まだ歩くのがそれほど苦でない方を介助するなら、シートが回転・昇降する車がオススメです。乗り心地は、普通の車のシートとさほど変わりません。リハビリの観点からも乗り降りで多少の負荷があったほうがいいとされています。乗り降りしやすいシートが付いていても、実際に介助の必要な人が座りやすいか、車内に移動しやすいかは、車によっても、シートの位置によっても異なります。購入前に必ず本人に試してもらい、確認しましょう。
膝などの関節に痛みがあるなど、足腰に負担を感じており、1人で車に乗り込むことが苦痛になってきた方には、座席が回転または回転スライドして乗り降りをサポートしてくれるタイプの車を選びましょう。 助手席が回転するタイプのほか、2列目シートが回転するタイプもあります。
車椅子からの乗り替えでは、介助する人もそれなりの負荷がかかりますので、電動でシートが回転&昇降して乗り降りをサポートしてくれるタイプの車をえらびましょう。 また介助者が左右から支える必要がある場合は、スライドドアから乗降するタイプが介助しやすいので、助手席ではなく2列目シートが回転&昇降する車がよいでしょう(一部、助手席がスライドドアになっている車もあります)。
座りやすさを確認するポイントは、「シート座面がどこまで下がるか」です。実際に本人に座ってもらい、すんなりお尻がシートの奥へ届くかどうかチェックしましょう!
移動のしやすさを確認するポイントは、「車内に入る際に頭や足が引っかからないか」です。特に助手席の場合は実際に乗り込んでもらい、窮屈にならないかや恐怖感がないかをチェックしましょう!
車椅子から乗り替える場合に確認するポイントは、「車椅子の座面と車のシートの座面が同じ位置になるか」です。実際に車椅子から座席へ乗り込み、乗降時の負担をチェックしましょう!




















