日産 セレナ ▲逆台形グリルやウェーブして後端でキックアップするウエストライン、大きな三角窓など随所に現行モデルの面影が残される新型セレナ。エアロパーツ非装着車は5ナンバー幅を死守する

日産 セレナ、5ナンバーボディを維持か?

セレナは日本独特のミニバン需要に合わせて用意されている看板車種だ。2016年のデビューから6年を経て、世代交代で一新される日産の看板車種はどんな進化を遂げるのか。

キックスやノート、エクストレイルを見てわかるように近年の日産は、国内向け車種を「e-POWER」のみに集約して電動化を進めている。

しかし、セレナはフリート販売や予算に余裕のない子育てファミリーをもターゲットに定めるため引き続きガソリン車もラインナップされる。しかも、スターター兼ジェネレーターが省かれ純エンジン車に退化するようだ。

2022年にモデルチェンジされたライバルのトヨタ ノア/ヴォクシー、ホンダ ステップワゴンは相次いで3ナンバー幅に拡幅されたが、新型セレナはシャシーが現行モデルから流用されることもあり5ナンバー幅が維持される(ハイウェイスターは3ナンバー幅を踏襲)。
 

日産 セレナ▲マガジンX編集部予想による新型セレナの主要スペック

エルグランド廃止を暗示するバリエーション展開

上記予想スペックにあるとおり「e-POWER」には、新開発の1.4Lエンジンが初搭載される。現行モデルの1.2Lより発電時の「頑張ってる感」は抑えられるだろう。駆動用モーターも出力向上が図られる。

独自の安全運転支援システム「プロパイロット」は全グレードに標準装備される。メーカーオプションのナビを装着すると地図データに合わせてカーブ前で車速が制御される「ナビリンク機能」が加わる。

ベーシックな「X」、中核の「XV」、専用エクステリアが人気の「ハイウェイスターV」がラインナップされる点は現行モデルと同じ。

現在、「ハイウェイスターG」を名乗っている最上級グレードは新名称「LUXION(ルキシオン)」が与えられてプレミアム感がアピールされる。

ワンクラス上のLクラスミニバン所有者をターゲットにするこのモデルは、ホンダのステップワゴンスパーダに設定される「プレミアムライン」と同じだ。

これは、エルグランドがいずれ廃止されることを意味しているのかもしれない。

「LUXION」のみ、前述の「プロパイロット」に高速道路走行時のハンズオフ運転が可能な「バージョン2」が採用される他、「移動物検知機能付きアラウンドビューモニター」、合皮シートなどが装備されるなど豪華装備などもポイント。

新型セレナは2022年11月に発表され、まずはガソリン車が売り出される。「e-POWER」は2023年春、追って発売される予定だ。

※2022年10月21日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2022年11月
■全長×全幅×全高:4690×1695×1870(mm)
■搭載エンジン:電気モーター+発電用1.4L直3 他
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部