▲ファッションブランド「s.f sukoshifushigi」を立ち上げたファンタジスタさくらださん。当初は車に全く興味がなかったようだが……▲ファッションブランド「s.f sukoshifushigi」を立ち上げたファンタジスタさくらださん。当初は車に全く興味がなかったようだが……

ファッションブランドとコラボした車!?

女性エンターテインメント集団「あやまんJAPAN」の元メンバーとして活躍し、現在はオリジナルファッションブランド「s.f sukoshifushigi」をオープンするなど、多岐にわたる活動を展開しているファンタジスタさくらださん。

お子さんが大きくなってきたこともあり、夫であるスチャダラパーのBoseさんはさくらださん用の車を買うことを考えていた。しかしBoseさんが勧めるのは、自分の好きなMTの古いヨーロッパ車ばかり。

「壊れるからいや!」
「普通に乗れる車にしよう!!」
「国産の軽自動車やコンパクトで十分!!!」

と、さくらださんはBoseさんの提案をことごとく却下。Boseさんもお手上げ状態になっていたという。

ところがある日Boseさんが何の気なしにカーセンサーnetを見せたことで状況が一変。

そこに出ていたのはイタリアのファッションブランド『GUCCI』と『フィアット』がコラボした、「フィアット 500 by GUCCI」という限定モデルだった。

フィアット 500 by GUCCI

▲グリーン・レッド・グリーンのストライプや「GUCCI」のロゴがいたるところにあり、一目でグッチとわかる▲グリーン・レッド・グリーンのストライプや「GUCCI」のロゴがいたるところにあり、一目でグッチとわかる
▲シートベルトを付けた瞬間、グッチの服をまとっている気分になれるという▲シートベルトを付けた瞬間、グッチの服をまとっている気分になれるという

さくらださん:え!? グッチって車も出しているの?? ってビックリしました。私はハイブランドは全然追いかけていないのですが、グッチだけは別。2016年にデザイナーが代わってからゴージャスカジュアルやヒップホップテイストが増えて、サブカルチャーやアートが好きな人たちが手にしているんです。私もグッチのバッグを買っちゃったくらい

このモデルが登場した頃のグッチはハイブランドの王道のような存在で、オーセンティックなイメージだった。

そんなブランドがポップなフィアット 500とコラボしたということでたちまち人気モデルになったが、グッチのファンはあまり触手が動かなかったのではないか。

ところがブランドイメージが変わったことで、逆に今のグッチのファンに刺さるモデルになった。

さくらださん:グッチはバッグやスニーカーで数十万円するのが当たり前なんですよ。なのにグッチの車が200万円以下で買えるって超お得じゃないですか!

500 by GUCCIが納車されてから、さくらださんは車に乗るのが楽しくて仕方ないという。

by GUCCIのシートベルトはおなじみのグリーン・レッド・グリーンのストライプ(Web Stripe)になっており、ドアを開けたときに見えるステップもグッチのモノグラムだ。

さくらださん:ドアを開けてシートに座り、シートベルトをつけるという“儀式”によってグッチの洋服を着ている気分でウキウキするんです。友達からも大ウケですよ

と、すっかりお気に入りの様子だ。

フィアット 500 by DIESEL

▲ネイティブアメリカンがモチーフのモヒカン男性▲ネイティブアメリカンがモチーフのモヒカン男性
▲シートも専用のもので、デニムをイメージしたデザインとなっている▲シートも専用のもので、デニムをイメージしたデザインとなっている

実はフィアット 500にはイタリアのファッションブランド『DIESEL』とコラボした「フィアット 500 by DIESEL」という限定車が存在する。

筆者もそのオーナーの一人。

by DIESELはシートがデニムデザインになり、リアとホイールにブレイヴマン(タグなどにある、ネイティブアメリカンをモチーフにしたモヒカン男性のイラスト)が描かれる。

