BMWは第1次世界大戦前に生まれた航空機エンジンメーカーのバイエリッシュ・フルークツォイク・ヴェルケ(BFW)が母体となる。BFWは1922(T11)年からバイエリッシュ・モートレン・ヴェルケ(BMW)に改称され、オートバイの製造を皮切りにクルマの本格的な生産に踏み込んでいった。第2次世界大戦の敗戦で経営状態は一時ひっ迫するものの、62(S37)年に登場した1500シリーズの成功で自動車メーカーとしての地位を確固たるものとする。この頃に形成されたFRスポーツサルーンへのこだわりは、今もなお健在だ。
大型化が進む世界標準のセダン
かつてはコンパクトサイズのセダンだったが、今ではミドルクラスからアッパーミドルクラスに位置するようになった主力モデルの3シリーズ。1975(S50)年の発売以来、5代目にあたるモデルが2005(H17)年4月にデビューした。ボディは全幅が1800mmを超えていて、サイズの拡大によって室内空間にも余裕が生まれた。エンジンは2Lの直4Lと2.5Lと3Lの直6の計3機種。定評あるエンジン技術であるバルブトロニックを全車に採用し、直6には量産車初のマグネシウム合金が使われる。基本的には6速ATと組み合わされ、一部のグレードにはMT車もある。(2005.5)
BMW 3シリーズのフルモデルチェンジ一覧
最新デバイスで走行性能がアップ
ラインナップの中で中心となるのが5シリーズ。5世代目となる5シリーズは2003(H15)年8月に発売された。ボディを大型化し、後席の居住空間やトランクスペースを拡大しながらも、アルミとスチールの複合ボディとすることで重量増を抑えて前後50:50の重量配分を実現し、高い運動性能を発揮している。外観のデザインは猛禽類をイメージし、インテリアもドライバーオリエンテッドのスポーティなもの。アクティブステアリングを採用するなど意欲的なクルマ作りがなされている。エンジンは2.5Lと3Lの直6、4.4LのV8の3機種。全車に電子制御6速ATが組み合わされる。(2003.8)
BMW 5シリーズのフルモデルチェンジ一覧
ラゲージ追加の重量増をアルミの使用でカバー
新しくなった5シリーズのツーリングは、2004(H16)年8月に発売された。全長を50mm、全幅を45mm拡大してひと回り大きくなったボディは、居住性やラゲージスペースが大きく改善されている。ボディのAピラーから前の部分をアルミ製として後部のスチールと組み合わせた軽量ボディを実現。エンジンは141kW/245N・mのパワー&トルクを発生する2.5Lの直6DOHCのみの設定で電子制御6速ATと組み合わされる。セルフレベリングコントロール機能付きのアルミ製サスペンションによって優れた操縦安定性と乗り心地を両立させている。(2004.6)
BMW 5シリーズツーリングのフルモデルチェンジ一覧