スライドドア▲後席ドアが後ろへ水平方向に動くスライドドア。その魅力やオススメモデルを紹介

狭い場所に車を止めても安心して開閉できるスライドドア。開口部の広さや多様な機能を備えることで、子育て世帯を中心に人気を集めている。近年では計自動車やミニバンなど、スライドドアを採用する車種も多い。

そこで、今回はスライドドアの魅力や選び方を解説するともに、今オススメの車種も紹介する。

 
 

スライドドアとは? その魅力とは?

スライドドアとは、引き戸のようにボディに対して水平方向に開くドアのこと。 ファミリー向けのイメージが強いが、利便性の高さから多くの人に支持されている。その具体的なメリットは下記のとおりだ。

魅力1:乗り降りや積み降ろしがしやすい
スライドドアは、基本的に一般的なヒンジドアよりも開口部が広い。さらに、場所を選ばずにドアを全開にできるので、人の乗り降りや荷物の積み下ろしがしやすい。例えば、子供をチャイルドシートに乗せたり、車の側面から大きな荷物を積み降ろしたりするのもスムーズだ。

スライドドアの開口部▲スライドドア採用車は箱型で背が高い車種が多いため、必然的にドアの開口高も高くなる

魅力2:狭い場所でもドアをぶつける心配がない
スライドドアはボディに沿うように開閉するので、ドアをぶつける心配がない。隣の車や壁との距離が狭い駐車場でも、安心してドアを開閉できる。

強風にあおられての急な開閉や、物陰から出てきた歩行者との接触といった予期せぬ事故を軽減できるのもメリットだ。

▲スライドドアから車に乗る子供▲力任せにドアを開けて周りの物や人を傷つけないので、幼い子供がいても安全だろう

魅力3:ドアに多様な装備を付けることができる
スライドドア採用車の中には、便利な装備が用意されている車種もある。電動スライドドアは楽にドアを開閉できるし、挟み込み防止機能を備えるなど安全面も考慮されている。乗り降りを補助する電動ステップなどもありがたい。

一方で、ヒンジドアには装備が用意されていることはほとんどない。ドアに多彩な装備を付けられるのは、スライドドアならではの魅力と言えるだろう。

▲スライドドアのハンズフリー機能▲最近の車種に用意される、足をかざすだけでドアが開く「ハンズフリー機能」も便利だ
 

スライドドア車の選び方・ポイント

スライドドア採用車と一口に言っても機能や寸法は千差万別。そこで、スライドドア採用車の選び方をまとめてみた。車選びの際には、これらのポイントに注目してみてほしい。

選び方1:手動よりも電動スライドが便利で安心
スライドドアは手動と電動に大別できる。どちらも一長一短ではあるが、基本的には電動スライドドアがオススメ。

ボタンを押すだけで操作可能なので、小さな子供や高齢者でも楽に開閉できる。坂道など斜面で駐車しても勝手に閉まったりしない。はさみ込み防止機能が付いていれば安心感も高い。手動より高価となるが、コスパで考えても電動が良いだろう。

▲電動スライドドア▲運転席から操作できたり、リモコンで開閉できたりするのも電動スライドドアの利点だ

選び方2:最近の車なら両側スライドドアが基本
スライドドア採用車というと両側スライドドアをイメージしがちだが、一昔前には運転手側がヒンジドアの車があった。ただ、左右どちらかでも乗り込める両側スライドの方が使い勝手は上だろう。

最近の車は両側スライドドアが基本。利便性にこだわるなら新しめの車がベターだ。

▲電動スライドドアの開閉▲最近では両側が電動スライドドアな車種が増えている。ただ、一部グレードでは運転席側だけ手動なこともあるので注意しよう

選び方3:開口部やステップ高などで乗降性を確認
スライドドアの開口部も重要なポイント。当然、開口部は大きい方が乗り降りも積み降ろしもしやすい。

また、ステップ高も見逃せない。車に床面が低いほど足を上げなくて済むので、楽に乗り込める。小さな子供や高齢者が乗り込む際も安心だろう。開口部の寸法は車種によって公表されていないことがある。気になる車を見つけたら、実車で問題ないか確認しよう。

▲センターピラーレス車にスライドドア▲車体中央の柱がない「センターピラーレス」のスライドドア採用車は、特に開口部が広い

選び方4:仕様・装備はライフスタイルに合わせる
スライドドア採用車を選ぶ際も、通常の車選びと同様、自分に合っているどうかが大切。多機能にすればするほど価格は高くなるので、スライドドアの開口部や装備もどこまで必要か検討しよう。

例えば、両手いっぱいに手荷物を持つことが多いならハンズフリー機能は最適。一方で、ドアをぶつけるのだけ回避できれば良いなら電動スライドドアだけでも問題ない。オトクに購入したい場合は、仕様・装備は必要最低限にとどめるのが無難だろう。

▲スライドドアの予約ロック機能▲「予約ロック機能」付きなら、ドアが閉まるまで待たなくてもOK。降りた後、スムーズに行動したい人にピッタリ

それではこれから、オススメのスライドドア付き車種をボディタイプ別に紹介していく。まずは軽自動車から始まるが、気になるボディタイプがあればそこから確認するのもアリだ!

 

【スライドドア付き軽自動車 オススメ10選】

スライドドアを採用する軽自動車は少なくない。主に背が高い「スーパーハイトワゴン」に多く採用されている。その中から、コスパに優れた車種を10台ピックアップした。

 
 

1:ホンダ N-BOX(2代目)

■カーセンサー掲載台数:約1万30000台
■中古車価格:総額50万~270万円
■新車時価格:131.5万~228.8万円

現行型N-BOX▲2代目となる現行型N-BOXにはノーマルに加え、デザインが異なるN-BOXカスタムも設定

デビューした2017年から6年連続で軽自動車の販売台数ランキング1位に輝く現行型N-BOX。その最大の魅力は、軽乗用車最大級の室内空間だ。

頭上にゆとりがあるため、非常に開放的。後席もゆとりたっぷりで、前後のシート間はミドルサイズミニバン並みとなっている。シートレイアウトも多彩。後席は左右別々にスライドでき、シートの床下収納も跳ね上げも可能だ。

