ホンダの福祉車両への取り組み
ホンダでは、「移動の喜びを一人ひとりに」という考えのもと、福祉車両としての機能を前提に設計されたN-BOX+など、幅広い車両開発が行われています。また、車を通して地域社会へ貢献する事を目指し、福祉車両の取り扱い認定店「オレンジディーラー」の積極的な展開に取り組んでいるのも大きな特徴です。
また、自分で運転する方のために、両足だけで運転操作できる国内で唯一の足動運転補助装置「Honda・フランツシステム」や足を使わずに手だけで運転操作ができる手動運転補助装置などの「Honda・テックマチックシステム」を30年以上にわたって取り組んでいます。
介助・介護のための車種ラインナップは、軽自動車からコンパクトカー、ミニバンと多岐にわたり、ハイブリッドカーの福祉車両も用意されています。
機能面から見ると、助手席が回転する、または回転&昇降するタイプと、2列目シートが回転&昇降するタイプを中心に、スロープを使って車椅子のままで乗り降りできる車いす仕様車も用意されています。
ホンダは、福祉車両の取扱い認定店の「オレンジディーラー」を全国で展開しています。店舗のバリアフリー化や展示車両の有無、営業スタッフの福祉車両に関する社内資格、介助士資格の取得状況によってグッド店、ベスト店、マスター店にわけられています。
中でもマスター店には、助手席回転シート車、助手席リフトアップシート車、サイドリフトアップシート車、車いす仕様車の4タイプの展示車または試乗車が用意されています。さらに、介助士資格取得者も各店舗に2名以上常駐しています。現在、マスター店は全国に59店舗あります(2013年11月時点)。なお、福祉車両は全国のHonda Carsでも取り扱っています。
ホンダの福祉車両についての問い合わせは下記まで
N-BOX + 車いす仕様車
もともと車いす仕様車をラインナップする事を前提に開発されたN-BOX+。車いす仕様車には電動ウインチ、脱着式の手すり、車椅子乗員用の3点式ELRシートベルトなどが装備されています。また、付属のマルチボードを使って、4名乗車モードからベッドモード、フラットモードなど多彩な空間アレンジが可能です。乗車定員はリアシート有り4名とリアシート無し2名の2タイプ(車椅子乗車時はいずれも3名)。FFのほか、ハイトワゴンの軽自動車では現在、唯一となる4WDも選べます。
ステップワゴン サイドリフトアップシート車
2L、5ナンバーミニバンの中でトップクラスの室内空間を誇り、3列目シートが床下に完全に収納できる機能が好評なステップワゴン。その2列目に電動で回転&昇降するシートを備えたモデルです。乗車定員は7名。そのほか、助手席に電動で回転&昇降するシートを備えたモデル(乗車定員は8名)も用意されており、いずれもFFと4WDの設定があります。また外観がよりスポーティなステップワゴン スパーダ(FF)も用意されています。
フリード 助手席リフトアップシート車
低床技術と高い室内高により、広々とした室内空間を誇る1.5Lコンパクトミニバン、「ちょうどいいHonda」で人気のフリード。その助手席に電動で回転&昇降するシートを備えたモデルです。乗車定員は6名。そのほか、2列目シートが電動で回転&昇降するモデル(乗車定員4名)、車椅子のままで乗り降りできる車いす仕様車(乗車定員6名/4名の2タイプ・車椅子乗車時はそれぞれ乗車定員5名)があります。なお、助手席リフトアップシート車にはハイブリッドモデルも用意されています。
フィット 助手席回転シート車
ホンダ独自のセンタータンクレイアウト技術により実現した広い室内空間とクラストップレベルの低燃費を実現したフィット。その助手席に手動で回転するシートを備えたモデルです。乗車定員は5名とベース車と同じです。座面はクッション先端をなめらかにすることで乗り降りしやすいデザインになっており、また座面中央をやや持ち上げることでお尻のズレも抑えられています。後席は標準車と同様に多彩なシートアレンジが可能です。1.3Lモデルとハイブリッドモデルが用意されています。
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