【2024年】コンパクトカーおすすめ23選|人気の車種は? ランキングTOP10も紹介!
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / 日産 / ホンダ / マツダ / スズキ / 三菱 / ダイハツ / アウディ / フォルクスワーゲン / ジープ / ミニ / ルノー / フィアット / ハッチバック / SUV / ロッキー / ノート / ヤリス / フィット / キューブ / マーチ / トゥインゴ / 500 / ジムニーシエラ / スイフト / ソリオ / レネゲード / ジャスティ / パッソ / ポロ / ポルテ / アクア / ミニ / A1スポーツバック / ヤリス / ルーミー / タンク / トール / iQ / デリカD:2 / ライズ / MAZDA2 / ヤリスクロス / ぴえいる
2024/08/30

コンパクトカーおすすめ23車種をタイプ別に紹介! 人気ランキングも発表
程よいバランスが魅力で豊富な車種ラインナップを誇る「コンパクトカー」。
この記事では、今おすすめできるコンパクトカー23車種をタイプ別に紹介、またカーセンサーで人気のコンパクトカーランキングTOP10も発表しよう!
目次
- コンパクトカーとは? 人気のワケをおさらい!
- コンパクトカーの特徴と魅力
- コンパクトカーと軽自動車のメリット・デメリット
- コンパクトカー選びのチェックポイント
- こだわり別! コンパクトカーの選び方
- 【燃費の良いコンパクトカーおすすめ5選】
- 1.トヨタ アクア(2代目・現行型)
- 2.日産 ノート(3代目・現行型)
- 3.ホンダ フィット(4代目・現行型)
- 4.トヨタ ヤリス(初代・現行型)
- 5.トヨタ パッソ(3代目)
- 【室内の広いコンパクトカーおすすめ5選】
- 1.トヨタ ルーミー(初代・現行型)+OEM3モデル
- 2.スズキ ソリオ(4代目・現行型)+OEM1モデル
- 3.トヨタ ポルテ(2代目)
- 4.スズキ ソリオ(3代目)+OEM1モデル
- 5.日産 キューブ(3代目)
- 【オシャレなコンパクトカーおすすめ3選】
- 1.マツダ MAZDA2(初代・現行型)
- 2.フィアット 500(3代目)
- 3.ルノー トゥインゴ(3代目)
- 【走りが良いコンパクトカーおすすめ3選】
- 1.スズキ スイフト(5代目・現行型)
- 2.アウディ A1スポーツバック(2代目・現行型)
- 3.ミニ ミニ(3代目)
- 【アウトドアにも使えるコンパクトカーおすすめ3選】
- 1.トヨタ ライズ(初代・現行型)/ダイハツ ロッキー(2代目・現行型)
- 2.スズキ ジムニーシエラ(4代目・現行型)
- 3.ジープ レネゲード(初代・現行型)
- 【お手頃なコンパクトカーおすすめ4選】
- 1.日産 ノート(2代目)
- 2.日産 マーチ(4代目)
- 3.フォルクスワーゲン ポロ(5代目)
- 4.トヨタ iQ(初代)
- コンパクトカー人気ランキング TOP10
- 【Q&A】コンパクトカーのよくある質問
コンパクトカーとは? 人気のワケをおさらい!
コンパクトカーとは、ボディサイズが小さな普通自動車のこと。明確な定義はなく、時代によって変化する。少し前は「全長4m前後、車幅1.7m未満」や「全長4.2m以下×全幅1.7m以下×排気量1.5L以下」などが目安だったが、最近では欧州の自動車区分である「Aセグメント」「Bセグメント」の車をコンパクトカーとするケースが増えている。
欧州のセグメントは、昨今のボディ拡大傾向に合わせ、全長に焦点をあてている。ただ、分類に際しては排気量や車両価格なども加味しており、これも明確な基準がない。実際Bセグメントは全長3.7~4.2m程度が目安とされているが、4.2m以上の車も該当している。
国内外のメーカーがコンパクトカーとして扱う車種の基準も曖昧。確実なのは「規格が普通乗用車(軽自動車は含まない)」という条件くらいだろう。そのため、コンパクトカーについては「ボディサイズが程よく小さい」「排気量が2L以下」程度に覚えておけばOKだ。
▲要は、日常使いしやすいボディサイズと排気量がコンパクトカーの定義。写真は日産 マーチ(3代目)ただ、そうは言っても車選びをする際は、ある程度の基準があった方が便利だろう。そこで当記事では、Bセグメント以下を定義として採用。「全長4.2m以下×全幅1.75m以下×排気量1.5L以下」を目安として、コンパクトカーの特徴や選び方などについて紹介しよう。
コンパクトカーの特徴と魅力
乗用車の新車販売台数ランキングでは、常に多くのコンパクトカーが上位に名を連ねる。その人気の理由となる、コンパクトカーの特徴・魅力を解説する。
コンパクトカー最大の魅力は、コストの安さだろう。ミドルサイズの車と比べると車両価格が数十万円、場合によっては100万円以上も差がある。もちろん比較する車種によって価格差が異なるため、一概に言えないが、全体としてリーズナブルであることが間違いない。
さらに維持費も抑えられる。ボディとエンジン排気量が小さいから、課せられる自動車重量税と自動車税が比較的安い。タイヤやバッテリーなどのパーツ代が安価な傾向にあり、メンテナンス代も控えめだ。さらに自動車保険料も低くなりやすいため、ボディの大きい車と比べるとランニングコストを節約できる。
▲国産コンパクトカーはパーツ代も安く、とりわけコスパが良い。写真はトヨタ アクア(2代目・現行型)
コストの安さと似ているが、燃費性能の高さも特徴だ。排気量が小さく、車体が軽量なので、燃費に優れている。ガソリン車の燃費性能も高いが、最近ではハイブリッド車が増えており、ますます低燃費になっている。
当然、燃費性能が高くなれば燃料代を節約でき、給油する回数が減って時短にもつながる。環境問題に関心がある人にとってはCO2排出量が少ない点も利点となるだろう。
▲技術に進化によって、快適性や乗り心地を犠牲にすることなく環境性能も向上し続けている。写真は日産 ノートオーラ(初代・現行型)
運転がしやすいことも、コンパクトカーが人気を集める理由だ。日本の道路は狭いし、街中でも田舎道でも込み入った場所も散見される。運転に慣れていない人にとっては不安が多い環境となっている。しかし、コンパクトカーは車両間隔がつかみやすく、小回りが利くため、安心して運転できる。
一方で、搭載するエンジンも日常の範囲ではパワー不足を感じないだろうし、高速道路でも問題なく走行できる。つまり、街乗りからロングドライブまで対応できる懐の深さがコンパクトカーの強みなのだ。
▲コンパクトで機敏に走ることができるのもコンパクトカーならでは。写真は日産 ノート(3代目・現行型)
小柄なボディだが、荷物をきちんと積める点も長所だ。もちろんミドルサイズ以上の車と比べると荷室容量は低いが、日常生活で困ることはないはず。多くの車種では後席が可倒式なので、格納して荷室を広げれば、大物や長尺ものを積むことができる。
最近では荷室を上下2段階で調整できたり、床面を防水加工していたりと、使い勝手の良い車種も増加。積載性においても「コンパクトカーだから……」と悲観的になる必要はないだろう。
▲荷室に限りがあるコンパクトカーだが、デッキボードの工夫などで荷室の利便性が高められている。写真はトヨタ ルーミー(初代・現行型)
実は、スポーティさがウリのコンパクトカーも少なくない。ボディが軽量だからこそキビキビと走り、ボディが大きい車とは異なった乗り味を楽しめる。
また、ノーマルモデルにエアロパーツやハイパワーなエンジンなどを備えたスポーツモデルを展開する車種もある。中でもコンパクトハッチバックのスポーツモデルは「ホットハッチ」と呼ばれ、加速が力強く、ハンドリングも良好。その刺激的な走りに魅了される車好きも多い。
▲トヨタならGRや日産のNISMOなどスポーツモデルに特化したチューンナップブランドも存在。写真はトヨタ GRヤリス(初代・現行型)コンパクトカーと軽自動車のメリット・デメリット
コンパクトカーを検討しているなら、軽自動車も車選びの候補としている人もいるだろう。小型で日常使いしやすい点は共通しており、予算感も近しいが、両車を比較すると明確な違いがある。コンパクトカーと軽自動車どちらにしようかと迷っているなら、両車のメリットとデメリットをきちんと把握しておこう。
軽自動車でなくコンパクトカーを選ぶメリット・デメリットは以下のとおりだ。
| メリット | ・乗車定数は基本的に5名 ・静粛性が高くて乗り心地がよい ・高速道路でパワフルに走れる ・ハイブリッド車の燃費性能が高い ・パワートレインの種類が豊富 |
|---|---|
| デメリット | ・車両価格が高くなる ・税額が高くなる |
| メリット | ・乗車定数は基本的に5名 ・静粛性が高くて乗り心地が良い ・高速道路でパワフルに走れる ・ハイブリッド車の燃費性能が高い ・パワートレインの種類が豊富 |