スライドドアの開口部もミニバン並み。上級グレードは両側が電動となっている。LやEXといった中間グレードは、助手席側が電動で運転席側が手動だが、電動をオプション装備可能。助手席側が電動ならディーラーオプションでハンズフリー機能を装備できる。

ただ、エントリーグレードのGは両側とも手動で、オプションでも電動を選べないので注意が必要だ。

現行型N-BOX▲前席はベンチシート仕様の他に、助手席がロングスライドできる「助手席スーパースライドシート」仕様を選べる

カーセンサー掲載台数は約1万3000台。そのうち約5500台が両側電動スライドドアを装備している。

掲載車両の平均価格は約120万円で、平均走行距離は約2万2100km。登録済未使用車が約2500台あるので、走行距離が少ない物件を狙いやすいのもうれしい。

また、中古車を選ぶ際は先進安全装備も考慮しよう。安全性能を追求するなら、先進安全装備「ホンダセンシング」の機能が拡張された2019年10月以降のモデルを選びたい。
 

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2:ホンダ N-BOX(初代)

■カーセンサー掲載台数:約7000台
■中古車価格:総額18.8万~190万円
■新車時価格:119.8万~201.5万円

初代N-BOX▲2011年12月から2017年8月まで生産された初代N-BOX

オトクにスライドドア採用車を手に入れたいなら、初代N-BOXに注目してほしい。

車内室内長:2180mm × 室内高:1350mm × 室内高:1400mm。後席を倒せば、26インチの自転車をそのまま載せられるなど、現在でも一線級のパッケージングを誇っている。さらに走行性能も十分以上で、日常使いで困ることはほとんどないはずだ。

スライドドアは、エントリーグレードの「G」では現行型と同様に両側手動。1つ上級の「G Lパッケージ」は助手席側が電動、それ以上のグレードは両側電動が標準装備されている。開口幅は640mmを確保しているので、乗り降りはノーストレスだろう。

初代N-BOX▲後席と前席と距離は1150mmもある。2015年2月以降のモデルからは後席のスライド機能がオプションで用意された

カーセンサー掲載台数は約7000台で、そのうちターボ車は約1350台。ノーマルとカスタムの割合は半々となっている。

平均走行距離は7万kmで、平均価格は約70万円。走行距離10万km超えなら総額20万円から、5万km以下の物件でも総額50万円から狙える。

購入のポイントは安全装備の有無。2013年12月以降のモデルから低速域衝突被害軽減ブレーキがオプション設定されている。気になる人は購入前に必ずチェックしよう。
 

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3:スズキ スペーシア(2代目)

■カーセンサー掲載台数:約5400台
■中古車価格:総額55万~309万円
■新車時価格:127.4万~200.6万円

▲現行型スペーシア▲「ザ・かぞくの乗り物」をキャッチフレーズに、2017年12月に登場した現行型スペーシア

2代目となる現行型スペーシアの室内は広々としている。特に室内高は1410mmもあり、頭上も肩まわりも余裕たっぷり。室内長も2155mを確保し、足元にも十分なスペースがある。

さらに低燃費なのも魅力だ。モーターで走行をアシストするマイルドハイブリッドを全車に採用。全高が1700mmを超える軽スーパーハイトワゴンの中で、トップとなるWLTCモード燃費22.2km/L(2WD車)を記録している。

スライドドアはエントリーのハイブリッドGの場合、両側が手動でオプション設定もない。しかし、上級グレードのハイブリッドXなら両側が電動。予約ロック機能なども標準装備している。

室内高の高さに比例するように、ドア開口高も1250mmと高いのも長所だ。

現行型スペーシア▲後席は側面と荷室側からワンタッチで折りたため、シートアレンジも多彩だ

カーセンサー掲載台数は約5400台で、そのうち900台がターボ車。スタイリッシュな「カスタム」が約2500台、SUVルックの「ギア」は850台で、自分好みの1台を選びやすい。

平均走行距離は1万8000kmだが、届出済未使用車が約1300台と豊富だ。

平均価格は約140万円だが、総額100万円台から狙うことができる。ただ、イチオシは2020年8月以降のモデル。スズキセーフティサポートが充実し、安全性能が高められている。
 

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4:スズキ ワゴンRスマイル(初代)

■カーセンサー掲載台数:約1100台
■中古車価格:総額85万~214.5万円
■新車時価格:129.7万~171.6万円

ワゴンRスマイル▲2021年8月にデビューした現行型ワゴンRスマイル。ベースとなるワゴンRと異なり、カスタムは未設定

現行型ワゴンRスマイルは、スライドドアを採用する軽自動車の中でNo.1の低燃費。マイルドハイブリッド車のWLTCモード燃費は2WDで25.1km/L、4WDでも23.6 km/Lを達成している。

軽トールワゴンと軽スーパーハイトワゴンの中間的なサイジングも絶妙だ。室内高を1330mmも確保しながら、車高は1695mmに収め、燃費性能と開放的な室内を両立している。

スライドドアは、エントリーグレードでガソリン車のXのみ両側手動。マイルドハイブリッド車は両側電動で、予約ロック機能を標準装備している。スライドドアの開口部や機能は軽スーパーハイトワゴンに肉薄しているので、燃費を優先したい人にはもってこいの1台となるだろう。

ワゴンRスマイル▲シンプルで飽きがこないインテリア。視認性も高く、周囲の交通状況を把握しやすい

カーセンサー掲載台数は約1100台で、そのうち約1000台がマイルドハイブリッド車と大半を占めいている。

発売から2年近くがたったが、平均走行距離は約3500kmと少なめ。届出済未使用車も約300台あるので、低走行車を手に入れやすい。

平均価格は約150万円だが、総額で110万円台から狙うことができる。
 

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5:スズキ エブリイワゴン(3代目)

■カーセンサー掲載台数:約1100台
■中古車価格:総額44.6万~417.5万円
■新車時価格:142.6万~192.9万円

▲現行型エブリイワゴン▲商用車であるエブリイの乗用車版がエブリイワゴン。現行型は2015年12月に登場

現行型エブリイワゴンは、ベースであるエブリイ譲りの積載性が強みだ。室内長が2240mmで、室内幅が1355mm、室内高はハイルーフ仕様なら1420mmにも達する。