ボディカラーは他の車ではまず見かけないくすんだグリーン(ディーゼルグリーン)。

フィアット 500はよくすれ違う車だが、by DIESELに限ってはほぼ見かけることはない。

その優越感や、好きなファッションブランドの洋服と車をコーディネイトする楽しさから、買って5年近くたってもまったく手放す気にならないほどだ。

実はけっこうあるファッションブランドとのコラボモデル

実はフィアット 500以外にも、人気ファッションブランドとコラボしたモデルがあるのをご存じだろうか。

好きなブランドのコラボモデルを手に入れると、毎日の暮らしに張りが出て、車に乗るのがワクワクするに違いない。

今回は、そんなブランドコラボモデルをさらに6台紹介しよう。

限定モデルということで流通量が少なめなモデルも多いが、中古で買えるモデルがほとんどなので、ぜひ参考にしてみてほしい!

DSオートモビル DS 3 ジバンシィ ル メイクアップ

▲フランスの自動車メーカーDSオートモビルと『パリ ジバンシィ』がコラボしたモデル「DS3 ジバンシィ ル メイクアップ」▲フランスの自動車メーカーDSオートモビルと『パリ ジバンシィ』がコラボしたモデル「DS3 ジバンシィ ル メイクアップ」
▲女性をターゲットにしており、車内には上品な薄ピンクが使われている▲女性をターゲットにしており、車内には上品な薄ピンクが使われている

2016年11月に登場したDS 3の限定車。パリのコスメティックブランド『ジバンシィ』とコラボした、女性をターゲットにしたモデル。

ボディカラーは女性の肌をイメージしたテクスチャー塗装「ブラン オパラン」。ダッシュボードは薄ピンク色になっている。

このダッシュボードは女性の肌を健康的に見せる効果を狙ったものだという。

販売台数はハッチバックが40台、カブリオが20台と極少。

新車販売時にはセンターアームレスト内に、ジバンシィのメイクアップセットが標準装備となっていた。

さすがに中古車でこのセットが残っている可能性は低いが、気になる女性は注目を! 2019年2月7日現在、1台だけ流通していた。

ダイハツ ウェイク モンベル バージョン

▲ダイハツの軽自動車ウェイクと、アウトドアで有名な『モンベル』がコラボしたモデル「ウェイク モンベル バージョン」▲ダイハツの軽自動車ウェイクと、アウトドアで有名な『モンベル』がコラボしたモデル「ウェイク モンベル バージョン」
▲アウトドアブランドのコラボということで、外遊びを存分に楽しめるような装備が付いている▲アウトドアブランドのコラボということで、外遊びを存分に楽しめるような装備が付いている

アウトドアブランドの『モンベル』とコラボしたダイハツ ウェイクが2015年に登場!

このモデル専用となるホワイトパール3のボディカラーに専用デカールを配置。インテリアでは専用デザインのインパネトレイマットとインパネセンタートレイマットを採用。

そしてシートには全席にモンベルがウェイク専用に開発したオリジナルシートエプロンが装備される。

モンベルとウェイクのコラボモデルは、同時発売となったサーファ向け情報サイト『波伝説』とウェイクのコラボモデルと合計で1500台の限定販売。

2019年2月7日現在、流通台数は1台のみであったが、今後流通台数も増えてくることが見込めるため、軽でも外遊びを楽しみたい人はぜひ気長に探してみてほしい。

スズキ エスクード ヘリーハンセンリミテッド

▲スズキの本格SUVエスクードと、マリンスポーツでおなじみの『ヘリーハンセン』がコラボしたモデル「ヘリーハンセンリミテッド」▲スズキの本格SUVエスクードと、マリンスポーツでおなじみの『ヘリーハンセン』がコラボしたモデル「ヘリーハンセンリミテッド」
▲シートは防水仕様になっており、「HH(ヘリーハンセン)」のロゴが付く▲シートは防水仕様になっており、「HH(ヘリーハンセン)」のロゴが付く

