてざっと50万円くらいは高い印象だ。このブランド代をどう考えるかで、HSにするかSAIを選ぶかが変わると思う。
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