荷室は後席を倒さなくても最大1123Lを確保。荷室床は防汚仕様で、フックなどを利用できる「ユーティリティナット」を備えるなど、利便性も高い。

スライドドアはエントリーグレードのJPターボは両側が手動。中間グレードのPZターボは助手席側のみ電動で、上級グレードのPZターボスペシャルのみ両側が電動となっている。

ただ、商用車ベースゆえに後席ドアには縦型ハンドルを採用しており、開け閉めがしやすい。アウトドアユースを前提にスライドドア採用車を検討しているなら、現行型エブリイワゴンは有力な候補となるはずだ。

▲現行型エブリイワゴン▲後席はスライド&リクライニング機構付き。左右分割可倒式で、床に沈み込むように収納できる

カーセンサー掲載台数は約1100台で、ハイルーフ仕様は約700台と半数以上。平均走行距離は2万5000kmだが、走行距離1万km以下の物件は約600台ある。

平均価格は約160万円だが、走行距離を気にしなければ総額100万円以下でも購入圏内。デビュー時から衝突被害軽減ブレーキなど先進安全装備が標準装備されているが、安全性能を優先するなら機能向上が図られた2019年6月以降のモデルが狙い目だ。
 

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6:ダイハツ タント(4代目)

■カーセンサー掲載台数:約5000台
■中古車価格:総額69.9万~280万円
■新車時価格:122万~202.4万円

現行型タント▲4代目となる現行型タントは、2019年7月に登場。「新時代のライフパートナー」をキーワードに開発された

広々とした室内で人気を集める現行型タントだが、利便性の高さも見逃せない。運転席ロングスライドシートは540mmも前後に移動し、助手席も380mmスライド可能。シート位置を大きく変えられ、後席へスムーズにアクセスできる。

さらに荷室では上下2段調節式デッキボードを装備。ユーティリティフックも備わり、荷物を効率良く収納できる。

スライドドアは、エントリーグレードのLが両側手動。XとXターボになると助手席側が電動となる。一方で、別デザインを採用する「カスタム」と「ファンクロス」は両側電動が標準装備。

さらに電動には、電子キーを持って車に近づくだけでドアが自動で開く「ウェルカムオープン機能」や予約ロック機能が搭載されている。センターピラーレスの「ミラクルオープンドア」も採用され、開口部は広大。乗降性はトップクラスだろう。

現行型タント▲室内長2125mm×室内幅1350mm×室内幅1370mm。デザインはシンプルで居心地がよい

カーセンサー掲載台数は約5000台で、そのうちターボ車は約1500台となっている。バリエーションごとの内訳を見ると、カスタムが約2500台で最多。ノーマルが約1500台で、ファンクロスが約1000台となっている。

平均走行距離は約8500km。平均価格は約160万円だが、初期のモデルなら総額100万円台から狙える。
 

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7:ダイハツ ムーヴキャンバス(2代目)

■カーセンサー掲載台数:約2600台
■中古車価格:総額126.3万~260万円
■新車時価格:146.3万~192万円

現行型ムーヴキャンバス▲2022年7月に登場した現行型ムーヴキャンバス。ムーヴがベースとした軽トールワゴンだ

2代目となる現行型ムーヴキャンバスは、デザイン性の高さが特徴だ。かわいらしい「ストライプス」と、落ち着いた雰囲気の「セオリー」という2つのデザインを設定。メーカーオプションとディーラーオプションを組み合わせた「アナザースタイル・パッケージ」を3種類も用意している。

もちろん、使い勝手も良好。リアシート下から引き出して使う「置きラクボックス」や保温機能付き「ホッとカップホルダー」などは日常生活で大活躍してくれる。

全車に両側電動スライドドアを採用し、予約ロック機能も標準装備。ウェルカムオープン機能も、エントリーグレードのXを除いて全車に標準化されている。開口部は幅:595mm × 高さ:1110mmと十分以上な大きさを確保。

デザインが気に入った人や、軽スーパーハイトワゴンほどのボディを必要としない人にとっては選択肢のひとつとなるだろう。

現行型ムーヴキャンバス▲セオリーの内装。インパネとドアトリムをダークブラウンにすることで、シックな雰囲気を演出

デビューから1年程度しかたっていないが、カーセンサー掲載台数は約2600台と豊富。そのうち9割以上が中間グレードであるG以上で、約550台もターボ車なのも好印象だ。バリエーション別に見るとストライプスが約1850台、セオリーが約750台となっている。

平均走行距離は1000kmと、ほとんどが低走行車。平均価格は約160万円だが、総額140万円台から狙える。希望条件に合った1台があれば中古車を検討するのもアリだ。
 

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8:ダイハツ ウェイク(初代)

■カーセンサー掲載台数:約1700台
■中古車価格:総額43.9万~250万円
■新車時価格:135万~189.5万円

初代ウェイク▲2014年11月から2022年8月まで生産されていた初代ウェイク

コスパが高いスライドドア採用車を探しているなら、初代ウェイクは賢い選択肢となる。全高1835mmという高身長の箱型ボディによって、室内の広さは現在でもトップクラス。特に室内高は1455mmと、軽スーパーハイトワゴンの中でも頭抜けている。

積載性も優秀だ。荷室には大容量アンダートランクを備え、上級となるGグレード系には上下2段調節式デッキボードを標準装備。日々の買い物からアウトドアシーンまでバッチリこなせる。

スライドドアは、エントリーのDグレード系が両側手動、中間以上のグレードが両側電動。電動にはロック予約機能も備わっており、他の現行モデルと比べても遜色がない。

開口部も現役世代の軽スーパーハイトワゴン並みだ。開口幅こそ595mmだが、開口高は1286mm。背の高い荷物を積み降ろしもしやすくなっている。

初代ウェイク▲シートはすべて撥水加工。後席の背面も防水仕様で、汚れても手軽に拭き取れる

カーセンサー掲載台数は約1700台で、そのうちターボ車は約950台。平均走行距離は約5万5000kmで、平均価格は約110万円。走行距離5万km以下の物件でも総額70万円台から狙える。

デビュー時から設定されている先進安全装備のSA(スマートアシスト)装着車は、徐々に機能を拡張。2016年5月にはSA II、2017年11月にはSA IIIに進化しているので、価格や安全性能のバランスを見比べながら選ぶと良いだろう。
 