|---|---|
| デメリット | ・車両価格が高くなる ・税額が高くなる |
メリットを一言でまとめると走行性能の高さ。対するデメリットはコスト面だ。両車を勘案すれば、ドライブの快適さや乗車人数を優先したり、中古車でオトクに購入したりする場合は、コンパクトカーの方が有力となる。
▲走行性が高いと余裕をもって走れるので、快適さや安全性に密接に関係する。写真はスズキ スイフトスポーツ(4代目)
次に、コンパクトカーでなく軽自動車を選ぶメリットとデメリットを見てみよう。
| メリット | ・小型・軽量で扱いやすい ・車幅が狭いので駐車が楽 ・スライドドア搭載車が多い ・購入費用がリーズナブル ・税金や高速道路の料金が安い |
|---|---|
| デメリット | ・乗車定員が最大で4名 ・坂道などでパワーが不足しやすい ・ロングドライブで疲れやすい |
| メリット | ・小型・軽量で扱いやすい ・幅が狭く駐車場で両隣と距離を取れる ・スライドドア搭載車が多い ・購入費用がリーズナブル ・税金や高速道路の料金が安い |
|---|---|
| デメリット | ・乗車定員が最大で4名 ・坂道などでパワー不足を感じやすい ・ロングドライブで疲れやすい |
メリットは、総じて日常使いのしやすさと低コストであること。デメリットはボディと排気量が小さいことに由来するものだ。例えば、あまり遠出せず日常の足として使用する人や、車にかかる費用を抑えたい人には軽自動車の方が適していると言える。
▲スーパートールワゴンの登場によって、室内は軽自動車でもコンパクトカーにも負けないほど広くなった。写真はホンダ N-BOX(3代目・現行型)コンパクトカー選びのチェックポイント
コンパクトカー選びでは、自分のライフスタイルに合っている車種かどうかを見極めることが重要。その判断基準となるチェックポイントを紹介していく。
コンパクトカーと一口に言っても千差万別。車幅や車高が大きくて、狭い道で苦労したり、立体駐車場に入れられなかったりするケースがある。まず自宅の駐車場に止められるサイズか、普段の通り道を問題なく抜けられるかを確認。自分にとって扱いやすい大きさかも、試乗してチェックしよう。
▲輸入車は大型化が進む傾向にあるが、中には国産車並みにコンパクトな車種も用意されている。写真はフィアット 500(3代目)
最小回転半径は小回りの指標となるため、運転に慣れていない人は注目したい。コンパクトカーは基本的に最小回転半径が小さいが、車種だけでなくグレードによっても異なる。ボディが小さい車なら最小回転半径が小さいわけでもないので注意。なお、コンパクトカーなら4.8~5.3mの車種が多く、5m以下なら小回りが利くと言える。
▲全長4m以下の超小型コンパクトカーもあり、入り組んだ場所もスイスイ進むことができる。写真はトヨタ iQ(初代)
コンパクトカーでも室内・荷室の寸法は確認しておきたい。前席しか使わないなら話は別だが、後席に人が乗ったり、載せたい荷物があったりする場合は調べておこう。ただ、居住性や積載性は、カタログ記載の数値だけでは把握しきれない。後席と荷室を利用する機会が多いなら、後席の頭上や足元の余裕、荷室の広さなどを実車で確認しておこう。
▲コンパクトカーでもトールワゴンなど背の高い車種なら居住性も上々だ。写真はスズキ ソリオ(4代目・現行型)
パワートレインは走行性能や燃費性能を左右する。ガソリンエンジンに加え、パワフルなガソリンターボやトルクフルなディーゼルエンジン、低燃費なハイブリッドなどを設定。トランスミッションはATとCVTだけでなく、MTを採用する車種もある。当然パワートレインごとに出力やトルク、燃費が異なるので、自分が求める性能には目を通しておこう。
▲国産コンパクトカーはガソリンエンジンとハイブリッドが主流だが、中にはディーゼルターボ車も存在している。写真はマツダ MAZDA2(初代・現行型)
現行の車種には先進安全装備が標準装備されているが、搭載する機能や性能は車種によってマチマチ。グレードによって有無の異なる装備もある。旧型や年式が古い中古車の場合には、装備の仕様が異なったり、そもそも用意されていなかったりするケースも。付けておきたい装備・機能があるなら、きちんと確認しておこう。
▲最近のコンパクトカーは衝突被害軽減ブレーキをはじめ、多様な安全装備を搭載。写真はホンダ フィット(4代目・現行型)の急アクセル抑制機能のイメージこだわり別! コンパクトカーの選び方
コンパクトカー選びのコツは、自分のライフスタイルに合っている車種を見極めること。つまり、前述したポイントの「どこにこだわるか?」によって最適解が変わる。そこで、「燃費の良さ」や「室内の広さ」など、こだわり別の選び方を紹介。ぜひ参考にしてほしい。
燃費性能が高いコンパクトカーの中でも、低燃費なのはハイブリッドを設定する車種。燃費性能は日々向上しているため、基本的には現行型が狙い目だ。コンパクトハッチバックのトップはWLTCモードで35.0km/L超の低燃費となるが、選択肢が狭まりすぎるので、30.0km/L前後をひとつのめどとすると良い。
また、WLTCモードには「市街地」「郊外」「高速道路」と環境別の走行モードも表示されているので、自分がよく走る環境の燃費を優先するのもアリだ。
▲コンパクトカーでもハイブリッドの4WD車が増え、ますます好燃費となっている。写真はトヨタ ヤリス(初代・現行型)
コンパクトカーの中には全高を高くすることで、室内空間を広げている車種がある。ボディが箱型に近いため、見切りが良く、後席にスライドドアも採用。室内の使い勝手に優れており、特に小さなお子さんのファミリーにおすすめだ。
車種比較をする際はボディサイズや室内寸法だけでなく、スライドドアの装備内容や開口部の大きさも確認。OEM車も多いので、併せてチェックするとオトクな車種が見つかりやすくなる。
▲コンパクトカーの中にはスライドドアを備えているモデルも! 小さなボディからは想像できない広大な車内空間が広がる。写真はダイハツ トール(初代・現行型)
コンパクトカーをデザインで選ぶのもアリ。見るだけで気持ちがアガる車なら、乗るたびに満足感を得られるはずだ。
デザインで車を選ぶ場合、判断基準は当人の好みとなる。画一的な選び方は存在しないが、自分の用途に合っているか、使い勝手が悪くないかは要チェック。また、ボディカラーや内装のバリエーションが豊富な車種に注目すると、自分好みの車を見つけやすいだろう。
▲カラフルでもサマになるのもコンパクトカーの利点。せっかくなら色にもこだわりたい。写真はルノー トゥインゴ(3代目)
走行性能でコンパクトカーを選ぶ場合、高性能なエンジンを積んでいるかだけでなく、車体が軽量かもポイントだ。コンパクトカーらしい軽やかな加速や、痛快なコーナリングを味わえる。車を操る楽しさを求めるならMT車がベストだが、AT車でもパドルシフトやマニュアルモードを備えていれば十分に堪能できるはずだ。
徹底的に走りの良さにこだわるなら、狙うべきは当然スポーツグレード。ボディの剛性や空力性能が高く、足回りもしなやかに仕上げられているので、スポーティな乗り味を楽しめる。
▲走行性能だけでなく、たくましいルックスや抜群の存在感もスポーツグレードを選ぶメリットだろう。写真はミニ ミニ(3代目)のジョン・クーパー・ワークス
キャンプやサーフィンなどアウトドアレジャーを楽しみたいなら、やはりSUVが候補となる。本格的な4WDシステムを備えていたり、スペースを最大化してたっぷり荷物を積めたりするコンパクトカーも用意されている。
ただ、車選びは、どこまで性能を求めるかによって異なる。整備されたキャンプ場にソロで向かうなら、悪路走破性も積載性もそこまで必要でなく、むしろ低燃費である方が好ましいだろう。一定以上の最低地上高は確保していた方が良いが、パワートレインや駆動方式、荷室の広さなどは自分のアウトドアスタイルに合わせて見定めよう。
▲特に人気の高いSUVタイプのコンパクトカーもラインナップ! 写真はダイハツ ロッキー(2代目・現行型)
価格とボディサイズのお手頃さを最優先するのも手。ある意味ではコンパクトカーのメリットを最大化した選び方であり、他の要素にこだわらないなら面白い選択肢だろう。
ターゲットとなるのは、中古車でしか狙えないモデル。例えば、ボディサイズなら全長3m以下、価格なら総額80万円以下で狙える車種などが存在する。もちろん性能や装備は現行型にリードされている部分もあるが、ニーズに合っていれば、コスパにおいては引けを取らないだろう。
▲すでに生産を終えているため中古車でしか買えないが、その分安く手に入れることができるモデルも! 写真は日産 ノート(2代目)燃費の良いコンパクトカーおすすめ5選
燃料代を節約することでランニングコストを抑えられる、低燃費な5モデルを紹介!
