新タイヤ「P Zero Silver」は2012年に限定発売!

ピレリ記者会見|日刊カーセンサー
P Zero Silver|日刊カーセンサー

イタリアのタイヤメーカーであるピレリが10月5日(水)にイタリア大使館で記者会見を行い、新製品の発表を行いました。この日発表されたのは、F1から新たなコンセプトを得て製造された、シリーズ最高級タイヤとなる「P Zero Silver」です。

P Zero Silverはクーペやスポーツセダンのロングドライブでトップレベルの性能を発揮するタイヤで、製造の全工程はF1タイヤのコンパウンドが製造されているイタリアのセッティモ・トリネーゼで行われています。日本では2012年春に発売を予定しているP Zero Silverですが、発売時期やタイヤサイズなどの詳細は、後日ピレリから発表されます。詳細情報が今から気になりますね。

P Zero SilverのベースとなるF1タイヤの開発においては、タイヤを供給するにあたり、レースを統括するFIA(世界自動車連盟)から、走行距離が100~120km以上になると性能が低下するタイヤを求められました。300kmを超えるレースを走り抜くタイヤの開発も可能でしたが、あえて寿命の短いタイヤを供給することにより、今シーズンはレース中の追い越し回数が前シーズンの620回を超え、作戦面での幅が広がってよりエキサイティングなレースになりました。

新製品発表の会場には、ピレリジャパン株式会社 代表取締役社長マルコ・エッリ氏(左)と、ピレリモータースポーツ・ディレクターのポール・ヘンベリー氏(右)に挟まれて、冬用タイヤのPRキャラクターを務めるフィギュアスケートの安藤美姫選手が、あでやかな着物姿でゲストとして登場しました。安藤選手は「フィギュアスケートのスピンやターンといった技術は、F1と同様にテクニックやパワーをコントロールしないとできません。今週末は楽しみにしています」とレースへの期待を寄せていました。

ピレリタイヤホームページ
www.pirelli.co.jp/
Text/カーセンサー編集部