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9:日産 ルークス(2代目)

■カーセンサー掲載台数:約2400台
■中古車価格:総額87.8万~280万円
■新車時価格:141.6万~245.4万円

ルークス▲2020年3月に登場した現行型ルークス。ノーマルの他、力強い「ハイウェイスター」とカスタマイズモデルの「AUTECH」を設定

2代目となる現行型ルークスの長所は、装備が充実していること。高速道路での運転をアシストする「プロパイロット」をはじめ、自車からは見えない車両の急減速を検知する「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)や、万が一のときの通報機能を備えた「SOSコール」など、先進安全装備が用意されている。

さらに、上級グレードにはプラズマクラスター技術搭載リアシーリングファンや撥水加工シートなどを標準装備している。

スライドドアはエントリーグレードのS以外にはハンズフリー機能を備えたオートスライドドアを採用。XとハイウェイスターX、ハイウェイスターGターボは助手席のみだが、それ以上の上級グレードには両側に標準装備されている。

しかも、電動には予約ロック機能も備わっている。開口部も幅が650mmと大きく、至れり尽くせりな内容となっている。

▲現行型タント▲内装は質感が高く、収納も豊富。特にオーバーヘッドコンソールやシートアンダードローなどのオプション装備は便利

カーセンサー掲載台数は約2400台。ハイウェイスターが約1300台と半数以上で、AUTECHは約50台と希少となっている。プロパイロット搭載モデルも約850台と少なくないので、安全性能にこだわるなら要チェックだ。

平均走行距離は約1万km、平均価格は約150万円。総額90万円台から狙え、プロパイロット搭載車も総額100万円台から探すことができる。
 

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日産 ルークス(2代目) × 全国
 

10:三菱 デリカミニ(初代)

■カーセンサー掲載台数:約20台
■中古車価格:総額218.8万~279.8万円
■新車時価格:180.4万~223.9万円

▲現行型タント▲2023年3月に登場した現行型デリカミニ。軽スーパーハイトワゴンのeKスペースがベースで、eKクロススペースの後継車にあたる

「頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン」がコンセプトの現行型デリカミニ。タフでギア感のあるルックスが魅力で、「アクティブトーン・スタイル」と「ワイルドアドベンチャー・スタイル」という2種類のスタイルがディーラーオプションで用意されている。

アウトドアユースを想定しているため、内装では全車に撥水加工シートを採用。荷室では、樹脂仕様のラゲージボードを上級グレードに標準装備している。

兄弟車である現行型ルークスと同様に装備は充実。マイパイロットや前方衝突予測警報などを用意し、ほぼ同水準となっている。スライドドアもハンズフリー機能付きの電動スライドドアを全車に採用。TとGは助手席側のみで運転席側は手動だが、上級グレードでは両側が電動となっている。

ただ、現行型ルークスとは異なり、予約ロック機能は採用していないので、注意が必要だ。

現行型デリカミニ▲後席は左右別々に320mmスライド可能。荷室側からでも操作できるので、シートアレンジしやすい

デビューから間もないだけあって、カーセンサー掲載台数はまだ約20台。そのうちの大半が上級グレードの「プレミアム」系で、ターボ車のTプレミアムも見つけることができる。

平均価格は約230万円。総額230万円台の物件も探すことが可能だ。メーカー発表によると6月7日時点で5~6ヵ月程度の納車待ちとなっているので、早めに手に入れたい人は中古車を検討するのもひとつの手だろう。
 

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【スライドドア付きミニバン オススメ12選】

スライドドア採用車といえば、やはりミニバン。ファミリーユースを前提とした車種が多いだけあって、乗降性や積載性が高いモデルが揃っている。

その中でも、優秀な人気車12モデルをオススメする。

 

1:トヨタ シエンタ(3代目)

■カーセンサー掲載台数:約450台
■中古車価格:総額207.9万~402.9万円
■新車時価格:195万~310.8万円

現行型シエンタ▲2022年8月に登場した現行型シエンタ。ガソリン車とハイブリッド車が設定され、それぞれに5人乗り仕様と7人乗り仕様を用意

コンパクトミニバンの代表格であるシエンタ。3代目となる現行型は、運転しやすさと居住性を見事に両立している。ボディは5ナンバーサイズで、最小回転半径は5.0mとクラス有数。

車内は広々としており、特に室内幅:1530mmと室内高:1300mmもクラストップレベルだ。前後席間のスペースが最大1000mmも確保されているのも美点。3列目は床下格納式なので、背が高い荷物も積みやすくなっている。

スライドドアはエントリーグレードのXが片側電動、中間グレードのGが両側電動、上級グレードのZがハンズフリー機能付きの両側電動。いずれの電動スライドドアにも予約ロック機能が搭載されている。

ステップ高は330mmと低床。指のかかりやすい形状の「乗降用リアアシストグリップ」を装備し、乗降性も抜群だ。

現行型シエンタ▲消臭・撥水撥油加工を施したファブリックシート表皮が用意されているのも便利

カーセンサー掲載台数は約450台で、半数以上がハイブリッド車となっている。グレード別で見るとZが最多で、Xが最も少ない。乗車人数別では7人乗りが8割以上を占めている。

平均価格は約295万円。ただ、総額210万円台から狙え、総額300万円以下でハイブリッドZの7人乗り仕様が登録済未使用車で購入圏内だ。
 

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2:ホンダ フリード(2代目)

■カーセンサー掲載台数:約3300台
■中古車価格:総額92.9万~337万円
■新車時価格:188万~333.3万円

現行型フリード▲2016年9月に登場した現行型フリード。乗車人数は6人乗りで3列シートを採用している。2列シート仕様はフリード+として用意されている

シエンタと人気を二分するフリード。2代目となる現行型は居住性に優れている。

ライバルのシエンタに負けず劣らずの広さに加えて、2列目にキャプテンシートを採用。FF車なら360mmスライドでき、ゆったりとくつろげる。国産コンパクトミニバンの現行型でキャプテンシートを設定されているのはフリードのみなので、貴重な仕様となっている。