- 【室内の広いコンパクトカーおすすめ5選】はこちら
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1.トヨタ アクア(2代目・現行型)
低燃費性能が向上したハイブリッド専用車の2代目
▲2021年7月に登場した2代目アクア。新しいバッテリー(バイポーラ型ニッケル水素電池)の採用によって、旧型よりモーター走行可能速度域が拡大されているコンパクトクラスのハイブリッド専用車がトヨタ アクアだ。2代目となる現行型は低燃費にさらに磨きをかけ、WLTC燃費で29.3~35.8km/Lまで向上。アクセルレスポンスも向上し、低速からリニアでスムーズな加速が可能になっている。
さらに、アクセルペダルを緩めるだけで滑らかに減速するので、アクセルとブレーキペダルの踏み替えが減る「快感ペダル」を採用。燃費が良いだけでなく、電動車ならではの新鮮な乗り味も楽しめる。
さらに全車に標準装備された最新のトヨタ・セーフティ・センスによって、高速道路ではアクセルとブレーキを車が制御し、ステアリング操作もアシストしてくれる。到着した先では同じく標準装備されているAC100V・1500Wのコンセントを使って電気ポットやドライヤーなどの家電を使うこともできる。
パワートレインは1.5Lとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムのみ。2WDの他、初代にはなかった4WD(電気式4WD)も設定されたので、雪の降る地域でも安心して乗ることができる。
▲10.5インチ大型ディスプレイオーディオを採用。センターコンソールには充電ケーブルがすっきり格納できる原稿執筆時点(2024年8月3日現在)での掲載台数は約1000台。平均価格は約209万円で、平均走行距離は約2万km。走行距離1万km以下の物件が3割強あり、総額150万円以下から狙うことができる。
▼検索条件
トヨタ アクア(2代目・現行型)×全国【2代目アクアの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長4050mm×全幅1695mm×全高1485~1505mm
室内寸法:室内長1830mm×室内幅1425mm×室内高1190mm
乗車定員:5名
パワーユニット:ハイブリッド
排気量:1490cc
エンジン最大出力:91ps
エンジン最大トルク:120N・m
モーター最大出力:前80ps/後5.3~6.4ps
モーターエンジン最大トルク:前141N・m /後52N・m
燃費(WLTCモード):29.3~35.8km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:198万~283.7万円
中古車の車両価格帯:120.9万~304.2万円
2.日産 ノート(3代目・現行型)
進化した「e-POWER」や「プロパイロット」など、最新技術を搭載
▲2020年12月に登場した3代目ノート。第1世代のe-POWERはアクセルのオン・オフだけで停止も可能な「ワンペダル」技術が採用されたが、現行型の第2世代では運転のしやすさが考慮され、停止までできないようになっているエンジンで発電してモーターで走る「e-POWER」を搭載しているコンパクトカーが、ノートだ。旧型である2代目の途中から搭載されるようになり、現行型の3代目では第2世代へ進化したe-POWERのみを搭載。WLTCモードで23.8~29.5km/Lと低燃費で、発電(エンジン稼働)タイミングの工夫で静粛性も高められている。
一方、同車のもうひとつの特徴である「プロパイロット」も進化している。高速道路ではアクセル・ブレーキを車が制御し、ステアリング操作もアシストしてくれるこのシステムは、現行型ではナビと連携し、速度制限の変化に伴う設定速度の切替や、カーブの大きさに応じた減速を支援してくれる。
発電機に徹するエンジンの排気量は1.2L。これにモーターが組み合わされる。駆動方式は前輪で走る2WDの他、4WDもラインナップされた。前後輪をモーターで緻密に制御する4WDは、雪道などの滑りやすい路面だけでなく、ワインディングでもスムーズに加減速することができる。
▲小型のシフトレバーが乗るセンターコンソールは、下が空洞になったブリッジ型。大型の収納として活用できる。ナビやスマホ連動オーディオ機能、Wi-Fi機能など多機能なNissan Connectナビゲーションシステムは一部グレードにオプションで用意されている原稿執筆時点での掲載台数は約1400台。平均価格は約199万円で、平均走行距離は約1万8500km。走行距離1万km以下の物件も総額160万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
日産ノート(3代目・現行型)×全国【3代目ノートの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長4045~4110mm×全幅1695~1700mm×全高1505~1545mm
室内寸法:室内長2030mm×室内幅1445mm×室内高1240mm
乗車定員:5名
排気量:1198cc
パワーユニット:ハイブリッド
エンジン最大出力:82ps
エンジン最大トルク:103N・m
モーター最大出力:前116ps/後68ps
モーター最大トルク:前280N・m /後100N・m
燃費(WLTCモード):23.2~29.5km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:203万~306.4万円
中古車の車両価格帯:114万~306.9万円
3.ホンダ フィット(4代目・現行型)
広めの室内と低燃費を兼ね備えた5タイプから好みを選べる
▲2020年2月に登場した4代目フィット。歴代同様、後席の座面を跳ね上げて背の高い荷物も載せることができる。写真は「ホーム」このサイズにしては広めの室内空間と低燃費、使い勝手の良さから人気を得ていた歴代フィット。現行型はいたずらに室内を広げずに「心地よさ」を加えて登場した。
数値には表れにくい「心地よさ」だが、例えば新開発のシート構造により乗り心地が向上し、フロントガラスを支えるピラー(柱)の構造の工夫で、前方視界がスッキリするなど、細かな部分まで「心地よさ」が追求されている。
好みに合わせて5タイプから選べるのも現行型の特徴だ。シンプルな「ベーシック」、ナチュラルな「ホーム」、アクティブな「ネス」、アウトドアシーンに似合う「クロスター」、高級感のある「リュクス」がある。
先進安全運転支援システムの「ホンダセンシング」は全車標準装備。ライバル同様、アクセル・ブレーキ操作の自動制御とステアリングアシスト機能で高速道路での運転が楽になる。
パワートレインは1.3Lエンジン×CVTと、1.5L+2つのモーターという構成のハイブリッド(e:HEV)の2つ。ハイブリッドは基本的にはモーターで走り、エンジンの方が効率的な場合のみエンジンで走行する。WLTCモード燃費は16.0~30.2km/L。駆動方式は2WDと4WDがある。
▲センターコンソールBOXは脱着が可能で、ディーラーオプションにある別の収納ボックスなどに取り替えることができる。2021年6月の一部改良でナビの地図の自動更新や、車内Wi-Fi機能などを備えた「ホンダトータルケアプレミアム」が設定された原稿執筆時点での掲載台数は約1710台と豊富。平均価格は約173万円で、平均走行距離は約2万1000kmだ。走行距離1万km以下の物件でも総額130万円から狙うことができる。
▼検索条件
ホンダ フィット(4代目・現行型)×全国【4代目フィットの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3995~4095mm×全幅1695~1725mm×全高1515~1570mm
室内寸法:室内長1955mm×室内幅1445mm×室内高1260mm
乗車定員:5名
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
排気量:1317~1496cc
エンジン最大出力:98~118ps
エンジン最大トルク:118~142N・m
モーター最大出力:109~123ps
モーターエンジン最大トルク:253N・m
燃費(WLTCモード):16.0~30.2km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:155.8万~286.7万円
中古車の車両価格帯:93万~290万円
4.トヨタ ヤリス(初代・現行型)
軽快なハンドリングと、クラストップレベルの低燃費を両立
▲2020年2月に登場した初代ヤリス。ハイブリッド車にはAC100V・1500Wのコンセントがオプションで用意され、旅先や災害時などに電気ポットやドライヤーを使うことができる軽快なハンドリングと、クラストップレベルの低燃費を目指した新型車がヤリスだ。そのポテンシャルを生かしたモータースポーツ用のGRヤリスが用意されたほど、軽快な走りを楽しめる。その一方で、WLTC燃費は19.0~36.0km/Lだ(GRヤリスを除く)。
用意されたパワートレインは1Lと1.5Lのエンジン、さらに1.5L+モーターのハイブリッドシステムという3種類。エンジン車にはCVTが組み合わされる他、軽快なハンドリングを楽しめるように1.5L車のみ6速MTも用意された。4WDは1.5L車とハイブリッド車に設定され、ハイブリッド車の4WDは前後輪をモーターで制御する電気式となる。
デビュー時から高速道路などでアクセル・ブレーキを車が制御し、ステアリング操作もアシストしてくれる機能がハイブリッド車と1.5LのCVT車に標準装備されたが、2021年5月の一部改良で、前方車が止まると自車も止まる全車速対応になった。
▲スマートフォンと連携するディスプレイオーディオは全車に標準装備されている。2022年8月にドライブレコーダー付きインナーミラーが設定された原稿執筆時点での掲載台数は約1510台。平均価格は約165万円で、平均走行距離は約2万6500km。ただ、走行距離1万km以下の物件でも支払総額130万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
トヨタ ヤリス(初代・現行型)×全国【初代ヤリスの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3940~3950mm×全幅1695mm×全高1495~1515mm
