戦前はアルファロメオ、戦後はフェラーリとレースの舞台で凌ぎを削ったマセラティ。創業は1919(T8)年と古く、当初はチューニングなどを手がけていた。本格的にレースマシンを開発し始めたのは20年代に入ってから。専用の市販車としては48(S23)年に登場したベルリネッタが第1号とされ、57(S32)年には名車の誉れが高い3500GTをリリースする。その後もクワトロポルテやギブリなどを発売するが、経営状態は次第に悪化し、大手メーカーの傘下に入ることになる。現在はフィアット傘下のフェラーリの傘下という位置づけ。
スポーツカーに匹敵する走行性能を秘める
クワトロポルテは4ドアを意味するイタリア語。マセラティのフラッグシップモデルに位置するクルマで、日本では2004(H12)年2月に販売が開始され、5月からデリバリーが始まった。ピニンファリーナによってデザインされたクワトロポルテとして5代目に当たるモデルで、全長が5mを超える大柄なは優美さと威厳を表現したデザインが特徴。搭載エンジンは4.2LのV8で、最高出力は294kW(400ps)を発生する。デュオセレクトと呼ぶパドルシフト付きのATによって0→100km/hの加速を5.2秒で実現するというから、スポーツカー並みの実力だ。(2004.5)
マセラティ クアトロポルテのフルモデルチェンジ一覧
2大デザイナー夢のコラボレーション
イタリアの高級車ブランドであるマセラティが北米市場を意識した戦略モデルのオープンカー。ジウジアーロのイタルデザインとピニンファリーナのコラボレーションによって実現した外観スタイルは当時のラグジュアリィクーペである3200GTをほうふつとさせるものだが、ボディサイズはひと回り大きくなりホイールベースは220mmも延長されている。エンジンは4.2LのV8で、287kW/451N・mのパワー&トルクを発生。6速MTのほか、カンビオコルサと呼ぶステアリングコラムの裏側のパドルによってシフトチェンジをするセミATの設定もある。(2001.10)
マセラティ スパイダーのフルモデルチェンジ一覧
レースの技術をフィードバックしたイタリアンクーペ
2002(H14)年5月に発売されたマセラティクーペは、従来の3200GTのFMCモデルだが、先にスパイダーが発売されており、クーペが後から登場するといった変わったデビューとなった。外観デザインの3200GTをほうふつとさせるイタリアンデザインの美しいシルエットのジウジアーロのイタルデザインによって作られた。エンジンは4.2Lの90度Vで、287kW451N・mのパワー&トルクを発生する。6速MTのほかカンビオコルサと呼ぶフェラーリのF1技術をフィードバックしたセミATも採用する。ブレンボ製のブレーキをベースにEBD付きABSが装備される。(2002.5)
マセラティ クーペのフルモデルチェンジ一覧