スライドドアは全車に両側電動を採用。ハンズフリー機能はディーラーオプションで装備できる。ただ、注意したいのは、デビュー時には上級グレードのみ両側電動スライドドアだったこと。エントリーグレードのBは両側手動で、中間グレードのGは片側のみ電動だった。低年式の中古車で購入を検討している場合は、注意が必要だ。

現行型フリード▲1列目から3列目までウォークスルーでスムーズにアクセスできる

カーセンサー掲載台数は約3300台で、ハイブリッド車は約1400台と4割ほど。バリエーション別に見ると、SUVルックの「クロスター」は約200台で、「モデューロX」は約100台となっている。平均走行距離は約2万5000km。平均価格は約200万円だが、総額220万円台から狙える。

オススメなのは2019年10月以降のモデル。このタイミングでエクステリアが変更され、先進安全装備の「ホンダセンシング」が標準化されているからだ。
 

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3:トヨタ ノア(4代目)

■カーセンサー掲載台数:約350台
■中古車価格:総額270万~590万円
■新車時価格:267万~389万円

ノア▲2021年12月に登場した現行型ノア。標準モデルとエアロモデルの2種類がラインナップされている

4代目となる現行型ノアは、室内の上質さが魅力。7人乗り仕様の2列目キャプテンシートでは前後に745mmもロングスライド可能。左右のシート間も185mm 開いており、ゆとりたっぷりだ。

加えてオットマンとヒートシーターを設定。USBタイプCの端子が設置されたサイドテーブルを装備しているのもGOODだ。また、ミドルサイズミニバンの現行型で、唯一ハイブリッドの4WD車を用意しているのも利点だろう。

スライドドアは、エントリーグレードのXが両側手動で、G系が片側電動、Z系が両側電動。ただ、XやG系でもオプションで装備可能だ。当然、電動には予約ロック機能が備わっている。ハンズフリー機能と、ドアが開くと展開される「ユニバーサルステップ(助手席側)」はオプションで用意されている。

現行型ヴォクシー▲2列目はキャプテンシートが主流だが、ベンチチートも設定。3列目シートは跳ね上げ式で、ワンアクションでロックできる

カーセンサー掲載台数は約350台で、そのうち7人乗り仕様が大半。ボディはエアロボディのモデルが多く、パワートレインはガソリン車が主流だ。

平均走行距離は約2000kmで、平均価格は約360万円。Xなら総額300万円以下の物件を購入できる。公式サイトによると、新車の場合6ヵ月以上もの納車待ちが発生しているので、条件に合う物件があれば中古車での購入もアリだ。
 

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4:ホンダ ステップワゴン(6代目)

■カーセンサー掲載台数:約170台
■中古車価格:総額308万~498.9万円
■新車時価格:299.9万~391.3万円

現行型ステップワゴン▲2022年5月に登場した現行型ステップワゴン。ノーマルの「エアー」とエアロボディの「スパーダ」が用意されている

6代目となる現行型ステップワゴンは「家族のための大空間」というコンセプトどおり、リビングのような居心地のよさが特徴。内装はシンプルで、飽きがこない。水平基調のデザインは平衡感覚を保ちやすく、抜けの良い視界を確保できるレイアウトを採用することで、車酔いがしにくくなっている。

2列目はキャプテンシートが基本。上級グレードにはオットマンを装備され、ロングドライブも快適に楽しめる。

全車に両側電動スライドドアを採用し、車いす仕様車を除いて予約ロック機能を搭載。ドアハンドルに世界初の静電タッチセンサーを用意し、指先で軽く触れるだけで開閉できるのも面白い。ハンズフリー機能とオートサイドステップはディーラーオプションで用意。

開口部にはグリップが備わっているが、少し高い位置に設置されている。低床なので乗り降りはしやすいが、「子供が小さいのでグリップを付けたい」という人は要注意だ。

現行型ステップワゴン▲2列目キャプテンシートは前後のロングスライドだけでなく、左右にもスライド可能。シートアレンジは自由自在だ

カーセンサー掲載台数は約170台。9割以上が2列目キャプテンシート仕様で、オプション設定のベンチシート仕様はほとんどない。グレード別に見るとスパーダ系が約130台と大半。人気のハイブリッド車は約40台と希少だ。

平均価格は350万円だが、総額310万円の物件を見つけることもできる。現行型ステップワゴンも短くない納車待ちが発生しているので、中古車にも注目してみるのも一案だ。
 

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ホンダ ステップワゴン(6代目) × 全国
 

5:日産 セレナ(6代目)

■カーセンサー掲載台数:約400台
■中古車価格:総額278.8万~528.8万円
■新車時価格:276.9万~479.8万円

現行型セレナ▲2022年12月に登場した現行型セレナ。デザインの異なるハイウェイスターとAUTECHもラインナップ

6代目となる現行型セレナは、室内の広さがアピールポイント。室内長:3145mm ×室内幅:1545mm × 室内高:1400mmと、ミドルサイズミニバンNo.1となっている。

8人乗りには、1列目にも2列目にもセットできる「スマートマルチセンターシート」を標準装備。2列目シートは左右前後にスライドできる。上級グレード「e-POWER ルキシオン」のみ両側アームレストが付いたキャプテンシートが採用。自分に合ったスタイルを選べる。

スライドドアは、エントリーグレードのXを除いて両側電動。加えて、ハンズフリー機能と「サードシート用助手席側オートスライドドアスイッチ」を標準装備している。また、「接近時アンロック/降車時オートロック機能」をXの2WDモデル以外に標準化しているのも◎だ。

現行型セレナ▲左右跳ね上げ式の3列目シートはリクライニングとスライド可能。荷室もクラストップレベルの広さだ

カーセンサー掲載台数は約400台。ほとんどがガソリン車で、ハイブリッド車は約15台となっている。グレード別で見ると、ハイウェイスターは約310台で最多。一方で、e-POWER ルキシオンとAUTECHは数台と希少だ。

平均価格は約340万円。総額290万円台から物件を探せる。登録済未仕様車が9割と超低走行車が揃っているので、購入を検討しているなら中古車をチェックするのも良いだろう。
 

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日産 セレナ(6代目) × 全国
 

6:日産 エルグランド(3代目)