室内寸法:室内長1845mm×室内幅1430mm×室内高1190mm
乗車定員:5名
パワーユニット:ガソリン/ハイブリッド
排気量:996~1490cc
エンジン最大出力:69~120ps
エンジン最大トルク:92~145N・m
モーター最大出力:前80ps/後5.3ps
モーターエンジン最大トルク:前141N・m /後52N・m
燃費(WLTCモード):19.0~36.0km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:139.5万~269.4万円
中古車の車両価格帯:79.8万~318万円
5.トヨタ パッソ(3代目)
2つのボディバリエーションから選べる街乗りコンパクトカー
▲2016年4月から2023年10月まで生産されていた3代目パッソ。先進安全装備はデビュー当時、ダイハツのスマートアシストIIを採用。2018年10月のマイナーチェンジでハイ/ロービーム自動切替機能も含むスマートアシストIIIへ進化し、全車に標準装備されたダイハツが開発・生産しているブーンのトヨタ向けOEM車がパッソだ。デビュー時(2016年)のJC08モード燃費28.0km/Lは、当時の軽自動車を除くガソリンエンジン車トップの低燃費だった。現在の新車のWLTC燃費は19.0~21.0km/L。
パワートレインは1L×CVTのみで、2WDと4WDがある。軽自動車じゃちょっとパワーが物足りないけれど、大きな車は運転が不安、という人に向けた全長約3.7mの街乗りコンパクトカーで、取り回しやすいよう、最小回転半径は4.6mと軽自動車なみに抑えられている。
その一方で、効率的なパッケージングにより当時のクラス最長の前後乗員間距離、つまり後席のゆとりを確保。街乗りといっても後席に人を乗せることに十分配慮された1台だ。
ボディバリエーションが2つあるのがブーンの特徴のひとつ。シンプルな「X」グレードと、ファニーな顔つきの「モーダ」が用意されている。2018年10月のマイナーチェンジで、特にモーダはグリルが大開口になっている。
▲エクステリア同様、インテリアも主に2種類あり、シンプルな「X」に対して、「モーダ」はインパネにシルバー加飾や、グレージュとマゼンタのアクセントカラーが備わる。シート地もモーダの方は上質感が演出されている原稿執筆時点でのパッソの掲載台数は約1220台。平均価格は約90万円で、平均走行距離は約3万6000km。走行距離1万km以下の物件は全体の1割強程度で、総額70万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
トヨタ パッソ(3代目)×全国【3代目パッソの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3650~3680mm×全幅1665mm×全高1525mm
室内寸法:室内長1975mm×室内幅1420mm×室内高1270mm
乗車定員:5名
排気量:996cc
パワーユニット:ガソリンエンジン
エンジン最大出力:69ps
エンジン最大トルク:92N・m
燃費(WLTCモード):19.0~21.0km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:115万~191.3万円
中古車の車両価格帯:35万~178万円
室内の広いコンパクトカーおすすめ5選
小さなボディながらも広い車内空間を持つ、ファミリーにもおすすめできる5モデルを紹介しよう。
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1.トヨタ ルーミー(初代・現行型)他
取り回しやすさと、広々とした室内を両立させたハイトワゴン
▲2016年11月に登場した初代ルーミー。スクエアなボディで取り回しやすいホンダ N-BOXをはじめとした軽ハイトワゴンになぞなえるならば、“コンパクト”ハイトワゴンと呼べるのがトヨタ ルーミーだ。ダイハツが開発・生産したトールのOEM車で、同じくスバルのジャスティともOEM関係に当たる。
後席は両側スライドドアとなり、一部グレードを除き両側とも電動となる。全長約3.7mながら前後乗員間距離は1105mmを確保。また、最小回転半径は軽自動車なみの4.6mに抑えられるなど、街中で取り回しやすさと、広々とした室内を両立させている。
電動スライドドアは閉まりきる前にボタンを押せば自動でロックがかかる機能を装備。また、後席は240mmスライドできるので荷物に応じてラゲージをアレンジできるなど、使い勝手が工夫されている。
パワートレインは1Lと1Lターボの2種類があり、1L車は2WDと4WDが、1Lターボ車は2WDが設定されている。
デビュー時にはエクステリアのデザインが異なるタンクも用意されていたが、2020年9月のマイナーチェンジでルーミーに一本化。 現在はノーマルグレードと、大型フロントグリルを備えたカスタムグレードとしてラインナップされている
▲フロントデザインが異なるタンク。こちらはすでに生産を終えている
▲ダイハツから発売されているトール
▲スバルから発売されているジャスティ
▲リアシートを最大限前へスライドさせると、ラゲージに5名分の機内持ち込み用スーツケースを4つ積める。後席シートはリクライニング可能で、前に倒すと床にダイブするように下がるので、傾きのないフラットな空間を作ることができる原稿執筆時点でのルーミー&タンクの掲載台数は合わせて4500台以上と豊富。平均価格はルーミーは約148万円で、タンクが約121万円だ。平均走行距離はルーミーが約3万3000kmでタンクの方が1万km延びている。走行距離1万km以下の物件は。どちらも総額100万円から狙うことができる。
トールについてはルーミー&タンクには劣るものの、約940台と十分な台数を掲載。走行距離や価格帯は、ルーミーと近くなっている。
一方で、ジャスティは70台ほどと圧倒的に少ないため、特にこだわりがなければ4車種同時に検討するのが良いだろう。
▼検索条件
トヨタ ルーミー(初代・現行型)×全国▼検索条件
トヨタ タンク(初代)×全国▼検索条件
ダイハツ トール(初代・現行型)×全国▼検索条件
スバル ジャスティ(初代)×全国【初代ルーミーの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3700~3725mm×全幅1670mm×全高1735mm
室内寸法:室内長2180mm×室内幅1480mm×室内高1355mm
乗車定員:5名
排気量:996cc
パワーユニット:ガソリンエンジン/ガソリンターボ
エンジン最大出力:69~98ps
エンジン最大トルク:92~140N・m
燃費(WLTCモード):16.8~18.4km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:146.3万~209万円
中古車の車両価格帯:49.8万~274万円
2.スズキ ソリオ(4代目・現行型)他
ライバルより広い室内を備え、マイルドハイブリッドもあるハイトワゴン
▲ 2020年12月に登場した4代目ソリオ。ノーマルグレードのソリオは伸びやかなフォルムを、カスタムグレードのソリオバンディットは圧倒的な存在感が表現されているコンパクトハイトワゴンと呼びたくなるジャンルを開拓したのがスズキ ソリオだ。初代は2005年に登場し、現行型は4代目にあたる。前述のルーミーをはじめとする“トヨタ連合”というライバルに対し、4代目はボディサイズを少しだけ拡大。旧型より室内を広々とし、魅力が増している。
結果、前後乗員間距離こそ非公開なものの、上記ライバルの室内長が2180mmなのに対し、ソリオは2500mm。室内高も1355mmに対して1365mmと、ライバルを上回っている。一方、最小回転半径はライバルより大きい4.8mだ。
後席には両側スライドドアが備わり、一部グレードは両側とも電動となる。ライバル同様、閉まりきる前にボタンを押せば自動でロックがかかる機能も用意されている。また、後席のスライド量は165mmとライバルより劣るが、ラゲージ側からもスライドできるので、荷物に合わせてラゲージをアレンジしやすい。
デビュー当初のパワートレインは1.2Lエンジンと、同エンジンとモーター機能付き発電機「ISG」によるマイルドハイブリッドの2種類。その後2022年12月のマイナーチェンジで同エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドも追加されている。なお、カスタムグレードのソリオバンディットはマイルドハイブリッド車およびハイブリッド車のみとなる。
一方、ボディバリエーションはより押し出し感の強いソリオバンディットと、OME車として三菱 デリカD:2もある。
▲5名乗車時でも35Lスーツケースを5つ積める他、助手席背もたれを前に倒すと長尺物も載せられる
▲こちらはOEM版のデリカD:2。フロントデザインがソリオとは異なる原稿執筆時点でのソリオの掲載台数は約1020台。平均価格は約194万円で、平均走行距離は約9500km。走行距離1万km以下の物件が7割を占めており、総額130万円から狙うことができる。
一方のデリカD:2は、掲載台数が70台ほどと少ない。特に強いこだわりがなければ、ソリオとともに同時検討することがおすすめだ。
▼検索条件
スズキ ソリオ(4代目・現行型)×全国▼検索条件
三菱 デリカD:2(3代目・現行型)×全国【4代目ソリオの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3790mm×全幅1645mm×全高1745mm
室内寸法:室内長2500mm×室内幅1420mm×室内高1365mm
乗車定員:5名
排気量:1242cc
パワーユニット:ガソリン/ハイブリッド/マイルドハイブリッド
エンジン最大出力:91ps
エンジン最大トルク:118N・m
モーター最大出力:3.1~13.6ps
モーター最大トルク:30~50N・m
燃費(WLTCモード):17.8~22.3km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:151.6万~231.8万円
中古車の車両価格帯:97.8万~282万円
3.トヨタ ポルテ(2代目)
アルファードより大開口のスライドドアを助手席側に装備
