Report/古賀 貴司

ローン支払額で購入検討すべし!

中古車を買うからには、注目したいのはコストパフォーマンスです。絶対的金額が高い車も選んでいますが、買える人には胸を張ってオススメできるものです。残念ながら自分では買えないモノが多いんですけどね…。ダメダメ、新年早々ブルーな気分になっている場合ではありません。一生乗るという前提を捨てて、毎月のローン金額で乗ることを考えましょう!そうすれば、手が出るものばかりに変わります。気になる車は中古車カタログや物件をクリックしてみてください。

第5位はベントレーコンチネンタルGT。新車時価格はコミコミ2000万円オーバーの超高級車。それが1300万円くらいで買えるようになっています。絶対的な金額は高いんですけどね…。ベントレーらしさがないとか、所詮VW車の流用とか、マニアックな、批判めいたコメントをする人もいます。でも乗ってみると、車としての出来栄えに欠点はありません。新車のレクサスLS600hよりも安い、ということでオススメでしょう。

第4位はM・ベンツSLクラス。SLクラスはいつの時代でもセレブに愛されている名車。ちょっとしたスポーツカーほど速いし、ちょっとした高級サルーンほど快適です。見た目も美しいし、その時代における最高峰の技術をテンコ盛りしている車でもあります。旧型は200万円も出せば、結構程度の良いものが狙えます。しかし、新春一発目ですので、あえて現行モデルをオススメします。新車時価格の半額以下で狙えるようになっているんです。頑張りましょう!

第3位はVWニュービートル。旧型ビートルのデザインモチーフを引き継いだ、リメイク版ですね。同じリメイク版であるミニは中古車市場で高値安定していますが、ニュービートルは順当に値落ちしています。クーペなら100万円も出せば、十分に狙えます。本当のことを言えばカブリオレが欲しいのですが、カブリオレは200万円と手が出せません。いはやは、それにしても愛嬌たっぷりの車です。公園で可愛い犬を散歩させているのと同じ感覚でしょう。

第2位はトヨタハリアーハイブリッド。エンジンと電気モーターの組み合わせがもたらすのは、図太いトルク。中間加速は、そんじょそこらのスポーツカーには負けません。ハイブリッドの新たな可能性を感じさせてくれます。それでいて燃費も、同クラスのSUVではダントツに秀でています。そういう意味で、実は未来感たっぷりの車なんです。不思議なほど中古車市場では高値安定していて、400万円を下回る物件はなかなか見かけません。踏ん張りどころですね。

第1位はポルシェ911(旧型)。996型と呼ばれているものです。90年代前半の911(964型)が200万~400万円、90年代中盤の911(993型)が300万~500万円、そして996型が400万~700万円で推移しています。歴代911のなかでもっともお買い得なんです。空冷エンジンに比べてメンテナンスコストは圧倒的に安いし、300万円台後半から探せます。964型、993型の中古車相場が固定化されつつありますから、996型もおそらく今後の変動は少ないでしょう。今が買い時!

フォトコレクション

写真:第5位:ベントレーコンチネンタルGT

第5位:ベントレーコンチネンタルGT

写真:第4位:M・ベンツSLクラス

第4位:M・ベンツSLクラス

写真:第3位:VWニュービートル

第3位:VWニュービートル

写真:第2位:トヨタハリアーハイブリッド

第2位:トヨタハリアーハイブリッド

写真:第1位:ポルシェ911

第1位:ポルシェ911