インジェクション|自動車なんでも用語集

インジェクション(いんじぇくしょん)/[エンジン]

インジェクションとは燃料噴射を表す用語であり、インジェクターが霧状の燃料をエンジン内に噴射するフューエルインジェクション方式のこと。

同じ燃料噴射装置であるキャブレターに対し、インジェクターを吸気バルブの直近に設置できるため霧化に優れていること、さらにベンチュリー(空気を絞っていく流路)がない分、吸入空気流路の抵抗が低減でき、高出力&高レスポンスが得やすいことが利点だ。一方、作動には電気が必要なため、完全にバッテリーが上がってしまうとエンジンを作動させるのが困難である。

以前は高圧の燃料によりバルブを押し上げて噴射する機械式インジェクションであったが、現在では電磁式バルブが用いられ、電子制御式燃料噴射システムと電磁式インジェクターの組み合わせで、精密な燃料流量制御が可能となっている。これにより無駄なくガソリンが燃焼できるため、燃費が向上する。

なお、世界で初めてこの方式を採用した車はメルセデス・ベンツ300SLで、1954年のことだった。