▲2012年7月から2020年12月まで販売された2代目ポルテ。開口幅1020mm×開口高1250mmというアルファードより広い大型スライドドアを助手席側に備える。なお、トヨタ スペイドは兄弟車にあたる「誰でも使いやすい」を念頭に開発された“プチバン”がポルテだ。車名の「ポルテ」がフランス語で「扉」を意味するとおり、初代は助手席に前席と後席へ同時に乗降できて便利な大開口の1枚スライドドアを装備。当然2代目も、この画期的な助手席側大開開口スライドドアというスタイルを継承している。
車内には助手席前のアッパーボックスにティッシュボックスを収納すると、下からティッシュを引き出せたり、初代に引き続き傘立ても用意されるなど、アイデア収納がたくさん備えられた。
また、一部グレードは後席の座面を跳ね上げると、ベビーカーを畳まずに車内に載せられるため、子育てファミリーにも人気が高い。
搭載されるパワートレインは1.3Lか1.5LのガソリンエンジンにCVTの組み合わせ。2WDと、1.5L車のみ4WDが用意されている。
▲内装色は明るいベージュ系とブラック系の2種類が用意された。なお、グレードによって前席シートがセパレートまたはベンチシートとなるので、購入時に注意原稿執筆時点でのポルテの掲載台数は約550台。平均価格は約53万円で、平均走行距離は約6万5000km。走行距離5万km以下の物件が、総額40万円から狙うことができる。
▼検索条件
トヨタ ポルテ(2代目)×全国【2代目ポルテの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3995mm×全幅1695mm×全高1690~1720mm
室内寸法:室内長2160mm×室内幅1420mm×室内高1380mm
乗車定員:3~5名
排気量:1329~1496cc
パワーユニット:ガソリンエンジン
エンジン最大出力:95~109ps
エンジン最大トルク:121~136N・m
燃費(WLTCモード):14.4~19.0km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:145万~224.4万円
中古車の車両価格帯:19.8万~166万円
4.スズキ ソリオ(3代目)他
“コンパクト”ハイトワゴンの3代目には、ハイブリッドも用意されていた
▲2015年8月から2020年11月まで販売された3代目ソリオ。助手席側の後席スライドドアはワンアクションで開閉する「ワンアクションパワースライドドア」が全車に標準装備されている両側スライドドアを備えた“コンパクト”ハイトワゴンのパイオニアであるソリオの、3代目。2代目が軽自動車のパレットのプラットフォームを利用したのに対し、3代目では小型乗用車専用に新設計されたプラットフォームが用いられたことで、乗り心地やハンドリングが向上している。
室内長が4代目(現行型)より長い2515mmあるなど室内空間は広々としている。最小回転半径4.8mは4代目(現行型)と同じだ。
ボディバリエーションは、より押し出し感の強いソリオバンディットと、OME車として三菱 デリカD:2もある。
当初搭載されたパワートレインは、1.2Lエンジンと、1.2Lエンジンに小型モーターを合わせたマイルドハイブリッドの2種類。いずれもトランスミッションはCVTとなる。さらに翌2016年11月には駆動用モーターを備え、モーターのみでも走れるハイブリッドモデルも追加された。こちらのトランスミッションは2ペダル5速MTの5AGSが組み合わされている。
▲オプション設定されていた「全方位モニター付きメモリーナビゲーション」は、駐車時などに自車を俯瞰で見られたり、スマートフォンとの連携機能が備わる。後席はスライド&リクライニング機能付き。ラゲージ側から簡単に後席を倒すことができる
▲こちらはOEMの三菱 デリカD:2原稿執筆時点でのソリオの掲載台数は約1010台。平均価格は約110万円で、平均走行距離は約6万km。走行距離5万km以下で、支払総額80万円から狙うことができる。
一方のデリカD:2の台数は140台程度とだいぶ少なくなるものの、平均価格などは大きく変わらない。デザインにこだわりがなければソリオと合わせて検討すると良いだろう。
▼検索条件
スズキ ソリオ(3代目)×全国▼検索条件
三菱 デリカD:2(2代目)×全国【3代目ソリオの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3710~3720mm×全幅1625mm×全高1745mm
室内寸法:室内長2515mm×室内幅1420mm×室内高1360mm
乗車定員:5名
排気量:1242cc
パワーユニット:ガソリンエンジン/マイルドハイブリッド/ハイブリッド
エンジン最大出力:91ps
エンジン最大トルク:118N・m
燃費(WLTCモード):22.0~32.0km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:145.5万~222万円
中古車車両価格帯:29.8万~195.9万円
5.日産 キューブ(3代目)
リラックスして過ごせるよう、広い室内空間を備えた癒やし系
▲2008年11月から2020年3月まで販売されていた3代目キューブ。ボディは四角いけれど角が丸みを帯び、サイドウインドウの角も丸め、写真立てを思わせる。バックドアは一般的な跳ね上げ式ではなく、横開きが採用されているリラックスして過ごせる広い室内のあるコンパクトカーとして、一時代を築いた日産 キューブ。2020年で生産が終了した3代目をもって、その歴史を閉じたが、今もその癒やし系キャラクターは魅力的ではないだろうか。
流行のハイトワゴン系と比べると全高はやや低く、室内長も1950mmとそこそこ広いという数値だが、そもそも広さを強調する車ではなく、リラックスして過ごせる空間を求めた結果室内が広くなったと見るべきだろう(初代は違ったが)。また、後席もスライドドアではなく、通常のヒンジ式ドアとなる。
むしろソファのようなシートや障子のようなルーフシェード、様々な所に潜む波紋のデザイン、サッと小物を収納できるように備えられたゴムバンドなど、リビングで過ごしているかのような感覚になれるのが、この車の最大の魅力だろう。
パワートレインは1.5L×CVT。2WDと4WDがある。
約12年間販売されていたにも関わらず、一部機能の改良などはあるものの、デザイン変更はない。それだけ完成されたデザインと言うこともできる。
▲ジャグジーをモチーフにしたという室内空間は、インパネ形状をはじめ曲線が乗員を優しく囲う。シートもラウンドしていて、座る人を包み込むデザインになっている原稿執筆時点での掲載台数は約860台。平均価格は約36万円で、平均走行距離は約7万4000km。走行距離5万km以下の物件が総額50万円から狙うことができる。
▼検索条件
日産 キューブ(3代目)×全国【3代目キューブの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3890~4010mm×全幅1695mm×全高1640~1680mm
室内寸法:室内長1950mm×室内幅1395mm×室内高1230~1275mm
乗車定員:4~5名
排気量:1498cc
パワーユニット:ガソリンエンジン
エンジン最大出力:109~116ps
エンジン最大トルク:148~156N・m
燃費(JC08モード):15.6~19.0km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:144.9万~245.4万円
中古車の車両価格帯:3.3万~173.8万円
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1.マツダ MAZDA2(初代・現行型)
コンパクトカーの常識を覆す、高いクオリティの内外装
▲2019年9月に登場した初代MAZDA2。2023年1月のマイナーチェンジで、ボディカラー11色×インパネカラー3色×ホイールキャップカラー6色と全198通りのカラーコーディネーションを用意された一部改良を機に「デミオ」から海外名称の「MAZDA2」に切り替えられたマツダのエントリーモデル。「価格の安い小さな車は性能もそれなり」というこれまでの常識を打ち破る新しいコンパクトカーとして開発されたデミオゆえ、名前が変わってもエレガントな内外装が大きな特徴のひとつだ。
そのため、例えばインテリアは光の移ろいで表情の変わるブルーグレーを基調に、スエード調人工皮革のグランリュクスを用いたレザー仕様や、深いネービーブルーが基調の上級ファブリック仕様、ブランとブラックでシックな印象の標準ファブリック仕様など、厳選された素材によって上質な空間に仕上げられている。
また、「人馬一体」の走りが楽しめるのも、この車を含めマツダ全車の魅力のひとつだろう。MAZDA2と名前が変わった際に、サスペンションが改良され、車の滑らかな動きや乗り心地の向上が図られた。
パワートレインは1.5Lガソリンエンジンと、1.5Lディーゼルターボエンジン。特にディーゼルはこのクラス唯一の採用となる。組み合わされるトランスミッションは6速ATと6速MT。2WDと4WDがある。
2023年1月のマイナーチェンジで、フロントグリルやバンパーが大幅に変更されている。
▲一部グレードを除き、スマホ連動オーディオを含むマツダコネクトが標準で装備されている。ディーラーで専用SDカードを購入すればナビ機能も使用できる原稿執筆時点での掲載台数は約600台。平均価格は約151万円で、平均走行距離は約2万5000km。ただ、走行距離1万km以下の物件も総額130万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
マツダ MAZDA2(初代・現行型)×全国【初代MAZDA2の注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長4065~4080mm×全幅1695mm×全高1500~1550mm
室内寸法:室内長1805mm×室内幅1445mm×室内高1210mm
乗車定員:5名
排気量:1496~1498cc
パワーユニット:ガソリンエンジン/ディーゼルターボ
エンジン最大出力:105~116ps
エンジン最大トルク:141~250N・m
燃費(WLTCモード):17.2~25.2km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:145.9万~277.8万円
中古車の車両価格帯:85.9万~239.8万円
2.フィアット 500(3代目)
世界中から愛されるキャラで、歴史に名を刻むこと間違いなし!?
