▲クーペ入門。

国産車ではレアな存在になりつつあるクーペ

クーペは贅沢で“パーソナル”な雰囲気が存分に漂う車です。スポーツカーを除けば、一般的にはセダンをベースに2ドアモデルにしています。よって、車内は広いのにフロントシートに座る人のことをメインに作られているのです。ただ、セダンに比べて販売台数は見込めないからか、新車時価格は高めに設定されることが多いです。

最近の新車市場では、国産クーペは希少になりました。日本でのクーペ需要がどんどん減っている証でしょう。その点、日産 スカイラインクーペ(現行型)は「よくぞ投入した!」と賞賛したくなるような存在です。旧型スカイラインセダン(V36型)のプラットホームをベースに流麗な姿を生み出し、スポーティなルックスを裏切らない俊足ぶりです。

現行型スカイラインクーペは3.7L V6エンジン搭載し、最高出力は333ps、0→100km/h加速は6秒台(マイナーチェンジ後は5秒台後半)。スポーツカーではありませんが、十二分にスポーティです。しっかりしたボディ、しなやかな足回り、“ほどほど”に高級感漂うインテリア、と褒めるべき点ばかりが挙げられます。

スカイラインクーペのリアシートは、大人でも“座れる”設計になっています。とはいえ、2人使いが理想的でしょう。若いカップルにもお似合いですし、スカイラインクーペの大人な雰囲気は子育てを終えたご夫婦にもぴったりです。

▲インテリアのデザインはベース車のスカイラインと基本的に同じです ▲インテリアのデザインはベース車のスカイラインと基本的に同じです
▲エクステリアでは、リアフェンダー回りの筋肉質な膨らみが躍動感を生み出しています ▲エクステリアでは、リアフェンダー回りの筋肉質な膨らみが躍動感を生み出しています

200万円以下でもカーセンサーアフター保証対象車が狙える

デビュー時の新車価格は369万6000円~でした。しかし、HDDナビや本革シートなどのオプションを注文すると400万円超となってしまったものです。絶対金額は高額に聞こえるかもしれませんが、それでも輸入車勢のクーペに比べると圧倒的なコストパフォーマンスを誇っていました。そして、総額100万円台から狙える今、そのコストパフォーマンスの高さはもっと際立っています。

デビュー後しばらくは高値で安定していましたが、デビューから約8年が経過した今ではカーセンサー掲載物件の平均車両価格/平均走行距離は約187万円/約5万km(2015年10月21日現在)。車両価格のボリュームゾーンは140万~220万円で、総額100万円台のカーセンサーアフター保証対象車も存在します。アフター保証を付けておけば、範囲内なら万が一のトラブルでも保証修理を受けることができます。

トランスミッションはATとMTが設定されていますが、ポルシェのようにMTの方が高い、という現象には見舞われていません。また、オプションだったHDDナビを装着している中古車が多く、特にグレードによる価格差も見受けられません。

比較的大きな排気量で燃費もそれなりですが、パワフルでしなやかな走りが運転する喜びをもたらしてくれます。ちょっとした移動でもロングドライブと様々なシーンで大活躍。ギラギラ感こそありませんが、普通の車とは違う十二分に優雅な雰囲気に浸れます。100万円台でも狙えるお手頃さといい、「クーペのエントリーモデル」としてもオススメしたい1台です。

▼検索条件

日産 スカイラインクーペ(現行型)×総額200万円以下×CSA保証対象車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額200万円を超える場合があります