スライドドアでないミニバンが“おいしい”理由
ミニバンと言えばスライドドアというほど、両者は切っても切り離せない関係にあります。でも、ミニバンの中にもスライドドアを持たない車もあるんです。その代表格が、みなさんご存知オデッセイですね。今やホンダの稼ぎ頭の一つと言えるほどの人気っぷりです。

先ほどミニバン=スライドドアと言いましたが、オデッセイが証明しているとおり、実はスライドドアではないミニバンの需要も確実にあるんです。ただ、いかんせんオデッセイの中古車は高い。それはなぜなら、オデッセイに人気が集中しているからです。「それしかないんだから仕方ないだろ」って?いやいや待ってください。今回のおいしい中古車は、スライドドアではないミニバンで、圧倒的に相場が安い一台をご紹介しましょう。

オデッセイと同じくスライドドアではないミニバンでありながら、その人気をほとんど持ってかれてしまった悲しいモデル、その名は三菱グランディス。「え、グランディスってスライドドアじゃないの?」という方も多いかもしれません。
三菱 グランディス 三菱 グランディス インパネ
↑吊り上ったフロントライトなど、外観はシャープなデザイン(左)インパネは機能的で操作類は中央にまとめられている(右)

ハイ!グランディスはスライドドアではないんです。そもそもミニバンはスライドドアが人気なので、そういう方はグランディスには見向きもしません。しかもアンチスライドドア派はオデッセイに流れてしまい、気づけばグランディスは忘れ去られた存在に…。おかげで今や相場の下端は100万円以下。オデッセイよりも圧倒的に安く買えるプライスがついています。

どのくらい両車の価格が違うか同じような条件で物件を比べてみると

オデッセイ:2.4M+’04年式+1.8万km+修復歴なし=228万円
グランディス:2.4スポーツ+’03年式+1.8万km+修復歴なし=129万円

確かにオデッセイのほうが1年新しいのですが、たったそれだけでグランディスはなんと約100万円も安いのです。新車時の価格ではグランディスのほうが高いにも関わらず…。

ノンスライドドアのグランディスこそ“買い”の一台
さてそのグランディス。CMのキャッチコピーを覚えていますか?「35歳からのグランディス」。酸いも甘いも知り尽くした大人をターゲットにした車だけあって、実はとてもお金をかけて開発されているんです。
三菱 グランディス 6SRSエアバッグ 三菱 グランディス シートアレンジ
↑充実した安全装備により同乗者の安全を確保される(左)3列目シートが分割で倒れることによりアレンジの幅は広い(右)

エンジンは新開発の2.4L MIVECを搭載し、6SRSエアバッグで安全装備も充実。さらに3列目シートには、世界初の左右分割床下収納機構が採用されているので、用途に応じたシートアレンジが可能です。このように実用面も非常に考えて作られています。

ついでに言えば、よく中古車で気になるタバコなどのニオイ。これについてもグランディスは、自動車で初めてタバコや生活臭、ホルムアルデヒドや有機溶剤などの化学物質を分解する加工を天井材に施しているんです。

これだけしっかりつくられた車なのに、今や100万円以下。ドライブに行けば同じ車に出会う確率の高いミニバン市場の中にあって、今グランディスに乗っていたらとっても“オシャレ”に映ると思いますよ。もちろん35歳以上じゃなくたって。

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