VWの歴史は、一人のエンジニアの夢から始まった。その名はフェルディナント・ポルシェ博士。ポルシェ博士は1934(S9)年に新しい小型車の構想を完成させ、国民車=フォルクスワーゲンの開発にこぎつける。そのための工場も立ち上がったが、やがて戦火が拡大し、工場は軍用車の生産に追われることになった。真の国民車は戦後になって初めて本格的に生産され、タイプ?(ビートル)の名で世界中にリリースされる。現在のVWもメインは大衆車の生産。その姿勢を保ちつつ、"プレミアム"という新たな価値を創出している。
クラス水準を超えるクオリティを実現
細部にまでこだわり、妥協を一切排した徹底的な作り込みが施されたエクステリア。インテリアも高い質感とソフトな感触を得たダッシュボードや各スイッチを押したときの節度感が追求された。内外装ともにクラス水準を大きく超える飛躍的進化を遂げている。安全装備は全車にESPが設置されるのをはじめ、ブレーキアシスト、6エアバッグなどが備わる。エンジンは1.4LのDOHCの1種類のみ。これにクラス初となる7速のDSGが組み合わされる。燃費性能の改善も図られ、10・15モードで17.0km/Lを達成。この結果、エコカー購入補助金の対象車となり、車齢13年超の経年車の廃車を伴う買い替えの場合、25万円の補助金を受けることが可能になった。(2009.10)
フォルクスワーゲン ポロのフルモデルチェンジ一覧
高い品質と環境性能が与えられた6代目
日本における大ヒット輸入車の代名詞でもあるゴルフの6代目。初代ゴルフのデザインエレメントを踏襲しつつスポーティかつシンプルなフォルムを実現。インテリアは機能的かつ素材にまでこだわり、クラスを超える高品質が目指された。エンジンは1.4L直4DOHCで、ターボ仕様とツインチャージャー仕様(ターボ+スーパーチャージャー)の2種類が用意されている。ミッションは7速DSGが組み合わされ、スムーズな走りはもちろん、16.8km/Lというフォルクスワーゲンとして過去最高の10・15モード燃費を達成するなど、環境性能の向上も図られた。また、運転席ニーエアバッグが装着されるなど、充実した安全性能も魅力。(2009.4)
フォルクスワーゲン ゴルフのフルモデルチェンジ一覧
ゴルフベースの3列7人乗りのミニバン
5世代目のゴルフの投入に先駆けて3列シートで7人乗り仕様のミニバンとなるゴルフトゥーランが発売された。比較的コンパクトな全長ながら、合理的なパッケージングによって3列7人乗りのシートを実現している。レーザー溶接を多用したボディは高いボディ剛性をもつ。基本プラットフォームはこの時点ではゴルフVと共通で、搭載される1.6Lと2Lの直噴エンジンは最高出力がそれぞれ85kWと100kWの余裕の動力性能と低燃費を両立させている。両エンジンともティプトロニック仕様の電子制御6速ATと組み合わされる。(2004.2)
フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランのフルモデルチェンジ一覧