▲ 2008年3月から2024年5月まで生産され、原稿執筆時点では3代目500(チンクエチェント)。唯一無二の存在感を放つ3ドアハッチバックだ約16年間販売され、後継モデルである電気自動車の「500e」と並売されていたフィアット 500。1957年に登場した名車の復活モデルである3代目は、初代のテイストを損なわないようにデザイン。丸みを帯びた可愛らしいフォルムやプレスライン、丸型ヘッドランプなどのモチーフを生かしつつ、現代的にアレンジされている。
歴代同様、歴史に残る名車になりそうな3代目だが、キャラクターを生かした特別仕様車が100モデル近く発売されているのは同車ならでは。ボディカラーからシート素材に至るまで異なる特別仕様車ゆえ、同じ500と街で会っても、どこかしら「他人の500とは違う」と感じることができるはずだ。
デビュー時は1.4Lエンジンもあったが、2016年1月のマイナーチェンジ以降は0.9Lターボと1.2Lの2種類が用意されている。組み合わされるトランスミッションは、AT免許でも乗れる2ペダルの5速MT。変速のたびに一瞬トルクが抜けるためギクシャクするが、慣れるとこの動きさえ魅力に思えてくるから不思議だ。
なお、特別仕様車の中には5速MT車もあるので、小さなエンジンのパワーをMTで最大限引きだして小気味よい走りを楽しみたい人は、チェックしてみよう。
▲2018年9月の一部改良で、スマホ対応の最新インフォテインメントシステムが採用された。ドライブ中にスマホ経由で音楽を楽しめるのはもちろん、スマホのナビアプリも使える原稿執筆時点での500の掲載台数は約870台。平均価格は約96万円で、平均走行距離は約4万5000km。走行距離3万km以下の物件でも、総額50万円から狙うことができる。
▼検索条件
フィアット 500(3代目)×全国【3代目500の注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3545~3610mm×全幅1625mm×全高1515mm
室内寸法:メーカー非公開
乗車定員:4名
排気量:875~1368cc
パワーユニット:ガソリンエンジン/ガソリンターボ
エンジン最大出力:69~100ps
エンジン最大トルク:102~145N・m
燃費(WLTCモード):17.5~19.2km/L
駆動方式:FF
新車時価格:179万~344万円
中古車車両価格帯:15万~314.3万円
3.ルノー トゥインゴ(3代目)
パリの街に似合うデザイン性と小柄なボディ
▲2016年9月から2023年12月まで生産されていた3代目トゥインゴ。実は、スマート フォーフォー(2代目)とは多くのパーツを共有しているルックスの良いコンパクトカーが多いフランス車の中からトゥインゴを取り上げたい。同社の往年の名車である5(サンク)のエッセンスと、最新のルノーデザインが軽自動車よりひと回り大きい程度のサイズにギュッと詰め込まれている。
ボディバリエーションは通常の5ドアハッチバックの他、オープンエアが楽しめるキャンバストップモデルも設定。エクステリアでは後席のドアノブをサッシ(窓枠部分)に隠して3ドアモデルのように見せ、スタイリッシュを強調している。また、リアゲートを1枚ガラスが覆うようなデザインもユニークだ。
最大の特徴は、エンジンをリアに積んで後輪を駆動させるRRレイアウトにある。これにより、フロントにエンジンがない分前輪の切れ角を大きくすることができるから、パリの狭い街や急な坂道でも走り回りやすい。最小回転半径も4.3mと、一般的な軽自動車を下回る。
デビュー時は0.9Lターボに、6速AT(デュアルクラッチ式2ペダルMT)と、エンジン出力が高められたグレードには5速MT車も設定されていた。2019年8月のマイナーチェンジで0.9L×6速ATのみとなったが、2020年2月に1L×5速MTモデルが追加された。
▲RRレイアウトは室内を広くできるというメリットもあり、乗れば数値以上の広さが感じられるはずだ。2019年11月のマイナーチェンジでスマホ連動の7インチタッチスクリーンが搭載された原稿執筆時点での掲載台数は約160台。平均価格は約149万円で、平均走行距離は約3万500kmだ。しかし、走行距離3万km以下の物件でも総額120万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
ルノー トゥインゴ(3代目)×全国【3代目トゥインゴの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3620~3645mm×全幅1650~1660mm×全高1545mm
室内寸法:メーカー非公開
乗車定員:4名
排気量:897~998cc
パワーユニット:ガソリンエンジン/ガソリンターボ
エンジン最大出力:65~109ps
エンジン最大トルク:95~170N・m
燃費(WLTCモード):16.8~20.7km/L
駆動方式:RR
新車時価格:169万~289万円
中古車の車両価格帯:62.7万~268万円
走りが良いコンパクトカーおすすめ3選
普段の移動も楽しくなる、走りが良いコンパクトカーを3モデル紹介しよう。
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1.スズキ スイフト(5代目・現行型)
誰もが満足! スポーティさと乗りやすさが見事に共存
▲2023年12月に登場した5代目スイフト。4代目よりもノーズを伸ばしてスポーティを強調しつつも、万人ウケ向けするマイルドなデザインに変更されている走りが良いコンパクトカーといえば、スイフトを真っ先に思い浮かべる人も少なくないだろう。現行型となる5代目は、スポーティでありながら誰もが快適に運転できるようにチューニングされているのが特徴だ。
ボディを小型・軽量のまま剛性を高め、バックドアサイドスポイラーなどによってクラストップレベルの空力性能も実現。スイフトの魅力である、素直なハンドリングもさらに磨かれている。コーナリングは軽快かつ滑らかで、思い描いたように曲がる。スポーティに走らせたい人にも、気軽に運転したい人にも満足できる仕上がりとなっている。
搭載するパワーユニットは1.2Lガソリンと同マイルドハイブリッド。組み合わされるトランスミッションはCVTで、走行性能や静粛性も高めてくれる優れものだ。5MTもマイルドハイブリッド車に設定されている。この組み合わせはスズキでは国内初であり、燃費性能だけでなくモーターアシストによってMTでの操作がしやすくなっているのが利点だ。
なお、原稿執筆時点では5代目をベースとした「スイフトスポーツ」は販売されていない。ホットハッチらしい痛快な走りを望むなら、同車の登場を心待ちにするのも一興だ。
▲インテリアはシンプルで、操作性が良好。また、後席では4代目から頭上と足元まわりのスペースが広げられており、居住性が高められている5代目スイフトの掲載台数は約170台。平均価格は約210万円で、平均走行距離は約0.1万km以下。登場から間もないだけあって全車が走行距離1万km以下で、総額160万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
スズキ スイフト(5代目・現行型)×全国【5代目スイフトの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3860mm×全幅1695mm×全高1500~1525mm
室内寸法:室内長1905mm×室内幅1425mm×室内高1225mm
乗車定員:5名
排気量:1197cc
パワーユニット:ガソリン/マイルドハイブリッド
エンジン最大出力:82ps
エンジン最大トルク:108N・m
モーター最大出力:3.1ps
モーター最大トルク:60N・m
燃費(WLTCモード):22.0~25.4km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:172.7万~233.2万円
中古車の車両価格帯:149.0万~278.0万円
2.アウディ A1スポーツバック(2代目・現行型)
心地よさすら感じさせる、洗練されたオトナな乗り味
▲2019年11月に登場した2代目 A1スポーツバック。ラリー界の名車「アウディスポーツクワトロ」をオマージュし、フロントグリルの先端に3分割スリットを採用している上質な乗り味が好みなら、アウディ最小のモデルであるA1スポーツバックに注目したい。プラットフォームはフォルクスワーゲンの6代目ポロと同じだが、ポロよりホイールベースを10mm延長。室内を拡大しながら、ボディ剛性も高められている。
デビュー当時の搭載エンジンは1.5Lターボのみ設定。2020年6月には1Lターボが追加されたが、2022年9月に1.5Lターボが廃止されている。排気量は小さいが、アウディ得意のダウンサイジングターボだけあって十分にパワフルだ。いずれでもトランスミッションは、デュアルクラッチ式の2ペダルMT 「7速Sトロニック」が組み合わされる。
肝心の走りはプレミアム感が満載。サスペンションがしっとり落ち着いており、乗り心地もフラットだ。加速は当然スムーズ。ハンドリングも正確。コーナリングも軽快で、程よくスポーティに仕上げられている。
一方で、「もう少しスポーティに走りたい」には、スポーツグレードの「Sライン」がおすすめ。スポーツサスペンションや、4つのモードを任意に設定できる「アウディドライブセレクト」などが備わり、走りの刺激が増している。
▲運転席はドライバーを包む形状でスポーツライク。ナビ画面もドライバー側を向いており、操作しやすくなっている原稿執筆時点での掲載台数は約120台。Sラインは、1.5Lターボの「35 TFSI」と1Lターボの「25 TFSI」を合わせて約15台と少なめだ。
平均価格は約260万円で、平均走行距離は約3.4万km。走行距離1万km以下の物件は約45台で、総額250万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
アウディ A1スポーツバック(2代目・現行型)×全国【2代目A1スポーツバックの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長4040~4050mm×全幅1740~1755mm×全高1435~1485mm
室内寸法:メーカー非公開
乗車定員:5名
排気量:999~1497cc
パワーユニット:ガソリンターボ
エンジン最大出力:95~150ps
エンジン最大トルク:175~250N・m
燃費(WLTCモード):15.2~15.6km/L
駆動方式:FF
新車時価格:294万~483万円
中古車の車両価格帯:198万~379.9万円
3.ミニ ミニ(3代目)
大型化しても、ミニ特有の快活な乗り味はパワーアップ
▲2014年4月~2024年2月まで販売されていた旧型の3代目ミニ。2018年5月からが中期型、2021年5月からが後期型となる走りが楽しいコンパクトカーの大定番といえばミニ。中でもハッチバックモデルは小柄で、「ゴーカートフィーリング」と評されるキビキビとしたハンドリングが持ち味だ。
ボディは3ドアと全長が伸ばされた5ドアの2種類。世代を重ねるごとに拡大しているが、3ドアなら全長約3.84m×全幅約1.73mと、扱いやすいサイズをキープしている。さらにインテリジェント・ライトウェイト構造を採用し、軽量化にも成功。サスペンションなども見直され、ミニらしい乗り味はさらに高められている。