マリンスポーツファンから人気の高い『ヘリーハンセン』とエスクードがコラボ。

2007年には2L車をベースに、2008年は2.4L車をベースに「ヘリーハンセンリミテッド」を発売した。

マリンスポーツブランドらしく、シートは2トーン柄の専用防水シートに。他にも専用のロゴ入りメーターパネル、専用シフトパネル&ウインドウスイッチベースが装備される。

エクステリアには専用メッキグリルやアンダースポイラーを装備。ホイールは18インチになる。

2019年2月7日現在、5台の中古車が流通している。

スズキ ジムニー KANSAI

▲スズキの軽自動車SUVジムニーと、世界的に有名なファッションデザイナーの山本寛斎がコラボした「ジムニー KANSAI」▲スズキの軽自動車SUVジムニーと、世界的に有名なファッションデザイナーの山本寛斎がコラボした「ジムニー KANSAI」
▲山本寛斎デザインのオレンジ色の専用シート表皮&ドアトリムクロスを採用▲山本寛斎デザインのオレンジ色の専用シート表皮&ドアトリムクロスを採用

2代目ジムニーには、デビューして間もない1999年に、世界的ファッションデザイナーの山本寛斎氏とコラボしたモデルが存在するのをご存じだろうか。

その名も『ジムニー KANSAI』。

ジムニーの特長である「機動性・力強さ」を寛斎流に解釈し、ファッショナブルにアレンジ。

街にもアウトドアにも似合うようデザインされている。

ボディカラーは砂漠を連想させる専用車体色のウィローグリーン(ごく薄く緑がかったベージュ)と、サターンブラックメタリック(黒)の2種類。

シートは山本寛斎デザインの専用シート表皮を採用している。

2019年2月7日現在、16台の中古車が流通している。

スバル インプレッサハッチバック ビームスエディション

▲スバル インプレッサハッチバックと、ファッションブランド『BEAMS』がコラボしたモデル「インプレッサハッチバック ビームスエディション」▲スバル インプレッサハッチバックと、ファッションブランド『BEAMS』がコラボしたモデル「インプレッサハッチバック ビームスエディション」
▲BEAMSが内外装をデザインしている。メーターには専用のロゴが付く▲BEAMSが内外装をデザインしている。メーターには専用のロゴが付く

スバルと人気セレクトショップ『BEAMS』がコラボして開発されたのが、2007年11月に登場したインプレッサハッチバックがベースのビームスエディション。

内外装デザインはビームスが担当している。

ボディカラーはビームスエディション専用色となる「アクティブオレンジパール」「ブリリアントブラウンパール」「スティールシルバーメタリック」の3種類。

それぞれ、インテリアはボディカラーとコーディネイトされている。そしてシートはビームスエディション専用本革シートになる。

排気量は1.5Lと2Lがあり、2019年2月7日現在、流通している中古車は1.5Lが5台で2Lが1台。支払総額50万円以下でも見つけやすくなっている。

マセラティ グランカブリオ フェンディ

▲イタリアの高級スポーツカーメーカーのマセラティと、イタリアの高級ファッションブランドの『フェンディ』がコラボしたモデル「グランカブリオ フェンディ」▲イタリアの高級スポーツカーメーカーのマセラティと、イタリアの高級ファッションブランドの『フェンディ』がコラボしたモデル「グランカブリオ フェンディ」
▲シートはフェンディおなじみのズッカ柄。使用されるレザーも厳選された最高級のものだという▲シートはフェンディおなじみのズッカ柄。使用されるレザーも厳選された最高級のものだという

2011年に発表された、マセラティのイタリアのハイブランド『フェンディ』のコラボモデル。

フェンディ家3代目のデザイナー、シルヴィア・フェンディ氏がデザインを担当した。

フェンディのブランドロゴをホイールやシートにあしらい、フェンディの最高級レザーをインストルメントパネルカバーやシフトレバーブーツに採用。

また、フェンディのブランドカラーであるイエローが随所に散りばめられているのも特徴。このモデルは全世界50台限定で、日本への割り当てはわずか2台だったという。

ハイブランド同士のコラボで、注目度が高いモデルだが、カーセンサーでの流通台数は0台。残念ながら手に入れることは難しそうだ。

text/高橋 満(BRIDGE MAN)
photo/柳田由人、シトロエン、ダイハツ、スズキ、スバル、マセラティ