■カーセンサー掲載台数:約1300台
■中古車価格:総額38万~534.2万円
■新車時価格:307.7万~837.9万円

現行型エルグランド▲2010年8月に登場した現行型エルグランド。パワートレインはガソリンエンジンのみで2.5Lと3.5Lの2種類をラインナップ

3代目となる現行型エルグランドは「キング・オブ・ミニバン」をコンセプトに開発。ラージサイズならではの広大な室内に、豪華な装備が盛り込まれている。

7人乗り仕様のキャプテンシートにはオットマンと中折れ機能を搭載。インテリジェントエアコンシステムやツインサンルーフなども用意されている。先進安全装備の「360°セーフティアシスト」も採用され、安心してファーストクラスなドライブを満喫できる。

スライドドアは250ハイウェイスターSのみ助手席側が電動で、他は全車が両側電動。ハンズフリー機能は未設定だが、ドアの開閉と連動した「ロングステップ」がオプションで用意されている。

通常オートステップを装備するとハンズフリー機能が使えなくなる。つまり、オートの装備を優先したい人にとっては、ハンズフリー機能は不要となるだろう。

現行型エルグランド▲シートはすべて3層構造となっており、座り心地が抜群。3列目はフォールダウン式で、積載性も高い

カーセンサー掲載台数は約1300台で、7人乗り仕様が7割強を占めている。グレード別に見るとハイウェイスターが約1100台で最多だ。平均走行距離は約7万kmだが、走行距離5万km以下の物件が約430台ある。

平均価格は約160万円。初期モデルなら総額100万円以下で十分に狙える。安全性能を優先するならインテリジェントFCWなどで装備が拡張した2020年10月以降のモデルがオススメだ。
 

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7:トヨタ アルファード(3代目)

■カーセンサー掲載台数:約2500台
■中古車価格:総額204.8万~2016.5万円
■新車時価格:319.8万~1607.2万円

3代目アルファード▲2015年1月から2023年5月まで生産されていた3代目アルファード。標準ボディとエアロボディを設定

2023年6月21日にフルモデルチェンジしたアルファード。日本を代表する高級車だが、旧型となったばかりの3代目ならオトクに手に入る。

居住性こそ新型が有利だが、実は3代目の方が室内長と室内高は上。2列目シートは上級グレードには電動のオットマンとリクライニング機能などを備える「エグゼクティブパワーシート」が採用され、極上の座り心地となっている。新型では廃されたベンチシートが用意されているのも3代目の利点だろう。

スライドドアは、当初はエントリーグレードである標準ボディのXとエアロボディのSは片側電動。上級グレードにしか予約ロック機能付きの「ウェルカムパワースライドドア」が採用されていなかった。

2021年4月より全車で両側電動を採用。Xとサイドリフトアップチルトシート装着車を除くウェルカムパワースライドドアが標準装備されている。開口幅は780mm、ステップ高は350mmと乗降性も優秀。今乗っても大満足間違いなしの1台だ。

3代目アルファード▲エグゼクティブパワーシートの座り心地は抜群。なお、XとSにマニュアルのオットマンなどを装備した「リラックスキャプテンシート」が採用されていた

カーセンサー掲載台数は約2500台。9割強が7人乗り仕様だが、上級グレードのエグゼクティブラウンジは1割以下となっている。平均走行距離は約3万5000km。平均価格は440万円だが、初期モデルなら総額210万円台から狙える。

一方で、安全装備を重視するなら2018年10月以降のモデルがオススメだ。高級感を優先するなら、2019年12月まで設定されていた新車時価格1500万円超えの最上級仕様「ロイヤルラウンジ」に注目だ。
 

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8:ホンダ オデッセイ(5代目)

■カーセンサー掲載台数:約1150台
■中古車価格:総額49.9万~547.2万円
■新車時価格:249万~458万円

5代目オデッセイ▲2013年11月から2022年9月まで生産されていた5代目オデッセイ。ノーマルとエアロモデルの「アブソルート」を設定

ミニバンでも走りをこだわりたいなら、5代目オデッセイを狙うのも一案だ。超低床プラットフォームによる低重心によって、走りの安定性を向上。現行型ラージサイズミニバンと比べると背が低くて軽量であるため、軽快な乗り心地を楽しめる。

パワートレインは2.4Lのガソリンエンジンと、2.0Lのハイブリッドの2種類。燃費性能も良好。特に、ハイブリッド車はWLTCモードで19.8~20.2km/Lと、ミドルサイズミニバン並みの低燃費だ。

スライドドアは、デビュー当初に設定されていたエントリーグレードのBが両側手動、中間グレードのGとアブソルートが片側電動、上級グレードが両側電動だった。ただ、2017年11月以降は全車で両側電動を採用。

2020年11月以降は予約ロック機能と、手をかざすだけで開閉が可能な「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を標準装備している。開口部も高さ:1230mm、幅:750mm、ステップ高:300mmと乗降性抜群だ。

5代目オデッセイ▲7人乗りの2列目には、背もたれの中折れ機構とオットマンを備えたプレミアムクレードルシートを採用。3列目シートを床下格納式となっている

カーセンサー掲載台数は約1150台で、8割以上がアブソルート。平均価格は約195万円。初期モデルなら総額100万円以下でも見つけられる。

気をつけたいのは、年式によって装備に違いがあること。オトク感が強いのはホンダセンシングと両側電動が標準化された2017年11月以降のモデルで、快適性を追求するなら2020年11月以降のモデルがイチオシだ。

平均走行距離は約6万kmだが、走行距離5万km以下の物件が3割強を占める。低走行車が欲しいなら今がチャンスだ。
 

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9:三菱 デリカD:5(初代)

■カーセンサー掲載台数:約2300台
■中古車価格:総額31.5万~666万円
■新車時価格:221.3万~460.1万円

現行型デリカD:5▲2007年1月に登場した現行型デリカD:5。ノーマルに加えて、2019年2月にエアロ仕様の「アーバンギア」が追加設定されている

SUVテイストなデザインで人気を集める現行型デリカD:5。その見た目どおり、オフロード性能の高さを武器にした唯一無二の存在だ。

大径タイヤと十分な路面クリアランスで、悪路走破性を向上。パワートレインにはガソリンエンジンの他、トルクフルなディーゼルターボを用意している。三菱謹製の4WDシステムも優秀で、オフロードではクロスオーバーSUV以上の実力を発揮してくれる。