搭載エンジンは当初、1.5Lと2Lのガソリンターボ。トランスミッションは6ATで、3ドアにのみ6MTが設定されている。2014年7月には1.2Lターボが加えられ、2015年3月により高出力な2Lターボを採用するスポーツグレード「ジョン・クーパー・ワークス」が登場。2016年4月には1.5Lと2Lディーゼルターボも追加している。
2018年5月には1.2Lターボが1.5Lターボに拡大。エントリーグレードの「ワン」に先行導入されていたツインクラッチ式の「7速DCT」が6ATと差し替えられ、ジョン・クーパー・ワークスは8ATに変更されている。トピックとなるのは、2020年2月生産分からMT車が廃止されていること。4代目でもMTは復活していないため、ミニのMTを楽しめるのは3代目までの特権と言える。
▲内装のデザインも外装同様、キープコンセプト。ただ、2代目ではセンターメーターが配されていたインパネ中央にディスプレイが置かれるなど、レイアウトが刷新されている原稿執筆時点での掲載台数は約1610台だが、MT車は約65台と希少だ。平均価格は約227万円で、平均走行距離は約3.4万km。走行距離1万km以下の物件は2割ほどで、総額190万円から狙うことができる。
▼検索条件
ミニ ミニ(3代目)×全国【3代目ミニの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3835~4040mm×全幅1725~1760mm×全高1415~1445mm
室内寸法:メーカー非公開
乗車定員:2~5名
排気量:1198~1998cc
パワーユニット:ガソリンターボ/ディーゼルターボ
エンジン最大出力:102~306ps
エンジン最大トルク:180~360N・m
燃費(WLTCモード):13.2~19.5km/L
駆動方式:FF
新車時価格:226万~576万円
中古車の車両価格帯:48万~585万円
アウトドアにも使えるコンパクトカーおすすめ3選
日常使いの使い勝手はそのままに、アウトドアでも活躍できるコンパクトカーを3モデル紹介しよう。
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1.トヨタ ライズ(初代・現行型)/ダイハツ ロッキー(2代目・現行型)
積載量クラストップなど、日常からアウトドアまで使える1台
▲2019年11月にデビューしたがトヨタ ライズ(右)&ダイハツ ロッキー(左)。いわゆる兄弟車だが、フロントのデザインがやや異なる力強いSUVデザインでまとめられた初代ライズと2代目ロッキー。全長4m以下ながらラゲージ容量はクラストップレベルの369Lで、買い物はもちろん、キャンプシーンでも十分に活躍してくれる。
デビュー時の搭載エンジンは1Lターボで、CVTが組み合わせられる。2WDと4WDがあり、険しい山や積雪地に行くなら4WDがおすすめだ。「ダイナミックトルクコントロール4WD」と呼ばれるこの4WDは通常は前輪を駆動させ、状況に合わせて後輪にトルクを配分。滑りやすい路面でも安心して走行できる。
2021年11月にはガソリン車の2WD車が新開発の1.2Lエンジンに変更。ハイブリッドモデルも追加されている。1.2Lエンジンを発電用に使ってモーターで走るという、日産のe-POWERと同じ方式のハイブリッドシステムだ。
ハイブリッド車は2WDのみの設定だが、整備されたキャンプ場などに行くなら問題ないだろう。むしろ燃費性能が高く、移動の燃料代を節約できるため、2WDで良いなら積極的に検討したい。
▲廉価グレードを除き液晶ディスプレイメーターや、パイピング加工されたシートが備わる。4WD全車と、2WDの最上級グレードには前席シートヒーターが標準装備となる原稿執筆時点でのライズの掲載台数は約2900台。平均価格は約210万円で、平均走行距離は約2万4000km。走行距離3万km以下で、総額150万円から狙うことができる。
一方のロッキーは約760台とライズの1/4ほど。しかし、それでも豊富と言って良いだろう。掲載される物件の年式や走行距離などは大きく変わらない。
▼検索条件
トヨタ ライズ(初代・現行型)×全国▼検索条件
ダイハツ ロッキー(2代目・現行型)×全国【初代ライズ/2代目ロッキーの注目データ】
ボディタイプ:SUV
ボディサイズ:全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm
室内寸法:室内長1955mm×室内幅1420mm×室内高1250mm
乗車定員:5名
排気量:996~1196cc
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
エンジン最大出力:82~98ps
エンジン最大トルク:105~140N・m
モーター最大出力:106ps
モーターエンジン最大トルク:170N・m
燃費(WLTCモード):17.4~28.0km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:ライズ167.9万~232.8万円/ロッキー166.7万~242.2万円
中古車の車両価格帯:ライズ135.8万~296.5万円/ロッキー119.2万~269.6万円
2.スズキ ジムニーシエラ(4代目・現行型)
このクラスで並ぶもののいない、最強オフローダー
▲2018年7月に登場した現行型となる4代目ジムニーシエラ。軽自動車のスズキ ジムニーをベースにしたコンパクトSUVで、軽自動車規格のない海外ではジムニーシエラがジムニーとして販売されている本格的なアウトドアを楽しみたいならジムニーシエラがおすすめだ。ベース車のジムニーにオーバーフェンダーを備えて、最低地上高も5mmアップ。険しい悪路をグイグイ乗り越えられる。
4代目も当然、歴代ジムニー/ジムニーシエラの伝統であるラダーフレーム構造やFRレイアウト、副変速機付きパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションを踏襲。もちろんラダーフレームは新たに設計されているなど、悪路走破性能はさらに磨きがかけられている。
搭載エンジンは1.5Lのガソリンエンジン。トランスミッションは5速MTと4速ATが用意されている。ジムニーよりパワフルなだけでなく、トレッド(左右輪の距離)が広げられ、高速道路などでの走行安定性も高められている。
また、ジムニーシリーズ初の衝突被害軽減ブレーキを含む「スズキセーフティサポート」が用意されたのもポイント。ラゲージも、一部グレードを除きリアシートバックとラゲージ床が樹脂化されたので、濡れたり汚れた物を入れても、掃除が簡単で済む。ますますアウトドアの相棒として使いたくなる1台になった。
▲直線基調のインパネ形状のため、傾斜地などでの車両姿勢を把握しやすい。スイッチ類など操作部は光の反射を抑え、小キズも目立ちにくいシボ加工が施されている原稿執筆時点での掲載台数は約1100台で、3割弱が登録済未使用車だ。平均価格は約267万円。ジムニー同様に納車待ちが発生しているだけあって、プレミア価格となっている。平均走行距離は約9600km。走行距離1万km以下の物件が総額220万円から狙うことができる。
▼検索条件
スズキ ジムニーシエラ(4代目・現行型)×全国【4代目ジムニーシエラの注目データ】
ボディタイプ:SUV
ボディサイズ:全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mm
室内寸法:室内長1795mm×室内幅1300mm×室内高1200mm
乗車定員:4名
排気量:1460cc
パワーユニット:ガソリンエンジン
エンジン最大出力:102ps
エンジン最大トルク:130N・m
燃費(WLTCモード):13.6~15.4km/L
駆動方式:4WD
新車時価格:176万~218.4万円
中古車の車両価格帯:157.6万~599万円
3.ジープ レネゲード(初代・現行型)
抜群の悪路走破性を備える、ジープ初のコンパクトカーSUV
▲2015年9月に発売された初代レネゲード。2019年2月のマイナーチェンジで、ヘッドライトやロービームがLEDに変更されるなど、デザインが変更されているコンパクトカーでも実用性とスタイルを両立したいなら、レネゲードがもってこいだ。「アーバンサイズ。アドベンチャークラス。」というキャッチフレーズどおり、街乗りしやすいサイズ感とジープ伝統のオフロード性能を兼ね備えているのが特徴だ。
全幅が1805mmと広いが、全長は4255mmと短め。四角いボディで見切りが良く、意外なほど運転しやすい。室内寸法は未公開となっているが、Bセグメントとしてはなかなかの広さ。後席使用時の荷室容量は256Lだが、後席を倒せば最大で約1440Lまで拡大できる。2人でのキャンプなら十分以上だろう。
搭載エンジンは当初FF車が1.4Lターボ、4WD車が2.4Lガソリン。2019年2月のマイナーチェンジで1.3Lターボに統一されたが、FF車より4WDの「トレイルホーク」グレードの方がハイパワーとなっている。2020年11月には2種類のプラグインハイブリッド車「4xe」を追加。出力の異なる1.3Lターボエンジンとモーターが組み合わされている。
クロスオーバーSUVだが、4WD車ではさすがの悪路走破性を発揮。ガソリン車はオンデマンド式の4WDで、路面に応じて走行モードが切り替えられる「ジープ・セレクテレインシステム」などを搭載。4xeはもちろん電気式4WDで、ジープは「レネゲード史上最強のオフロード性能」と豪語している。
▲インテリアは都会的だが、ギア感も漂う。なお、後席は40:20:40分割可倒式リアシート を採用し、荷物に応じてアレンジしやすくなっている原稿執筆時点での掲載台数は約375台。平均価格は約284万円で、平均走行距離は約3.1万km。走行距離1万km以下の物件は1/4ほどで、総額290万円から狙うことができる。
▼検索条件
ジープ レネゲード(初代・現行型)×全国【初代レネゲードの注目データ】
ボディタイプ:SUV
ボディサイズ:全長4255~4260mm×全幅1805mm×全高1695~1725mm
室内寸法:メーカー非公開
乗車定員:5名
排気量:1331~2359cc
パワーユニット:ガソリン/ガソリンターボ/プラグインハイブリッド
エンジン最大出力:131~179ps
エンジン最大トルク:230~270N・m
モーター最大出力:前45/後128ps
モーター最大トルク:前53N・m/後250N・m
燃費(WLTCモード):11.9~17.3km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:279.7万~595万円
中古車の車両価格帯:89.8万~567.9万円
お手頃なコンパクトカーおすすめ4選
生産が終了し現在は中古でしか買えないが、その分価格やサイズがお手頃な4モデルを紹介しよう。
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1.日産 ノート(2代目)
エンジンで発電してモーターで走る「e-POWER」で大ヒット
▲2012年9月から2020年11月まで生産された2代目ノート。ラゲージ容量は330Lで、当時のライバルであるフィット(363L)には及ばないものの、5名乗車時でもベビーカーを収納できる同社のマーチより広い室内と、使い勝手の良いラゲージを備えていたノート。2代目(旧型)のデビュー時は、ちょうど上質なコンパクトセダンのティーダが絶版になるタイミングだったため、ティーダのユーザー層も取り込むために上質感のあるインテリアが与えられた。
デビュー当初のパワートレインはスーパーチャージャー付き1.2L×CVTと、1.2L自然吸気×CVTの2種類。荷物をたくさん積むこともあるキャラクターに合ったパワフルなエンジンで、燃費も良く、ガソリン車としてはクラストップ(一部グレード)だった。とはいえ、ハイブリッド専用車のトヨタ アクアやハイブリッドモデルのあるホンダ フィットという当時のライバルに対して、燃費も、それに応じて販売台数もかなわなかった。
