トヨタ プリウス予想イラスト|ニューモデル速報

4代目となる新型プリウスのエクステリアのデザインと詳細が判明した。次世代プラットフォームが用いられ、「THS-III」という新しいハイブリッド機構が搭載されるようだ。

新型プリウスの正体に迫る

30%軽くなるモーター、待望の4WD車も登場

長年にわたって使われてきた先代のハイブリッド機構「THS-II」は、他社が効率の良いハイブリッド機構を開発したこともあって代替えが望まれていた。「最先端のハイブリッド技術は、つねにプリウスから」というモットーに則り、新型ではTHS-IIIが採用される。

最大の変更点は、初代THSから使われてきた複雑で重いプラネタリーギア(遊星ギア)が廃止され、一般的な平行ギアが用いられること。軽量化はモーターやインバーターにも及び、モーターは30%、インバーターは10%以上軽くなる見通しだ。

4WD車が新たに用意されることもポイント。低速時のみモーターが稼働するe-4WD(前輪はエンジンで、後輪はモーターで駆動する方式)が起用される。この後輪モーターは回生機能を持たないようだ。

エクステリアの情報もお届けしよう。まずはフロントマスク。ボンネット開口線に沿って配されたヘッドランプとグリルは滑らかな円弧を描き、ヘッドランプの下に装着されたガーニッシュと相まって、堂々としたワイド感が演出される。

サイドビューは、複雑に交錯するキャラクターラインによりスポーティな印象となる。2014年のジュネーブモーターショーで披露された新型アイゴ(欧州専用小型ハッチバック)からも読み取れるように、今後のトヨタデザインは個性を際立たせていくのかもしれない。

※2014年4月22日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

弟分のアクアにトップの座を譲ったものの、2013年の現行プリウスの販売台数は2位(日本自動車販売協会連合会調べ)。いまだ人気が高い

弟分のアクアにトップの座を譲ったものの、2013年の現行プリウスの販売台数は2位(日本自動車販売協会連合会調べ)。いまだ人気が高い

2014年のジュネーブモーターショーで披露されたアイゴ。奇抜なデザインだが、このエッセンスが新型にも盛り込まれるかもしれない

2014年のジュネーブモーターショーで披露されたアイゴ。奇抜なデザインだが、このエッセンスが新型にも盛り込まれるかもしれない

予想発表時期2015年8月
全長×全幅×全高4415×1745×1490(mm)
搭載エンジン1.8L 直4+モーター
■Photo&Text/マガジンX編集部