スライドドアはデビュー当初は上級グレードのみ両側電動だった。両側手動のグレードもあったが、徐々に装備が拡充していき、2019年2月にMを除く全車で両側が電動。上級グレードには電動サイドステップも標準装備されている。

現行型デリカD:5は度重なるマイナーチェンジで熟成。内外装が刷新された2019年2月以降の後期モデルなら、先進安全装備の「e-Assist」を採用するなど、後発のミニバンと比べても使い勝手で引けをとらない。

現行型デリカD:5▲2列目がベンチシートの8人乗り仕様だけでなく、2007年12月にキャプテンシートの7人乗り仕様も追加設定

カーセンサー掲載台数は約2300台。8割強が4WDで、6割強がディーゼル車となっている。平均走行距離は約5万5000kmで、平均価格は約320万円。初期モデルなら総額40万円台から狙えるので、コスト重視なら検討するのも良いだろう。

一方で、2019年2月以降の後期モデルは約1000台掲載され、総額290万円台から見つけることができる。
 

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10:フォルクスワーゲン シャラン(2代目)

■カーセンサー掲載台数:約130台
■中古車価格:総額38万~490.5万円
■新車時価格:360万~549万円

現行型シャラン▲2010年11月にデビューした現行型シャラン。輸入車では数が少ないミニバンで、3列7人乗り仕様となっている

スライドドアを採用する輸入ミニバンをお求めなら、真っ先に候補に上がるのが2代目となる現行型シャランだ。全長:4855mm × 全幅:1910mm × 全高:1750mmのラージサイズミニバンで、全席に独立型シートを採用。シートは大きめでしっかりとしており、長距離ドライブでも疲れにくい。

パワートレインは1.4L のガソリンターボの他に、2019年8月から2L のディーゼルターボを追加設定。国産ミニバンとは違った乗り味を楽しめるのも魅力だ。

そもそも輸入車ではスライドドア採用車自体が少ない中で、両側電動スライドドアを標準装備。大開口で乗り降りも荷物の載せ降ろしもしやすい。上級グレードに開閉の高さを記憶する機能を搭載したパワーテールゲートを設定するなど、国産ミニバンと比べても遜色ない利便性を備えているのだ。

現行型シャラン▲大型ガラスルーフや、後席とチャイルドシートが一体となった「インテグレーテッドチャイルドシート」など子育て世帯にもうれしい装備が満載

カーセンサー掲載台数は約130台で、ディーゼルターボ車は約20台。平均走行距離は約4万8000kmで、平均価格は180万円となっている。年式が古い物件であれば総額100万円以下でも探すことができる。

ただ、安全性能にこだわるなら、衝突被害軽減ブレーキなど先進安全装備が標準化された2015年9月以降が狙い目となるだろう。
 

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11:シトロエン ベルランゴ(3代目)

■カーセンサー掲載台数:約170台
■中古車価格:総額296.5万~453.4万円
■新車時価格:312万~434.9万円

現行型ベルランゴ▲2019年10月に登場した現行型ベルランゴ。2列5人乗りだが、3列7人乗りの「ベルランゴロング」も別途設定されている

3代目となる現行型ベルランゴは、商用車ベースらしい積載性が持ち味だ。荷室は広い室内を最大限に活用。最大積載長は標準ボディで約2700mmと長尺ものも詰め込める。

後席頭上後方の「リアシーリングボックス」は容量約60Lもあり、重宝することだろう。当然、ダッシュボード周辺にも複数の収納を設け、日常使いにバッチリ対応してくれる。

スライドドアは両側とも手動で、電動は未設定。スライドドアの装備は輸入ミニバンらしくシンプルだが、開口部は広大なので乗降性は問題ないだろう。

現行型ベルランゴは、オシャレな輸入ミニバンを望む人にはもってこい選択肢。ルーフの大半がガラスのパノラミックルーフや、バックドアの窓のみを開閉できる「リアオープニングガラスハッチ」といった装備もあるので、子育て世帯にとっても力強い味方となるはずだ。

現行型ベルランゴ▲無骨さを感じさせる内装デザインも魅力。なお2列目は3座独立式で、大人3人がゆったりと座れる

カーセンサー掲載台数は約170台。大半が上級グレードのシャインで、エントリーグレードのフィールは10台程度となっている。一方で、デビューエディションやサーフエディションといった特別仕様車も、わずかながら流通している。

平均走行距離は約1万km。平均価格は約385万円だが、総額300万円台から狙うことができる。
 

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12:メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目)

■カーセンサー掲載台数:約140台
■中古車価格:総額299.7万~1370万円
■新車時価格:535万~1330万円

▲現行型タント▲2015年10月に発売された現行型Vクラス。ボディは標準、ロング、エクストラロングの3種類で、それぞれ全長が異なる

輸入車のプレミアムミニバンに乗りたいなら、3代目となる現行型Vクラス一択だ。車内は広大で、内装はメルセデス・ベンツらしく上質。

2列目と3列目シートは脱着式で、席を対面にしたりラゲージスペースにしたりとアレンジできる。荷室を上下に分割できる「ラゲージルームセパレーター」も設定。3列目にベッドにもなる「フルフラット機能付きベンチシート」などを用意しているのもユニークだ。

スライドドアは初期に設定されていた「V220 d トレンド」以外は両側電動を標準装備。開口部も言わずもがな広大だ。加えて、自由な角度で止められるテールゲートや開閉式リアウインドウ、冷蔵庫付きセンターコンソールなど使い勝手にも十分以上に考慮されている。

Vクラス▲内装はモダンかつ重厚で、シートの質感も抜群。特に、オプションなどで設定されているエクスクルーシブシートは極上だ

カーセンサー掲載台数は約140台で、9割以上がディーゼルターボ車を占める。ボディ別に見るとロングが約100台と最多で、標準とエクストラロングが約20台。残りはポップアップルーフなどを備えた「マルコポーロ ホライゾン」だ。

平均走行距離は約3万5000kmで、平均価格は約640万円となっている。安全性能を優先するなら「レーダーセーフティパッケージ」が標準化された2020年7月以降のモデルがオススメ。ただ、こだわらないなら初期モデルも選択肢としてはアリ。総額350万円台から狙えるので高コスパだ。
 