しかし2016年11月に、エンジンで発電してモーターで走る「e-POWER」を搭載したモデルを追加。ガソリン車とe-POWER車とも4WDが設定され、e-POWERの4WDは後輪にモーターを備えたモーターアシスト方式が採用されている。
このe-POWERによって2代目ノートは大ヒット。クラス年間トップの販売台数を幾度も獲得するまでになった。なお、搭載するe-POWERは第1世代で現行の第2世代とは違ってアクセルペダルのオン/オフだけで停止も可能。より“電動車”色が強くなっている。
▲e-POWER車にはエンジンが発電中か待機しているかがわかる専用メーターが備わる。また、e-POWER登場時に自車を俯瞰で見られるアラウンドビューモニターが用意され、全車フラットボトムタイムのステアリングとなった原稿執筆時点での掲載台数は約4540台。平均価格は約86万円で、平均走行距離は約5万1000km。掲載台数の1/3程度にあたる1400台近くが、総額80万円以下で狙うことができる。
なお、数は少ないもののe-POWER車もこの価格帯から狙うことができる。
▼検索条件
日産 ノート(2代目)×全国【2代目ノートの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長4100~4190mm×全幅1695~1705mm×全高1515~1550mm
室内寸法:室内長2065mm×室内幅1390mm×室内高1255mm
乗車定員:5名
排気量:1198~1597cc
パワーユニット:ガソリンエンジン/ガソリンターボ/ハイブリッド
エンジン最大出力:79~140ps
エンジン最大トルク:106~163N・m
モーター最大出力:前109~136ps/4.8ps
モーター最大トルク:前254~320N・m /15N・m
燃費(JC08モード):18.2~37.2km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:125万~281.3万円
中古車の車両価格帯:9万~229万円
2.日産 マーチ(4代目)
歴代の「フレンドリー」を受け継ぐ、日産を代表するコンパクトカー
▲2010年7月から2022年12月まで生産された4代目マーチ。世界160ヵ国の路面に対応するとしたサスペンションを装備。2013年6月のマイナーチェンジでフロントグリルの「V」字がメッキ加飾された長きにわたり作られてきた日産を代表するコンパクトカー。4代目であるこのモデルは歴代マーチのDNA「フレンドリー」を受け継ぎながら、当時のクラストップとなる低燃費を実現するなど時代に沿った最新性能を備えて登場した。
初めての1台に選ばれることが多かったマーチゆえ、4代目では、そうした人々に “フレンドリー”な車として、シートポジションの取りやすさや視界の広さなど基本性能が磨かれた。
さらに、運転に不慣れな人が駐車時の切り返しでタイヤの向きがわからなくなった場合も安心出できるよう、一部グレードのメーターディスプレイには、タイヤの向きやステアリングの切れ角などを表示。同じく一部グレードには毎日の挨拶や記念日を表示する機能が備えられた。
搭載されたパワートレインは1.2L×CVT。2WDと、モーターアシスト式の4WDがある。
2020年7月には衝突被害軽減ブレーキが標準装備されたが、2022年8月で生産が終了。ちょい広のノートや軽自動車のデイズなどにバトンを渡す格好で、その歴史に幕を下ろした。
▲デビュー時、キーレスエントリー機能やオートライトシステムは一部グレードに標準装備。インテリアカラーはブラック/アイボリー、ナチュラルグレー、ブラックの3種類用意された原稿執筆時点での掲載台数は約860台。平均価格は約47万円で、平均走行距離は約5万500km。走行距離3万km以下の物件でも、総額30万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
日産 マーチ(4代目)×全国【4代目マーチの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3780~3870mm×全幅1665~1810mm×全高1495~1525mm
室内寸法:室内長1905mm×室内幅1370mm×室内高1270mm
乗車定員:5名
排気量:1198~1597cc
パワーユニット:ガソリンエンジン
エンジン最大出力:79~150ps
エンジン最大トルク:106~160N・m
燃費(WLTCモード):17.6~18.6km/L
駆動方式:FF/4WD
新車時価格:100万~356.4万円
中古車の車両価格帯:4.8万~215万円
3.フォルクスワーゲン ポロ(5代目)
クラス水準を超えるクオリティを実現
▲2009年10月から2018年2月まで生産された5代目ポロ。現行型の6代目はついに車幅が1700mmを超えたが、5代目はギリギリ5ナンバーサイズに収まっているup!が登場するまでフォルクスワーゲンのエントリーモデルという役割を果たしてきたポロ。エントリーモデルといっても、特にこの5代目以降は、プレミアムコンパクトと呼ばれるにふさわしい質感や性能を備えている。
デザインしたのは、アルファロメオ 156をデザインした後、アウディやフォルクスワーゲンのデザインを統括する地位にいたワルター・デ・シルヴァ。彼の描いたフォルムを、同社は精緻な作り込みで高品質なポロに仕上げた。
前期型は3種類の1.4Lターボと1.2Lターボが設定され、2014年8月以降の後期型は1.2Lターボと1.4Lターボ、1.8Lターボ、1Lターボ(300台限定)が設定されている。トランスミッションはいずれも7速AT(デュアルクラッチ式2ペダルMT)だが、後期型のスポーツモデル「GTI」には6速MTも用意された。
2014年8月のマイナーチェンジでは衝突被害軽減ブレーキや、ステアリングアシスト機能こそないが全車速追従機能付きACCが標準装備された。このクラスでの採用は比較的早いと言える。
▲デビュー時から外部入力端子付きのオーディオを標準装備。2014年8月のマイナーチェンジでは、タッチスクリーンを備え、スマートフォン連携も可能なインフォテインメントシステムに切り替えられた原稿執筆時点での掲載台数は約310台。平均価格は約78万円で、平均走行距離は約4万7000km。走行距離3万km以下でも、支払総額50万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
フォルクスワーゲン ポロ(5代目)×全国【5代目ポロの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長3995mm×全幅1685mm×全高1445~1490mm
室内寸法:メーカー非公開
乗車定員:5名
排気量:999~1798cc
パワーユニット:ガソリンターボ
エンジン最大出力:85~192ps
エンジン最大トルク:132~320N・m
燃費(WLTCモード):15.9~23.4km/L
駆動方式:FF
新車時価格:199.9万~337.9万円
中古車の車両価格帯:5.8万~228万円
4.トヨタ iQ(初代)
全長3m以下なのに、4人も乗れるシティコミューター
▲2008年11月から2016年3月まで初代iQ。コンパクトボディゆえリアウインドウにもエアバッグを備えていた(世界初)全長3m以下なのに、4人乗れるシティコミューターがトヨタ iQだ。燃料タンクをフラット形状にして床下に収納したり、トランスミッション構造まで変えて実現した緻密なパッケージングによって、大人3人+子供1人(運転席後ろのスペース)を実現した。
最小回転半径は3.9mと軽自動車以下だから、狭い路地の右左折だけでなく、Uターンも簡単に行える。また、全長は2985mmだが全幅は1680mmあることもあって、意外と乗り心地はいい。
当初は1LエンジンにCVTの組み合わせのみだったが、2009年に1.3Lモデルが、2010年に1.3Lの6速MT車が追加された。また、2009年に特別仕様車として2人乗りも設定され、2012年5月の一部改良で1L車に2人乗りが正式に加えられた。
その他、限定スポーツモデルのGAZOO Racing tuned by MN(6MT)とGRMNスーパーチャージャー、さらにアストンマーティンへのOEM車(シグネット)もあった。
▲助手席後ろの後席は大人も座れるが、運転席後ろは子供がやっと。普段は荷物置き場に、たまに人を駅まで送るときに使う、という感じだろう。後席を畳むとスーツケースも載せられる原稿執筆時点での掲載台数は約280台。平均価格は約42万円で、平均走行距離は約7万3000km。走行距離5万km以下でも、支払総額35万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
トヨタ iQ(初代)×全国【初代iQの注目データ】
ボディタイプ:ハッチバック
ボディサイズ:全長2985~3140mm×全幅1680~1705mm×全高1470~1500mm
室内寸法:室内長1560mm×室内幅1515mm×室内高1145mm
乗車定員:2~4名
排気量:996~1329cc
パワーユニット:ガソリン/ガソリンスーパーチャージャー
エンジン最大出力:68~122ps
エンジン最大トルク:90~174N・m
燃費(JC08モード):20.8~21.2km/L
駆動方式:FF
新車時価格:129万~355万円
中古車の車両価格帯:14.7万~518万円
コンパクトカー人気ランキングTOP10
最後に、カーセンサー独自のデータに基づき、新旧モデルを合わせたコンパクトカーの人気ランキングTOP10を紹介する。なお、同ランキングの対象車種は、コンパクトカーの定義はBセグメントを参考に「全長4.2m以下」としている。
第1位|トヨタ アクア(初代)

第2位|日産 ノート(2代目)

第3位|ミニ ミニ(3代目)

第4位|トヨタ ヤリスクロス(初代・現行型)

第5位|ホンダ フィット(3代目)

第6位|トヨタ ルーミー(初代・現行型)

第7位|トヨタ ライズ(初代・現行型)

第8位|ホンダ フィット(4代目・現行型)

第9位|マツダ デミオ(4代目)

第10位|スズキ スイフト(4代目)

【Q&A】コンパクトカーのよくある質問
A.コンパクトカーのボディタイプによる。例えばハッチバックの場合は車高が高くないので、開口部もやや狭く、人によっては乗り降りしづらいと感じるかもしれない。しかし、ミニバンやトールワゴンなら乗り降りも楽ちんだ。
A.ボディサイズの大きい車ほどのスペースはないが、1~2名なら車中泊自体は可能だ。ただ、一部のコンパクトSUVやコンパクトミニバンを除き、床面をフラットにできない車種が多い。隙間を毛布や布団などで床面の隙間を埋めるなど、多少の工夫が必要だ。
A.普段の乗車人数が4名以下ならファミリーカーとして十分に活躍してくれる。コンパクトミニバンなら7名乗りも用意されているので、さらに多くの人を乗せることも可能だ。ただ、コンパクトミニバンの3列目は大人が長時間乗るには少し手狭。あくまで補助席として使うのが吉だ。
※記事内の情報は2024年8月3日時点のものです。

ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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