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【スライドドア付きコンパクトカー オススメ3選】

コンパクトカーで主にスライドドアを設定しているのは、背が高いハイトワゴン。軽自動車やミニバンと比べると採用している車種は少ないが、いずれも実力派ばかり。その中から、使い勝手が良い3モデルを紹介する。

 

1:スズキ ソリオ(4代目)

■カーセンサー掲載台数:約880台
■中古車価格:総額92.9万~370万円
■新車時価格:151.6万円~231.8万円

▲ソリオ▲2020年12月に登場した現行型ソリオ。1.2Lのガソリン車と、同エンジンを用いたマイルドハイブリッド車を設定

4代目となる現行型ソリオは、扱いやすいボディサイズが特徴。全長:3790mmと控えめだが、真に注目したいのは全幅。1645mmに抑えており、狭い道でのすれ違いも安心できる。

それでいながら室内長:2500mm × 室内幅:1420mm × 室内高:1365mmと広々。実用的なパッケージングになっている。

スライドドアはエントリーグレードのGを除いて電動を標準装備。上位グレードに当たるハイブリッドMZとハイブリッドSZは両側が電動となっている。電動スライドドアには予約ロック機能が常備しているのも好印象だ。加えて、開口部も高さが1220mm、幅が640mmと広め。ステップ高も365mmと低床で、乗降性に優れている。

▲現行型N-BOX▲前席がウォークスルー。後席は荷室から前倒しでき、室内の使い勝手も抜群だ

カーセンサー掲載台数は約880台。そのうち約350台がデザインの異なる「バンディット」だ。パワートレイン別に見るとマイルドハイブリッド車が690台と7割強。両側電動スライドドアを装備している物件は約360台となっている。

平均走行距離は1万2000kmで、5000km未満の物件が約440台。平均価格は177.5万円だが、Gグレードなら総額100万円台から狙える。
 

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2:ダイハツ トール(初代)

■カーセンサー掲載台数:約1250台
■中古車価格:総額47.2万~239.8万円
■新車時価格:146.3万~210.7万円

トール▲1Lエンジンを搭載。4WD、ターボの選択肢もあるトール

現行型トールは使い勝手の良さが魅力だ。ボディは全長:3700mm(カスタムは3705mm) × 全幅:1670mm × 全長:1735mmとコンパクト。室内が広々としており、開放的だ。後席は6:4分割可倒式で、240mmのスライドと70°のリクライニングが可能。荷室には防水シート付きの「多機能デッキボード」が備わる。小さなボディだが、万能に使うことができるだろう。

スライドドアはエントリーグレードのXのみ運転席側が手動なっている。ただ、他のグレードはすべて両側電動で、ウェルカムオープン機能も標準装備している。大型乗降用アシストグリップにはチャイルドグリップが付いており、小さな子供でも楽に乗り降りできる。

▲初代N-BOX▲前席周辺には多くの収納を用意。脱着式インパネセンター大型ボックスは汚れたら丸洗いできて便利

カーセンサー掲載台数は約1250台で、ターボ車は約330台と2割強。迫力があるデザインの「カスタム」が約780台と半数以上を占めている。

平均走行距離は約2万9000kmで、平均価格は約140万円。走行距離にこだわらなければ総額100万円以下で購入できる。一方で、先進安全装備にこだわるならスマートアシストが進化した2020年9月以降の物件がオススメだ。
 

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3:ルノー カングー(3代目)

■カーセンサー掲載台数:約10台
■中古車価格:総額389.9万~415万円
■新車時価格:384万~424.5万円

カングー▲現行型カングーはパワートレインに1.3Lのガソリンターボと1.5Lのディーゼルターボを設定

3代目となる現行型カングーは、ルノーが「もっと遊べる空間」と銘打ったとおり、アクティビティを好む人にうってつけ。特筆すべきは積載性で、後席を倒せば2800Lもの荷室容量を確保。

バックドアは観音開きで180°に開閉し、狭い場所でも大きな荷物を積み込みやすい。衝突被害軽減ブレーキなど多くの先進安全装備が用意されているので、ロングドライブでも安心だ。

スライドドアは両側ともに手動で、電動はオプションでも用意されていない。ただ、軽い力で開閉できるように調整されているし、開口幅も615mmと十分以上。チャイルドシートも簡単に設置できるので、車にも個性を求める子育て世帯にとっても良い選択肢となるだろう。

カングー▲車内は広く、スタイリッシュ。オーバーヘッドトレイやインパネアッパーボックスなど収納も豊富だ

2023年3月にデビューしただけあって、カーセンサー掲載台数は10台程度。グレード別に見ると、無塗装の黒バンパーが目を引く「クレアティフ」と、特別仕様車「プルミエール エディション」が流通している。

平均価格は約390万円、平均走行距離は約500km。中古車としてもまだまだ希少なので、条件に合う1台を見つけたら早めに行動するのがベターだ。
 

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【Q&A】スライドドア採用車の購入でよくある質問

Q.スライドドアを搭載したSUVは存在する?
A.コンセプトカーであれば存在するが、2023年6月現在においてスライドドア搭載したSUVは発売されてない。

スライドドアは箱型のボディに適している反面、ボディ形状やデザインが制限される。車重も重くなる傾向にあるため、実はSUVとは相性が悪いのだ。そのため、スライドドア付きSUVに乗りたいなら、SUVテイストのトールワゴンやミニバンが現状では唯一の選択肢となる。

Q.スライドドア採用車を中古で選ぶ際のポイントは?
A.同一車種であっても物件によってスライドドアの装備はマチマチ。運転席側だけ手動であることも少なくないので、装備内容はきちんと確認しよう。

また、スライドドアはヒンジドアよりも構造が複雑な分、不具合を起こしやすい。必ず動作に問題がないかチェックすること。特に電動スライドドアは故障すると修理費が高くつく。きちんと最後まで閉まるか、異音や引っ掛かりがないかを見逃さないように確認したい。

文/綱島剛(DOCUMENT) 写真/ホンダ、スズキ、ダイハツ、日産、三菱、トヨタ、フォルクスワーゲン、シトロエン、メルセデス・ベンツ、ルノー、尾形和美

※記事内の情報は2023年6月24日時点のものです。
 

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